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放課後の憂鬱   第10章 陥穽(6)


  
                                          


【第10章 (6)】



        
        もう一度藍はみんなを見回した。さっきよりも雰囲気が殺気立っていた。
        このままでは・・・ナニをされるか分からない。藍の顔が、泣きそうに
        歪んだ。
        その時、ゆうこが声をかけてきた。

        「そうよ、藍。ここで裏切ったら、もう仲間じゃないから。どんなコト
        が起こっても、藍のせいだからね。」
        「・・・わかった。着替えるから・・へんなこと・・しないで・・」

        とうとう藍が言った。覚悟を決めるしかなかった。あの写真をばらまか
        れるだけでなく、ここから帰してくれそうになかった。

        (さちもゆうこも・・先輩もいる。まさかここで・・)

        そう思う反面、着替えなかったら無事で済まない予感に怯えた。

        藍は手に持っていたレオタードを、もう一度見てみた。裏地も、胸パッ
        トもなかった。いや、それが取り去られた跡があった。
        それを着ると、下着も無しでそのレオタードを着るとどうなるか、すぐ
        に想像できた。

        藍はレオタードから手を離すと、泣きそうな顔を高科に向けた。しかし
        高科は頷いているだけだった。
        それが「藍、頑張れ!」と言っているように見えた。そう思うしかなか
        った。

        そのとき、さちが照明の中に入ってきた。ニコッと微笑むと「はいっ!」
        と手を差し出した。
        重苦しい雰囲気の中で見た笑顔に、救われる気がした。藍はその笑顔に
        つられるように、ブラウスを渡した。
        さちは、ブラウスを受け取ると、すぐに照明の外へ消えた。その時、机
        の上からレオタードを一緒に持っていってしまった。

        もう藍は、みんなに言われるまま、脱ぐしかなくなった。
        それでもしばらく、両手で胸を覆ったままグズグズと立ちつくすだけだ
        った。

        が、高科から「さあっ!」ともう一度声をかけられると、おずおずと片
        手を下ろした。そしてスカートのファスナーを下ろし、ホックをはずし
        た。
        パサッという音とともにスカートが床に落ち、藍は下着姿になった。

        「おおっ!」

        吉田たちが歓声を上げた。藍はその声が耐えられなかった。耐えられな
        いほど恥ずかしかった。片手を胸に、もう一方の手でをパンティの前に
        しっかりと当てていた。
        身体が震えていた。

        「さ、ブラを取って。」

        高科が容赦なく言った。
        そう言われると、藍は辛そうに背中に手を持っていき、ブラのホックを
        外した。そして手で胸を隠したまま、片方ずつ腕からブラを抜き取った。

        さちが再び近寄ると、スカートとブラを取りあげ、持ち去った。

        「両手をどけてくんないかなぁ・・・それじゃ撮影がすすまないんだ!」
        吉田が、苛立った声で言った。

        「い、いや・・・できない」
        藍は、小さな声で答えるだけだった。

        「それじゃあ藍ちゃん、約束がちがうぞ・・・」
        吉田が言いかけるのを、高科が押さえた。

        「いや、藍ちゃんならやってくれるよ。ね、藍ちゃん、約束破るような
        こと、しないよね?」






※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。
  無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみの
アブナイ体験とSMチックな官能小説




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