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放課後の憂鬱   第10章 陥穽(3)


  
                                          


【第10章 (3)】



        
        明るい照明の中央に立つ藍を、いつの間にか部員達がが取り囲むように
        していた。みんなの顔は、照明を背後から受け表情がよく見えず、それ
        が一層藍を不安を大きくしていた。

        藍は恐る恐る聞いた。

        「・・・考えって?」
        「いままでの撮影の写真とビデオ、俺たちが持ってるんだよ。・・・それ
        ってどういうコトか、わかるよね?」

        吉田の、その言葉で藍は「恐れていたこと」がついに起こったと思った。
        この撮影が始まった時から、いつかこんなことになるのでは、とずっと
        思っていた事・・・しかし藍はここで負けちゃいけないと、勇気を振り
        絞って言った。

        「・・・それであたしを・・脅すんですか?」

        吉田は続けた。

        「あれあれ、藍ちゃん、人聞きの悪いこと言うなぁ。まぁ似たようなも
        のかな。でもこの写真とビデオ、みんな欲しがると思うよ?」
        「・・・・」

        藍が黙っていると、今度は柴田が口を開いた。

        「それにね・・・」

        柴田はそういうと、数枚の紙を藍に見せた。そこにはインターネットの
        アドレスらしいものがびっしりと印刷されていた。

        「・・・なに?・・これ・・」
        「これね、全部インターネットのアダルトサイトのアドレス。ここに写
        真とビデオ、掲載してもらおうと思ってるんだ。」

        「えっ? そ、そんなこと、できるの?」
        「そりゃ、俺たちにはマスコミにコネなんかないからさ。こんなの持っ
        てったって相手にもされないだろうけどね。いい時代になったよなぁ。」

        藍は、写真やビデオを友達に売りつけることぐらいしか考えていなかっ
        た。
        そんなことなら「事務所」で処理してくれる、と思っていた。

        藍自身に経験はなかったが、こっそり撮された写真をもとにナニか要求
        されたという話はよく聞いていた。
        そしてそんな時はすぐ事務所に報告するように、とも言われていた。

        どうせ何人かの目に触れるだけ・・そう思っていたので強気に出ていた。
        しかし、なにやら状況が違う・・

        今度は伊藤が、まるで獲物をなぶる猫のような調子で続けた。

        「もう全部スキャンして、データにしてあるんだ。後は学校のパソコン
        からメールを送信するだけ・・そんな感じかな。それだけで、世界中の
        人にこの作品、見てもらえるんだ。」

        そこで吉田が、ニヤニヤしながら追い打ちをかけた。

        「どう、藍ちゃん。高を括ってたようだけど、きっと仕事なくなっちゃ
        うよね。・・あ、そうでもないか。AVの仕事とかさ。今より忙しくなっ
        たりしてね。」

        藍は予想外の話に、恐ろしくなって体がぶるぶる震えてきた。そんなこ
        とされたら、生きてられない・・

        「お、お願い、そんなこと・・やめて!」

        急に勢いがなくなった藍を見て、吉田が勝ち誇ったように言った。

        「あれ? 藍ちゃん、さっきまでの元気、何処行っちゃったかなぁ? ま
        ぁ俺たちだって、そんなことしたくないさ。藍ちゃん撮影に協力してく
        れたら、そんな事しないよ。」





※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。
  無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみの
アブナイ体験とSMチックな官能小説




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