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スクール水着を喰い込ませて
























(4)


9月 8日 月曜日 午後1時30分  早野 有里



「やっぱり、海はいいですねぇ。
打ち寄せる波の音、吹き抜ける風の音……」

副島は浜辺の公園に車を止めると、砂浜を見下ろす高台の上で深呼吸を始めた。

「有里さんもご一緒にいかがですかぁ。落ち込んだ気分が晴れますよぉ♪」

一体誰のせいで……と言おうとして、慌てて口を押えた。
男の液体が逆流してくる。

「そんな所で吐かないで下さいよぉ。
私の栄養たっぷりのエキスが詰まっているんですからねぇ……ははははっ……」

そんな健康食品いらない。
ううっ……やっぱり吐こうかな?

「それにしても、遅いですねぇ。もうそろそろ、着く頃なんですが……」

誰かを待っているのか、副島は待ちきれないように背伸びを繰り返している。

そんなに背伸びして、それ以上背が伸びたらどうするのかしら……
自慢の高級スーツが着られなくなっちゃうわよ。
ああ、そうね……そのときは、上下ともジャージがいいわね。
わたしが、ダサーイデザインのものを選んであげてもいいわよ。

わたしは面白くない想像をしながら、副島にならって海を見ていた。

ついこの前までは海水浴客で賑わっていた浜辺も、今は数えるほどしか人がいない。
閉鎖された海の家……
入道雲から鰯雲へ……
日々は確実にうつろい、浜辺には秋の気配……
う~ん、我ながらロマンチックね……

「あっ、来ましたぁ……こっち、こっち……」

それなのに、ハスキー声がジャマをした。



真っ赤なスポーツカーの横に、白いワゴンが停車している。

降りてきたのは、わたしの良く知っている人たち。
ビデオカメラを片手にぶら下げているのは、大きな身体の横沢さん。
そして、もうひとり……?!

どうして、きみが乗っているのよ?
たまたま、横沢さんの車が通りかかって乗せてもらったって……?
ほんとかな? 信じられない。

「それでは、準備が整ったことですし、有里様のお仕置きタイムとまいりましょうかぁ」

……やっぱり、忘れてなかったのね。

「有里様には、これに着替えてもらいます」

副島が紙袋から取り出したのは、濃紺色の水着……そう、スクール水着だった。



わたしは、ひとりだけワゴン車に乗せられた。
そして、命令された。
早く水着に着替えろって……

でも、窓にはカーテンもないのに、ここで裸になれなんて……
せめてバスタオルだけでもって、頼んだけれど許してくれるわけないよね。

わたしは、副島たち以外に人の目がないことを確認すると、素早くスカートとパンツを脱いだ。
急いで水着に足を通して腰まで引き上げた。
もちろん、サポーターなんて気の利いたもの準備してくれるわけがない。

問題は、この後ね。
下半身は車のボディーが隠してくれたけど、上半身は……

そう思って、もう一度車の中から外を見まわした。
顔だけ窓のフレームから覗かせて、両目を左右に往復させて。
うん……今なら大丈夫そう。

息を大きく吐いて、気持ちを落ち着かせる。
Tシャツの裾から手を滑り込ませて、ブラを外す。
そのまま、腰に張り付いた水着を引っ張り上げるようにして、徐々にTシャツの裾を上へとずらしていく。
うん、うん。ここまでは完璧♪
後はTシャツを頭から抜き取り、水着の肩紐を……?!

あれっ、紐が肩に届かない……?
まさかこの水着……サイズが小さいの?!
そういえば、腰回りも窮屈な感じがして……

「どうされましたぁ。有里様、早く着替えてもらえませんかぁ?」

突然のハスキー声とともに、副島がドアを全開にして中を覗いた。

キャァーッ!って、悲鳴を上げたかったけど、ここはグッと我慢。

「この水着……相当に小さいんですけど……」

「……やっぱり、そうですかぁ。
実はですねぇ。サイズを間違えて注文してしまい、どうしようかなぁって思っていたんですよぉ。
まあ、多少は伸び縮みする生地ですからねぇ。
どうしてもって言うのなら、肩紐はしなくてもいいですよ。
ただし、途中でずれちゃうかもしれませんが……
ま、そういうことで、早く着替えてくださいねぇーっ」

パタンッ! 

「あの、ちょっとぉ……ッ!」

サイズ間違いって……きっと、わざとだ。
わたしに、サイズより小さい水着を着させて辱めたいんだ。

でも……どうしよう……?
肩紐をしないわけにはいかないし……仕方ないわね。

覚悟を決めて思い切り肩紐を引っ張ると、何とか引っ掛けた。
紐がちぎれそうな勢いで両肩に食い込んでくる。

「きついっ……」

でも、とりあえず立ってみないと……

わたしは、腰を屈めるようにして車内で立ち上がった。

「サイズ間違いって、一体なにと間違えたらこうなるのよぉっ!
これって、小学生用じゃないでしょうねぇっ……!」

身体全体を小さな水着がギュウギュウと締め付けてくる。
呼吸するのも苦しいくらい。
特に、下半身がきつい。
それに目を背けたくなるほど、いやらしい。
股布が限界まで引っ張られて、お尻のお肉もほとんど丸出し。
前はハイレグで、後ろはTバック……
これじゃ、おじ様が泣いて悦ぶエロ水着じゃない。
それにちょっと動いただけで、恥ずかしい毛だってはみ出してしまいそう。

胸周りだってそう。結構きつい。
いくら有里の胸が成長途上といっても、このサイズで収まるほど幼くはない。
胸元が大きく開いて、胸の谷間が半分くらい露出している。
普段着でこれなら、わたしも泣いて喜ぶかもしれないけど、きつきつのスクール水着では、泣くだけに終わりそう。

「ようやく、お出ましですかぁ。お待たせすぎですよぉ」

もう少し待って、心の準備が……って、言おうとしたのに、副島が強引にドアを全開にした。
これでは、降りないわけにはいかないじゃない。

「恥ずかしい……こんな姿……」

わたしはぼそっと呟いて、前屈みのまま車から降りた。
そして周囲に視線を走らせて、ワンボックスカーのボディーに身体を寄せた。

夏の日差しに車のボディーは、火傷するほど熱かった。
それでも、半身だけでも隠せるだけましかも。
後は両手で、なんとかカバーして……

「さあ、いつまでもそんなところで、ウジウジしない。有里様、行きますよぉ」

「いえ、わたしは結構です。
ここで留守番しています。いえ、そうさせて下さい」

「そんなこと仰らずに……
それに、そんな恰好でひとりでおられると、悪い人に悪戯されるかもしれませんよぉ」

「ああ、それなら車の中で待っています。ねっ、いいでしょう」

カチッ……!

「残念でしたぁ、ロックしちゃいましたぁ。
さあ、有里様。これはお仕置きなんですから。ちゃーんと付いて来てくださいね」

「まっ、待ってっ……! わたしを置いていかないでぇっ……」

結局、また負けちゃった。
わたしは前屈みのまま前と後ろを手で隠しながら、副島の後を追って浜辺へと降りて行った。



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