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屋外露出 中級 その1






















(27)


4月 11日 金曜日 午後11時30分   岡本 典子



「決まりだな、典子。
ふふふっ、では、早速ポーズを決めてもらうぞ。
……まずは、その中途半端にひらいているシャツのボタンを全て外してもらおうか?
そう、全部だ。
胸の前を全てはだけて、典子自慢のおっぱいを晒すんだ。
絶対に隠すなよ! 見ているからな!」

私は顔を固定したまま、視線だけを右、左って交互に走らせる。
そしてスマホを左手に握り締めたまま、残されたボタンに指をあてた。

「ああぁっ、こんなの……辛い……」

指先でボタン穴を押しひらき、残りの指が小さなボタンを押し出そうとした。
でも寒さで強張ったように、指がなかなか言う事を聞いてくれない。
指の腹に乗せたボタンがするりと逃げ出してしまう。

「ほらぁ、早くやれよぉ! そんなにダラダラしていると、俺の息子が萎えちまうぞ。
……それでいいのかぁ? そうしたら、いつまで経ってもお前はそのままだぞ」

耳からは、遠く離れているスマホが下品な言葉で私を追い詰めていく。

このシャツ、典子のお気に入りだったのに……許してね。
でもね。ボタンを外せない指ができることって、これしかないの。

ブチッ、ブチブチブチッ!

私はお腹をガードするように閉じているシャツを強引にひらいていった。
生地の裏側に指を引っ掛けて、力任せに左右に引っ張った。

引きちぎられる糸が悲鳴をあげて、支えを失ったボタンが乾いた音を残してアスファルトの上に散った。

「んんっ、いやぁ。み、みないでぇっ!」

肩のラインが覗けるくらい、襟の部分を後ろに引き剥がして……
せっかくひらかれたシャツが元に戻らないように脇で締め付けて……

ここは脱衣場じゃないのに……
ここは更衣室でもないのに……
そう、街の交差点なのに……
そう、いつ見られるかわからないのに……

噛み合わない歯をカチカチ鳴らしながら立ち尽くしていた。
乳房も乳首も縦長のおへそも、くびれが自慢のウエストも、みんなすべて晒けだしていた。

丸見えにして、丸出しにして……
きっと典子は露出狂だから……
だからこのくらい恥ずかしくないから。全然大丈夫だから……
おっぱいが震えるのって、北風に吹かれて寒いから……
それ以外に理由なんてなにもないから……

「いいぞぉ、典子。路上で、むき出しのおっぱいを見られて快感だろう?
闇から突き刺さる視線が気持ちいいだろう?
おっと、まだ隠すなよ!
目の前の信号が青になるまで、そのままでいろ! いいな!」

「ううっ、ぅぅっ……ああぁ、は、はい……」

シュッ、シュッ シュッ、シュッ……

「はあ、はあ、はあ、はあ……」

1秒が10秒。10秒が1分。1分が1時間。
私の周囲だけ時間が流れてくれない。
止まったように動いてくれない。

耳元に届く男の卑猥な息使いに、腰に押し当てた両手が抵抗するように持ち上がろうとする。

お願い。誰も来ないで!
半裸の女になんか、興味を持たないで!

道路から顔だけ背けて、目の端で信号機を追い掛けて、激しい羞恥心に気が狂いそうになって……
そして、永遠に変わらないと思った信号に青色が灯った。

「ふふふっ、えらいぞ典子。やれば出来るじゃないか。
さあ、その調子で次のポーズに移ってもらおうか?
お前の腰に貼り付いているミニスカートを両手で持ち上げるんだ。
もちろん、典子の恥ずかしいおま○こがよく拝めるように、腰の上までしっかりとな!」

「ああ……そんなこと……そんな恥ずかしいこと……いやぁ……」

男から新しい指示が飛んだ。
私にひと時でも安堵感を与えたくないように、今よりも、もっともっと惨いポーズを要求してくる。

こうなることくらい覚悟はしていた。
男の人が大好きな処で、1番人気はやっぱりあそこでしょ? って……
おっぱいはたぶん2番人気でしょ? って……

だから、泣きそうな顔で渋々うなづいて、むずがる両腕をだらりと下げるつもりだった。
でも私は硬直していた。

男には聞き取れない小さな声で「無理よ……絶対に無理!」って、何度もつぶやきを繰り返して……
信じられないという表情まで作って……
風に煽られたシャツの生地に、敏感な乳首を弄ばれて……

どうしよう? どうしよう? って、答えなんか決まっているのに迷う振りまでして……

「恥ずかしいのか、典子? ふふふっ、そりゃ、恥ずかしいだろうな。
短いスカートをほんの少しめくり上げただけで、ノーパンのお前はおま○こが丸見えだからな。
もしかしたら、通りがかった奴に覗かれるどころか、携帯でカシャってやられるかもしれないぞ。
さあ、どうする?
イエス、OK以外の選択肢はあり得ないが、一応聞いてやる。
するのか? しないのか?」

シュッ、シュッ シュッ、シュッ……

ボリューム限界にしたスマホ。
そこから聞こえる、肉の棒に指を擦り合わせる音。
典子の恥ずかしい姿を材料に、変態が路上でオナニーする音。
ここへ呼び出されたときの河添の言葉がそれに混ざり合って、私にひとつしかない決断を迫ってくる。

夢を掴み取る覚悟!
そのためなら、どこまでも羞恥と恥辱の地獄に落ちる覚悟!

ほら典子、がんばって。
さあ、スカートの中も見せちゃおうよ。
いつまでもおっぱいだけでは、河添の息子が機嫌を損ねて萎んじゃうよ。
それにこんな格好。いつまでもしてたら、本当に風邪をひいちゃうよ。
だから典子の大切な処を見せてあげて、こんな露出ごっこ早く終わりにしよ……ね。



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