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ストリップ&性器観察























(十)


八月 十一日 月曜日 午後九時  早野 有里
  


        「さあ有里様、最初の行為の開始ですよぉ。
        挨拶文通りに、まずは生まれたままの姿になってもらいましょうかぁ」

        ……生まれたままの姿?

        いよいよ裸にならないといけないんだ。
        それに……わたしは副島の言葉を思い出していた。

        なるべく男性を興奮させることが出来れば、ポイントが高い……?

        どうすればいいの……?
        ただお風呂に入るように脱いだらダメなのかな……?
        もっといやらしく……?
        ……ダメッ! 考えがまとまらない。

        「どうしましたぁ……? 脱げないんですかぁ……?」

        副島が囃し立てるように催促する。

        もうこうなったら、どうにかなるつもりでッ……!

        「お待たせしました。御主人さまぁ……♪♪」

        どう? 可愛らしい声で話せてる? 
        ……後は、上目づかいにカメラを見つめてと……

        さあ、わたしなりのエッチぽい脱ぎ方だよ……

        まずは、もったいぶるように視線を泳がせてからジーンズを脱いでいく。
        ……まさか下から先に脱ぐとは思っていないでしょ。

        この状態を想像してみてよ。
        ……ちょっとエッチだと思うよ。
        だって、Tシャツの裾からチラッと見えるピンクのパンティー。
        ……きみもそう思うでしょ?

        おまけに、脱ぎ方にもこだわりを……
        前傾姿勢のままカメラに微笑み掛けてゆーっくりと焦らすように、お尻
        を突き出しながらひざ下まで引き降ろしていったの。
        そして、片足づつツマ先を伸ばしながら、股の奥がが見えるように太も
        もを上げ気味に抜き取っていく。

        ……どう、ここまでは良い感じでしょ。
        ……でも早くしないとね。

        次はTシャツを……
        ここはもったいぶらずに一気に脱ぎ去ることにした。

        ……ただ、脱いだ後にこだわりを……

        乱れた髪を整えるように、あごを上げ気味に頭を軽く振ってみたの。
        ……どう、セクシーに見えないかしら?

        これで、わたしに残されたのはブラとパンツだけ……
        因みに今日の下着は、ピンクで上下お揃いの新品。
        理由はきみが想像してね。

        次はどっちからいく……?

        さすがに今度はブラだよね。
        温泉なんかで、パンツからの人もいるけどね。
        ……さすがにきついかな。

        それより見てよ。副島の視線……
        わたしのブラとパンツを何度も往復してる。

        いやだ。自然と呼吸が荒くなってきた。
        ……急がないと、指が本当に動かなくなりそう。

        わたしは背中に両手を回すと、ブラのカギホックに指を掛けた。
        でも、指が震えてなかなか外れてくれない。

        どうしたの? わたしの指……

        叱りつけてなだめて……
        ようやく、パチンという音が心に響いて……
        肩紐が緩んで胸が急に軽くなった。
        そして、下をうつむいたら弾かれたように波打つ白いふくらみが現れて
        た。

        でもね、ちょっと限界かもしれない。

        さっきから副島の目が気になって……わたし、思わず両手で乳房を隠し
        ていた。
        そう、グラビア雑誌の手ブラみたいに……

        もう、真っ直ぐカメラを見ることも出来ない。
        わたし顔もそむけていた。

        「どうしましたぁ。後1枚残っていますよぉ」

        副島がにやついた顔で催促する。

        なにしてるのよ。しっかりしなさいッ! 
        こんなんじゃ、ポイントが取れないよ。

        心の中で挑発するように励ます自分がいる。

        でもね。指が言う事を聞かないの……
        だってわたし……男の人の前でパンツだけなんだよ。
        こんなの惨めで恥ずかしすぎる。

        「最後の1枚。脱がせてあげましょうかぁ……? 有里様」

        痺れをきらした副島の催促が聞こえる。

        「いいえ結構です。自分で……脱ぎますッ!」

        わたし、思わず言っちゃった。
        そうよね。こんなところで負けたくないよね。

        わたしはカメラを睨みつけると、両手を腰に張り付く最後の1枚に添え
        た。
        胸の鼓動が大きくなって、おでこをつーっと汗が滴り落ちてくる。

        ……これ以上の演技は無理ッ!

        でもね。最後の一枚は潔く脱いであげる。
        負けない。負けないんだから……!

        呪文を唱えるように心を強く持ち、一気に引き下ろした。

        スルッ、スル、スル……スル、スル……

        薄布は一瞬で丸まり、紐状になって足首に引っ掛かっている。
        そして、汗ばんだ内腿が冷たい空気に撫でられて、わたしは急いで足首
        から抜き取った。

        「……これで……満足……?
        言われた通り……生まれたままの姿になってあげたわよ」

        わたしは乱れる呼吸をごまかしながら、カメラを挑発するように胸を突
        き出し、余裕を見せるようにポーズを決めた。

        もちろん両手で隠したりなんかするもんですか!
        なによ、裸くらいッ!
        ……こんなもの、どうってことないんだから……

        「そう。その表情を待っていました。恥辱にあえて逆らおうとするその
        顔……いや実に美しい。
        それに、いい身体をしていますねぇ。
        ……これなら御主人様もお喜びになるでしょう。
        まだ子供みたいな顔付きですが……身体の方は……ククククッ……もう
        大人って感じですねぇ」

        「それで……どうなのよ……? ポイントは付くの……?」

        ここはグッと堪えて……
        こっちの方が大事なことだから……

        「ええ、もちろん。それにしても、あなたもやりますねぇ。
        このまま努力すれば、ストリップだけで食べていけるかも知れませんよ
        ぉ」

        「……クッ……!」

        ……でも良かった。
        死ぬほど恥ずかしい思いをした甲斐があったもの。

        「少しの間、動かないで下さいよぉ」

        下品な笑顔を浮かべながら、副島はわたしの前に立ち塞がった。

        「な、何をする気……?」

        不意を突かれて声が震えたわたしは、悟られないように目を細めた。

        「いえ、有里様の身体を観察しようと思いましてねぇ」

        「身体の……観察……?」

        「ええ。あなたの下着に守られていた女性ならではの部分を観察し、資
        料として残していくんですよぉ」

        そのファイル……?!
        副島が手にしているのは、松山先生によって作られた、わたしの秘密……
        わたしの少女としての記録……

        ……つまり、そういうこと。
        この男はいろんな小道具を持ち出しては、どこまでもわたしを辱めたい
        みたいね。
        どうせこれから嫌というほど汚されるだろうし、これも経験と思って協
        力してあげる。

        ……さあ、見なさい。

        わたしはカメラを見据えて、さらに胸を突き出してあげた。

        「まずは、おっぱいから観察しましょうかぁ」

        わたしの余裕の態度が気に入らないのか、副島はふくらみに顔を近づけ
        ると、両目の視線を舐めるように動かして少しでも恥辱を与えようとし
        た。

        「資料によれば、バストは78とありますが数字通り未発達ですねぇ。
        ただし、ブラを外しても垂れないばかりか上を向いて弾力は充分のよう
        です。乳首は小粒で色は薄紅色……」

        ちょっと意外。もっと酷いことを言うと思ったのに……
        胸の数字には触れて欲しくなかったけど……
        まあ、本当のことだし仕方ないかな。
        このぐらいならまだ大丈夫。
        そうよ。余裕、余裕……

        「次は下腹部ですねぇ……」

        と言うと同時に、副島はわたしの足元にしゃがみこんで下から大切な処
        を覗き上げている。

        「あ、あの……なにを……しているの……?」

        この人がなにをしているのか分かっている……でも、一応聞かないと……
        やっぱり、さっきまでの余裕はどこかに飛んでいってしまったから……

        「なにを……とは……またまた、ツマラナイ質問ですねぇ。
        ……見ればわかるでしょ。有里様のおま〇こを、観察するんですよぉ」

        ……お、おま……!?

        知っていても決して口には出来ない、禁断の単語……
        こんな言葉、人前では絶対にしゃべっちゃいけない……

        ……もう、無理ッ!

        わたしの両足があっという間に閉じ合わさって、ささやかな陰りと割れ
        目の先端以外、完全にブロック……
        そして短い悲鳴を……

        「ヒッ、ヒイィィーッ……!」

        「有里様。暗くておま○こがよく見えません。せめて肩幅くらいにひら
        いてくれませんか?」

        この人……また、おま……って言った!
        そして、恐る恐る視線を下へとずらしていく。

        ニターッ……!

        おぞましい。わたしを見上げる視線ッ!

        「イヤァァァァーッ!  みっ、見ないでぇッ! 見ないでよッ!」

        わたしは1メートルくらい後ずさって、胎児のように身体を丸めて床に
        突っ伏した。

        もう駄目……! 本気でダメ……!
        わたしの覚悟って所詮こんなもの……
        ……今は何も考えられない。

        「あのぉーぅ、有里様……どのような格好をなさろうと、素っ裸の身体
        は隠せませんよぉ。今もほらぁ……」

        副島が液晶モニターを指し示した。

        そこに映る、深い割れ線の入った白い楕円形の物体……
        ……もしかして……お尻?

        わたしは、もう一度悲鳴をあげると部屋の隅に身を寄せた。



        「ううぅぅぅぅッ……ヒック、ヒック……ンッううぅぅぅぅっ……」

        それから10分くらい。顔を壁に押し当てるようにしてわたしは小さい
        子供のように泣き続けた。
        何度か副島の声が聞こえたけど、なに言っているのか分からない。

        ねえ、きみ。
        情けないって思っているでしょ?

        ……そうよ。きみの前では強がっていたけど、いざ男の人の前になると
        全然ダメ。
        ……やっぱり恥ずかしいよ。
        ……だって、あそこを覗かれたんだよ。

        きみだって、性器を他人に見せるのは辛いでしょ。
        でも女の子の場合、それ以上にもっと辛いんだよ。
        わたしも……その女の子……

        もうやめよう……所詮無理だったんだよ。
        きみも……そう思うでしょ?

        …… ……
        ……!……?!
        えっ?……痛ッ?!
        ……どうして叩くのよッ!

        ……わたしに、もう一度挑戦しろって言うの……?
        ……わたしを信じてくれるの……?

        ……うーん。きみって不思議だね。
        なんだか元気が湧いてきて、心が前向きになるんだから。

        ……恥ずかしいけど……もう一度がんばってみようかな。
        ……わたしが決めたことだもんね。

        ありがとう……



        わたしはカメラに向けて頭を下げた。

        「有里の……あそこを見てください」

        そして自分から股をひらいた。

        さっきとは違う。これを乗り越えないと次には進めない。
        さすがにあの単語は言えなかったけど、これで許してくれるかな?

        「おや、随分と殊勝なことですねぇ。
        この10分間であなたの心に何の変化が起きたのかは分かりませんが、
        覚悟を決めてのことでしょうねぇ。
        私もこれが仕事ですから、このまま続けるのが本望ではあります。
        ……ただ、これでは面白くありませんねぇ。
        第一、私のプライドが許しません。
        ここはペナルティーとして、あなたには思いっきり恥ずかしがってもら
        おうと思うのですが、いかがでしょう?」

        副島の目が輝いている。
        まるで好奇心剥き出しの少年のよう。
        女の子の秘密を知りたくて仕方がない。そんな目をしている。
        それでも構わない。

        有里の性器、見せてあげる。

        わたしはカメラに向かって大きくうなづいた。
        あえて内容は聞かない方がいいと思う。
        もし知ってしまったら、もう動けないと思ったから。
        でも、きみの応援がある限りわたしは頑張ってみせるね。

        「ほぉーっ、いい覚悟ですねぇ。
        素っ裸のまま自分から股をひらいて、おまけにもっと辱めて欲しいとは、
        とても18才の少女の言葉とは思えませんねぇ。
        どうやら、有里様は淫乱の素質がおありのようで……
        まあそういうことなら、それに相応しいポーズでもとってもらいましょ
        うかぁ」

        副島は、わたしから少し離れた所に立つと腰を屈めた。
        またさっきみたいに下から覗かれちゃうのかな?

        「両足をひらいたまま、腰を落としなさい。
        背筋を伸ばして、腰を前に突き出してね……ははははっ……」

        わたし、笑われている。
        恥ずかしいのを必死で我慢して惨めなことをしようとしているのに、ど
        うして……どうして笑うの……

        「有里さーん。おま○こ、まだですかぁ。
        それとも、黒ずんでビラビラが外にはみ出しているとかぁ……ふふふふ
        っ……はははははっ……」

        「……ひどい」

        そういう言い方って、ものすごく傷つく。
        ……でも仕方ないかな。
        普通の女の子なら、こんなはしたないことするわけないもの……

        さあ、辛いことは早くしてしまおう。

        わたしはスクワットをするように姿勢を正したまま、ゆっくりヒザを折
        り曲げていった。
        ヒザ頭が大きく外を向いて、太ももが痛いほど左右にひらいている。

        声を聞かせたくないから歯を食い縛っているのに……
        悔しいな。噛みあわせた奥歯がカチカチと鳴ってしまう。

        恥ずかしいよ。死にたいくらい恥ずかしい!
        ……でも、わたしは耐えてみせる。
        目の前できみが応援していると思えば、辛いけど勇気が湧いて来る。

        「こ、これでいいでしょうか……?」

        わたしは激しい羞恥に息を切らせながら、副島を見上げ、その目線を追
        い、まぶたを閉じた。

        「よろしい。しばらくそのままの姿勢でいなさい。
        その間に、あなたの性器を徹底的に調べてあげますからねぇ……ククク
        クッ……」

        さげすむような声が耳に届き、太ももの内側に人の気配を感じた。
        思いっきり見られている……有里の性器……

        「えーっ、大陰唇の色は、やや赤黒いですねぇ。
        恥丘はこんもりと盛り上がって、やや肉厚な感じがします。
        こういうおま○こは感じやすいと言われますから、楽しみですねぇ。
        割れ目も深そうで……残念ながらヒダヒダのはみ出しは無しと……
        それに左右は、ほぼ対称ですね。
        次にクリトリスは……うーん、フードを被っていて中の真珠は確認でき
        ず。
        後は陰毛ですね。
        ……ずばり言えば、恥ずかしいぐらい薄いですねぇ。
        割れ目の先端まで丸見えですよ。
        これなら、おしっこをしても汚れることは無いので、まあいいかもしれ
        ませんねぇ。
        一層のこと、全部剃ってしまえば本当の女の子になれるんですが……
        まあ、毛並みは良しと……色は当然黒色……
        表面上はこんなところでしょうかぁ」

        ……もう、聞かせないでッ!

        誰にも見せたことがなかったのに……
        ここは女の子の大切な場所なのに……

        でも、耳を塞がずじっと耐えた。
        これからもっと恥をかくことになりそうだから、こんなことでわたしは
        負けない。

        「有里様。ついでですから割れ目の中も調べましょうか?
        申し訳御座いませんが、ご自分でひらいてもらえます……?」

        太ももの間からくぐもった声が聞こえる。
        割れ目の中……? 大陰唇をひらいて中を見せろってこと……?

        わたしはカメラにうなづいて、右手でピースサインを作ると割れ目に押
        し当てた。
        そして、わたしのあそこを自分でひらいた。

        「ううぅぅッ……くぅぅぅぅッ……!!」

        思わず声が漏れてしまう。

        でも、わたしは負けるわけにはいかない。
        だから、悔しいとか恥ずかしいとか思ってはダメ。

        ……ほら、副島の解説が始まった。聞かないと……

        「まずはヒダヒダの色から。うーん、どう表現したら……?
        そうですねぇ。私の息子が同じ色をしてたような……もちろん中身です
        よぉ。
        次に小陰唇の長さは……?
        あ、スケールを持ってくるのを忘れました。
        だいだい6センチくらいでしょうかぁ。
        ……ということは、そのぐらいの直径までOKですねぇ。
        後は、ヌレヌレにはなっていないと……残念ですねぇ」

        ……それって、どうなの?

        できれば、標準って言って欲しいな。
        だってわたし……他の人の見たことがないから、わからないもの。

        ……でも、結構ひどい言い方するね。
        6センチのものなんか入れられたら、壊れちゃうよ。

        あれっ、きみは……見ないの……?
        あの人と一緒に覗いても構わないよ。

        ……えっ、嫌なの?
        ……それって、わたしの性器が醜いから?

        ……違う?
        ……相変わらずきみは優しいね。
        ……でも、遠慮はいらないよ。
        今ならあの人も見ていないし……

        ほら、両手を使って中までひらくから……ちゃんと見てよ。
        そう、出来れば、まだ汚されていないあそこを……きみには見て欲しい。
        そして、思い出として記憶して欲しいんだ。

        はっ、早くして……わたしの意識があるうちに……





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