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もえもえ マーメイド・ママレード  第13話



  
                                          



【第13話】



もえもえの背後で腰を振っていた車山もいよいよ余裕がなくなってきたのか、息遣いがかなり荒くなっていた。

「ううっ……オレもうイキそうだ……先生いっしょにイコうよ~!」

もえもえは返事をしなかった。
いや、正確には返事ができなかった、と言うほうが正しいだろう。
愛とは無縁のケモノじみた強引な性交。
望まないのに確実に絶頂に導かれていく肉体。
もえもえはそんな自分が忌々しかった。
可能な限り感情を抑えていたもえもえだったが、絶頂が間近であることは外目からもはっきりと見て取れた。
呼吸が乱れ、手足に緊張が走り、身をよじらせる。さらには車山だけが知り得ることだが膣の収縮が活発になっていた。

「はぁぁっ……ふぅぅ……んんんぅぅ……ああ……んあああっ……んくっ……あっ……ああぁっ」

男たちの前で絶頂への架け橋を登っていくもえもえ。
肌は羞恥に染まり真っ赤になっていた。

(ズンズンズン!ズンズンズン!ズンズンズン!)

「あぁ、いや!あぁぁぁ…だめぇ~!もうダメぇ!」
「おおっ、先生、イキそうなのか!?いいぞ、その調子だ!オレも発射寸前だ!」
「ダメっ!中に出さないで!」
「ふぅふぅふぅ、し、心配しなくていいよ!イク寸前に抜くから!だ、だから安心してイクんだ、先生!」

(パンパンパンパン!!ズンズンズンズンズン!!)

車山の腰の動きが一段とせわしくなった。
周りの男たちももえもえの登頂の瞬間を食い入るように見つめている。

「あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、もうダメぇ~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
「ぐお~~~っ!オレも限界だぁ~~~!!」

獣と美獣のおたけびが広いプール内に轟く。
もえもえが達した直後、車山はイチブツを無造作に引き抜いた。
先端がピクピクと痙攣して白い液体が発射された。
白い液体はもえもえの白い肌に容赦なく降り注がれる。

「あぁぁぁ……」
「はぁはぁはぁはぁはぁ……ふう~、最高だったよ、先生……」

もえもえがサポーターを忘れたことに端を発した災厄劇もようやく終幕の時を迎えた。
男たちは掛け時計に目をやった。
すでに定刻を3分過ぎている。
レッスン中なら警備員は来ないが、定刻を過ぎると様子を窺いにやって来るかも知れない。
車山は急いで水着を着るようにもえもえに言った。
ところが一度濡らした水着は簡単に着れるものではない。
競泳水着であればなおさらだ。
間に合わないと思ったもえもえは、身体にバスタオルを巻きつけ更衣室へ向かおうとした。

(やっとこれで車山たちから解放される)

と思ったのも束の間、後方から車山が呼び止めた。

「先生、着替えたらロビーに来てくれるかな?」
「え?約束は守ったじゃないですか。これ以上私に何の用があると言うのですか」

もえもえは険しい表情で車山に言葉を返した。
ところが、不愉快さをあらわにしたもえもえに対して、車山は全く動じていない。

「先生って生徒には平等じゃないといけないと思うんだ」
「え?そうですか?私は車山さんや皆さんには公平に接してるつもりですけど」
「そうだろうか?今日のレッスン、オレはたっぷり教えてもらったけど、他の皆さんはまだ物足らないって言ってるんだけど」
「そ、そんなあ……私、ちゃんと皆さんとの約束を守ったのに……」

もえもえは涙声に変わった。
やっと地獄のような凌辱劇から解放されたと思ったのに、まだ不足だという。

「いや、オレは無茶なことは言ってないと思うんだ。皆さんにもオレと同じように満足のいくレッスンを受けさせてやって欲しいだけなんだ。なあ、宮本さん、そういうことだよね?」
「そのとおりです。今日は明らかにレッスン不足ですよ。場所を変えてぜひレッスンをお願いしたいものですね」
「野崎さんと山下君はどうなの?」
「僕も宮本さんと同じ意見です」
「オレも今日は全然練習不足でしたよ。これじゃ月謝を返して欲しいくらいだわ。オレやっぱり辞めようかな?」
「や、辞めるなんて言わないでください!お願いですから」

困惑した表情のもえもえに、さらに車山は追い打ちをかけた。

「オレはレッスンを受けたから辞めるなんて言わないけど、他の三人はこのままじゃ辞めるかも知れないよ。先生、覚悟しておいた方がいいと思うよ」
「それは困ります!辞めるなんて言わないでください!」
「だったら、辞めさせないように努力するしかないじゃないの?」
「努力?どうすればいいんですか」

もえもえは尋ねた。

「それは簡単なことだよ。今からオレのクルマに乗ってある場所に行く。今夜はそこで他の皆さんにもたっぷりとレッスンを付けてくれたらいいんだよ。ねえ、皆さん、そういうことだね?」
「はい、そうです」
「そのとおりです」
「こんなところで話してても時間を食うばかりだから、早く行きましょうよ、先生」

催促をする山下の目は爛々と輝いている。

「分かりました……今夜はあなたたちに従います。でも約束してくださいね。絶対に辞めると言わないと」
「もちろんだよ。約束するよ」
「ちゃんとレッスンさえ受けさせてくれたら辞めるなんて絶対に言わないから」
「私も同様です」

「よし決まった。善は急げだ。クルマを表に廻しておくから、みんなは着替えが終わったらジムの玄関に集合だ」

車山はそういい残しシャワールームへと消えていった。

プール内で惨憺たる辱めを受けたもえもえに、この後一体どのような出来事が待ち受けているのであろうか。
後部座席に同乗したもえもえは陰鬱な表情で車外の景色をぼんやりと眺めていた。

まもなくもえもえを乗せたクルマは派手なネオンが灯る建物へと吸い込まれていった。

【もえもえ マーメイド・ママレード  完】





 




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