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近づく人影 絞め付ける膣肉
























(9)


9月 8日 月曜日 午後3時15分 早野 有里



「……んんぅんッ……はぁっ、はぁぁっん……いや……」

副島の息子が何度も何度も、デリケートな部分を擦って意地悪する。
わたしは、一生懸命お祈りした。
お願いだから、誰もこっちに来ないで……気付かないで……絶対に覗いちゃイヤッ……!

それなのに、恥ずかしいのに、腰がブルブル震えて背中も震えた。
ついでに、甘い声まで震えた。

「あれだけ嫌がっていた割には、だらしないですねぇ。
勝気なお転婆娘も私の息子の前では、アソコから涎を垂らしたメス犬になり下がりますからねぇ」

「はっうんっ、ひ、ひどい……そんな……んんっ、言い方ってぇっ……んんんん、はぁぁぁああっん……」

「おやおや、怒っているのですかぁ。
それとも、気持ちよくて鳴いているのですかぁ。
……まあ、どっちでもいいですけど、誰か近づいてきますよぉ。こっちに……」

「……えぇっ?!……ひぃぃッはぁぁぁッんんッ!」

驚いたわたしは、思わず上体を起こそうとした。
それを副島の片手が、なんなく押さえ付ける。
そして、罰を与えるように腰を強く叩きつけてきた
パァンッて大きな音が響いて、お尻のお肉がブルって震える。

「ふぅんっ、だめぇぇっっ!……もっとぉ……やさしく、ぅぅううんんんッっ……」

膣の奥にある扉をいきなり叩かれて、鳴きたくないのに鳴かされた。
アソコがピリピリして、ジンジン疼いて、どうしたって気持ちいい声が我慢できないよ。

知らない人が近くにいるのに。
こんな声出したら、聞こえちゃうのに。
有里のエッチしているところ見られちゃうのに。

「どうやら2人連れのカップルのようですねぇ。
向こうの砂浜から、楽しそうに会話しながら歩いてきますよ。
あと3分くらいで、ここに辿り着きそうですが、有里様どうしましょうか?」

「……んんっ、き、決まっているでしょっ……は、早く……こんなバカなこと、ああっ、や、ヤメテぇっ……ふううんんっっ!」

今度は、クリトリスを弄られた。
また哀しく鳴かされた。
こんなときに、ここを刺激するなんてひどすぎるよ。

「有里様にヤメテと言われれば、やりたくなるんですよねぇ。
さあ、カップルに見付かる前に、私を満足させてください。
……そうすれば、許してあげますよぉ……クックックックッ……」

「そんな……あぁぁっ、ゆるして……くぅぅぅぅっっ」

わたしは、顔を伏せたまま思案する振りをした。
本当は、答えがひとつしかなくて、方法もひとつしかないのに……

なぜかって……?
それは、有里がまだ女の子の心を持っていたから。
少女の羞恥心を捨て切れなかったから……かな?

「あと2分くらいでしょうかぁ。
ふーん。あのカップル、ふたりとも水着姿ですねぇ。
女性は結構きわどいエロビキ二、男は……まあ、いいでしょう。
それでも、おま○こ丸出しで腰を揺らしている誰かさんより、ずーっとマトモですがねぇ。ははははッ……」

わたしは、副島の言葉にさりげなく自分の下半身を覗いた。
勝手に涙が零れた。
それなのにわたしは、わたしの横でカメラを構えている横沢さんの方を向いた。
そして、声を出さずにお願いした。

有里は今から淫らなメス犬にならないといけないの。
でも、変に思ったり軽蔑したりしないでね。
これも行為の一貫なんだから。
でもね、出来ればカメラだけこっちに向けて、目は閉じていて欲しいな……なーんてねっ♪

胸の中を辛くて痛いものが駆け抜けた。
わたしは、もう一度顔を伏せると……!
アソコに……力を……入れた……!

「ううっ」って、背中の方から副島の声が聞こえた。

恥ずかしくて、死にそう……
でも、こんな姿見られたら……わたしは、もう終わり……

だから、もっと力を入れた。

「はぁっ、はぁっ……どおぅ、気持ちいいぃ?
気持ちよかったら……ああぁぁぁぁん、はぁ、早く出しなさいよぉっ!」

アソコが、ぎゅうって副島の息子を締め付けた。
割れ目から溢れたエッチな液が、太ももに沿って流れ落ちている。
ビリビリって、気持ちいい電気が頭まで突きぬけて、わたしは腰を左右にくねらせた。

「有里様。自分からおま○こを締め付けて、恥ずかしくないですかぁ。
それとも、初めての屋外セックスで、エッチ大好きな心に火が点火したとか……クックックックッ……
ですが、あと1分ですよぉ。あと1分で、有里様のセックスが他人の目にさらされますよぉ」

「はぁふぅんっ、んん、そんなこと……どうでもいいから……はぁっ、早くイッテよぉっ……
なぁっ、中に……出していいから……
あぁぁぁっ、朝、オクスリ……の、飲んできたから……」

わたしは、腰を自分から振っていた。
左右に上下に、淫らではしたなく、あさましく、ひたすら腰を振っていた。
副島の指が肌にめり込んでくる。
膣の中で、副島の息子が硬く膨張している。
もうすぐ射精するんだ。
中に出されるんだ。
このくらい、有里にもわかるようになってる。
こんなのって、哀しいよね。辛いよね。

でも、今はセックスに集中しないと……
みっともないくらいに、お尻を揺らさないと……

腹筋がピリピリと引きつるくらいに、さらに膣に力を入れた。
そして、伏せていた顔を上げた。
涙で汚れた顔で後ろを振り向いた。

副島の悦に浸った表情……
きっとわたしも悦に浸った表情をしている。

さあ、イッテ!
有里も多分……イクと思う……から。

副島が腰を大きく引いて、大きく強くアソコに打ち付けた。

「うううぅぅぅッ!」

獣のような呻き声、肉同士がぶつかる乾いた音!
同時に、激しく膣が震えて、激しく子宮も揺らされた。

射精される!?

どぴゅぅぅぅッ、どぴゅぅっ、どぴゅ、どぴゅ、どぴゅ、どぴゅ……!

「あっ、あっ、あっ、あっ、イク、イクッ、イクうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ!……んんんっっ!」

激しい水流が子宮の扉に浴びせられる。

熱い! 火傷しそうなくらい熱いのに……気持ちいい……ものすごく気持ちいい……

一瞬わたしは、わたしに迫る人の目を忘れた。
ううん、忘れようとした。
だって、そんなこと。つまらないことに思えたから。

もしかして? 有里って、まさかの露出狂……だったりして?!



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