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女の身体は感じるの……愛のない指使いでも
























(16)


9月 9日 火曜日 午後9時30分  水上 千里



「では、嫁入り前の娘の性器に問題がないか、性能も含めて先生が徹底的に調べてあげましょうね」

ズブリッ!

「……あうっ!……ううっ……」

唇から辛い声が漏れる。
松山の人差し指が、拡げられた割れ目の真ん中に根元まで沈んだ。

「……ん?! おや、千里は経験済みでしたか?」

男は一旦指を引き抜くと、以外そうな表情をする。

顔を引きつらせながら、私は頷いた。
そう、千里は処女なんかじゃない。
だからといって、セックスの経験がそんなにあるわけでもない。
初体験は、前の病院に勤め出してしばらくしてから。
同じ病院に勤務する研修医に、なにも考えずに処女を捧げた。

今になって思えば、お兄ちゃんを失った悲しみを紛らわしたかっただけかもしれない。
その後も数回セックスはしたけど、お互いの関係はドライだった。
結局、そのまま自然解消って感じで。

「ふふふっ……それなら、遠慮なく遊ばせてもらいますよ」

ズブッ、ズブッ……!

「ああっ……くっぅ……あっぁぁぁぁぁ……」

処女ではないというだけで、割れ目に突き刺さる指が3本に増やされた。
そのまま縦に走る亀裂に沿って、指のお腹が溝の底をスルスルと撫でていく。
爪先がデリケートなヒダの壁を引っ掻いていく。

「はあぁぁん……んむっ……んあっ! はぅぅぅっっ……」

たったこれだけの刺激で、千里の女が目覚めるのを感じた。
言葉にしたときはウソだったのに、アソコがジンジンと疼き始めている。

私は首を仰け反らせたまま思った。
男の人って、やっぱり処女に憧れているの?
千里のアソコに指が抵抗なく沈んだ瞬間、男の顔に失望の色が浮かんだのを私は見逃さなかった。

別にバージンなんて……
本当は、私……お兄ちゃんに……ううん、なんでもない。

松山は、千里の両手が塞がっているのをいいことに、制服の胸のファスナーを全開に引き下げた。
ブラに包まれた自慢のバストが露わにされる。

「はぅっ、あぁっ……せんせいっ……はぁ、そ、そんなに指で遊んでないで……診察は……どうなったんですか?……ううんッ」

私は余裕を見せようと、松山の行為を皮肉った。
でも、アソコを開いている指が震えているの。
中腰のままの膝も震えて、臆病な心まで震えちゃっている。

にちゃっ、ぬちゃっ……にちゃっ、ぬちゃっ……

割れ目の奥から、恥ずかしい液が分泌されて、恥ずかしい音を奏でた。

「んぅぅっ、んっ……いやぁっ……」

男の手がブラを強引に押し上げて、乳首をひねられた。乳房を鷲掴みにされる。

もう診察なんて言い訳、どうでもいいみたい。
松山の血走った目が、私の肌を這い回っている。

「いやらしいオッパイですねぇ。今までさんざん弄られたんでしょう。なぁ千里」

「そんなわけ……はあぁっ、あぁぁっ!」

言い返そうとして、エッチな声がジャマをした。
同時に私をもっと感じさせようと、男の指がすっと前に移動する。
女の子なら誰だって痺れちゃうクリトリスを触られた。
押しボタンのように押されて抓られちゃった。

「ひいぃぃっっ! いやぁっ、そこは……ダメぇぇっっ!」

その瞬間、ビリビリした電気が走り抜けて膝が落ちる。繋がるように腰も落ちる。

ズボッ、ズズッ……ズボッ、ズズッ……

「あひぃぃっっ!? ゆ、指がぁっ……そんなぁ……うっくぅっっっ!」

「おっと! しっかり立っていないから……ほら、千里の割れ目に指が全部飲み込まれたぞぉ」

「いや、だめ……抜いてぇっ!……指を抜いてっ……はうぅぅっっ」

身体の奥にズシンってなにかが響いて、我慢しきれない快感が頭のてっぺんまで這い上がってくる。

この男の指って、まるで千里の弱い処を知っているみたい。
だって、自分でするより……気持ちいい。

「んくぅーっ! んはぁっ、はあぁぁんんっ……!」

感じるヒダを擦られて、とっても感じる肉の突起を弾かれて、そうしたら全身の力が抜けていく。

アソコが熱い。
むず痒くて熱い。
口では嫌がっているのに、千里のアソコがもっともっとってって、刺激を求めている。

「千里は言葉通り、淫乱ですね。私の指をこんなにふやけさせるとは……
こういう躾のなっていないオマ○コには、お仕置きが必要ですね」

じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ……じゅちゃ、じゅちゃ……

「くうっ、あうぅぅっ! はあぁっ、だめぇっ、もっとぉ、やさしく……ああぁぁ、いやぁぁっっ!」

爪先にヒダを鋭く引っ掻かれた。
続けて膣の奥深くにまで、指をまとめて突っ込まれる。

ぐしゅ、ぐじゅ、ぐしゅ、ぐじゅ……

恥ずかしい液が、ポタポタと床に垂れ落ちるのを感じた。
それを補充するように、膣から滲み出すもっと熱いお汁も感じた。

だって気持ちいいから。
軽蔑したくなるような男の指なのに、千里は感じてしまっているから。

お兄ちゃん、千里を見ているのかな?
千里が、いやらしいダンスを踊らされているのを眺めているのかな?

「はああぁっっ! だめぇっ……はぅっ、び、敏感なとこ……んんっ、これ以上……弄らないでぇっ!」

松山の指に乳首を弾かれて、同時にクリトリスも弾かれた。
残された指たちに、乳房を握り締められて、膣の中をずぼずぼと突かれた。
上半身と下半身から別々に電気が流れて、私は甘い声で鳴かされ続けていた。
そして、とうとう……?!
腰がブルっと震えて、太腿の筋肉が痙攣する。
同時に、背骨が弓のようにしなった。

「んあぁぁぁっ! あんっ……だ、だめぇっ、だめっ……い、イクぅぅぅぅぅぅッ!!」

千里の心から恥という単語が、すっと消えた。
だって、こんなに気持ちいい体験って初めてだから。
指だけの刺激で絶頂させられるなんて……

「ふふふっ、私の指だけで簡単にイッてしまうとは、千里はよっぽどスケベなんですね。
清純そうな顔からは想像できない、アナタは淫乱ナースです。
ね、お兄さんもそう思うでしょ……?」

松山は、私の身体を汚れたモノのように突き離すと、カメラを構えたままのお兄ちゃんを見据えた。
バランスを失った私は、後ろによろめきながら、心のバリアーが音もなく割れるのを感じた。

「いやーッ! いやァァァァッッッ!! 見ないでぇッ!……お兄ちゃん、見ないでぇっっっ!」

私は叫んでいた。
喉が潰れるくらいに叫んでいた。
せっかく、ここまで誤魔化していたのに……
それなのに……それなのに、千里は……お兄ちゃんに全部見られていた……!
千里がお兄ちゃんを守るんだ。
そう自分を信じこませて、覚悟もしていたのに、こんなのって恥ずかしいよ。
このまま消えてしまえたらいいのに。

「……う、うぅっ……ぐすっ、ぐすっ……」

私は壁に額を擦りつけて、嗚咽を漏らし続けていた。
松山は、お兄ちゃんからカメラを奪うと、液晶画面を睨みつけたまま何かのチェックをしている。
どうせ、私の痴態がうまく撮れているのか確認しているのに違いない。

でも安心なさい、松山先生。
お兄ちゃんはね、人形になりきって無遠慮なくらいレンズを近づけて、エロ女優の撮影をこなしていたわよ。
そう、お兄ちゃんは何をさせても完璧なの。
アナタみたいな変態とは違うのよ!



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