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放課後の憂鬱   第8章 無邪気な悪魔・後篇(2)


  
                                          


【第8章 (2)】



        
        三人は黙ってしまった。しばらくして、その重苦しい沈黙を破るように
        岸田が話し始めた。

        「そう・・だな。まぁ、そうだ。しょうがないな。今回は水着で行くか・・」

        藍はそれを聞き、少し安心した。そして吉田の顔を見た。
        吉田はまるでうまく行ったね、と言うかのようにいたずらっぽく藍にウ
        インクして見せた。
        藍も同じようにウインクを返した。それまでの吉田への蟠りが消えて、
        親しみすら感じ始めていた。

        吉田がその場を取りまとめるかのように言った。

        「よし、それじゃ決まりですね。では藍ちゃんの水着姿をメインにした
        コンセプトで・・」

        岸田はまだ納得していないようだったが、二人の表情にあきらめた様子
        で、
        「じゃ、そうしよう。どんな構成にするか・・」
        と話を続けた。

        「藍ちゃんの今までの写真集、見せてもらったけど、おとなしすぎるね、
        あれじゃ。まぁ、水着姿とはいってもこの路線を続けてたんじゃあ、ち
        ょっと・・」

        吉田がそう言うと、岸田が急に勢いづいて声を大きくした。

        「なっ? そう思うだろ? やはり少しは成長した藍を出していかない
        とな。いつまでも子供じゃないんだ。」

        藍は「子供」という言葉に反応していた。負けず嫌いの藍はいつまでも
        「子供」扱いされるのは我慢できなかった。

        そんな藍の感情を見透かすように、岸田が言った。

        「藍はどう思う?」

        藍はきっぱりと言った。
        「はい。少し大人っぽさを出してみたいと思います。わたし、もう子供
        じゃありませんから。」

        岸田は目を輝かせ、
        「よし! じゃあ少しセクシーな路線で行こう。吉田、絵を考えといて
        くれ。」
        「まかせてください。すぐにかかりますよ。」
        と吉田も大乗り気だった。

        藍の心は揺れ動いていた。ムキになった反動がきていた。
        やっぱり恥ずかしかった、水着になどなりたくなかった・・でも、いつ
        までも子供じゃない、子供じゃいられないんだ。
        自分を納得させようと必死だった。

        (・・・そう、エッチなことだって・・・少しは知ってるんだから。)

        藍の頭をそんな考えがよぎった。そして、少しぼーっとしてきた。

        「・・・ちゃん! 藍ちゃん!」

        遠くから吉田の声が聞こえていた。
        藍は変な気分になり、呼びかけられていることにすぐに気付かなかった。
        はっとして吉田の方を振り向いた。

        「えっ? あっ! ご、ごめんなさい。」
        「どうかしたのかな? 気分でも悪いの?」

        吉田が藍を気遣い、聞いた。

        「あ、だいじょぶです。なんでもありません。ちょっと考え事を・・」

        藍は慌てて答えると、吉田が返した。

        「あ、こんな話してるから、エッチなことでも考えてたのかなぁ?」

        吉田の言うことが図星だっただけに、藍は顔を真っ赤にして、大声で否
        定した。

        「そっ、そんなこと考えてませんっ!」




※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。
  無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみの
アブナイ体験とSMチックな官能小説




目次へ    第8章(3)へ

お父さん、綺麗に撮ってね♪






















【第1話】



        
        カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……

        「よぉーしOKだよ。雪音。ちょっと休憩しようか?」

        「はぁ~い」

        夏空をイメージしたブルーなライトの下で、あたしは仰向けの身体を起
        こした。
        そして、はあ~って大きく伸びをしながら、紐ブラジャーからはみ出た
        乳首を指で押し込んだ。
        ついでに、紐パンツから覗いちゃってる大切なお肉もそっと隠してあげ
        る。

        いつもの撮影。いつもの仕草。
        お父さんは、あたしに休憩だって言っておきながら、カメラを覗いて次
        の撮影準備に余念がない。

        でも、今日こそ言わないと……!
        おとといだって、その前の撮影のときだって、結局言いそびれちゃった
        し……

        「うん。今日こそは……ファイト! 雪音」

        あたしは椅子の前でUターンすると、カメラの元へと向かった。

        「お父さん……あのね……」

        ここまで言って、ゴクンと唾を飲み込んで、あとは、エエイッって感じ
        で……

        「ほら、ティッシュ、たくさん持ってきたから!」

        カメラから目を離したお父さんは、部屋の端に山のように積まれたボッ
        クスティッシュとあたしを、交互に見たままポカンとしていた。



        「ううぅ、やっぱり……僕には……」

        「ううぅでも、やっぱりでも、僕でもないの! いつまでも水着からチ
        ラリじゃ、儲からないでしょ。お客さんにだって、マンネリばかりやっ
        てると、どこかの一発芸人みたいに忘れられちゃうでしょ」

        「でも、僕と雪音は実の親子なんだし、その……ゴニョゴニョまで撮る
        というのは……そのぉ……」

        「もう、焦れったいわね! 娘のあたしが恥を忍んでお願いしてるのに
        ……ホントにだらしがないんだから。だいいち、『ゴニョゴニョ』ってな
        によ! 男だったらはっきりと、お……お……お、オマ○コって……言
        いなさいよ! さあ、始めるわよ! カメラ早くっ!」

        「ゆ、雪音、い、今……なんて……お、おま……うぅぅぅっ」

        「もうお父さんったら、こんなことで泣かないの。あたしだって年頃な
        んだから、こんな用語くらい知っているわよ。まあ、人前では話さない
        けど……っていうか、早く始めましょ」

        あたしはステージに上がると、水着を脱いでいった。
        全然平気って顔で、ブラジャーを取ってパンツを下した。
        全裸のまま、唖然とするお父さんの前で、どこも隠さずに突っ立ってい
        た。

        優柔不断なお父さんを急かせるため……
        今更になって、恥ずかしいって叫ぶ女の子の雪音を黙らせるため……

        こんなの恥ずかしくなんかない。
        そうよ。いつもの撮影のときだって、素っ裸のまま女の子の割れ目に絆
        創膏だけで平気だったから。
        乳首を指先で隠しただけで笑っていられたんだから。
        だから……だから……早くっ……

        「そ、それじゃあ雪音、いつものポーズから」

        「わかった。綺麗に撮ってね♪」

        観念したお父さんが、ぼそっと呟いた。
        それに応えたつもりのあたしも、ちょっと声が裏返っちゃった。

        ごめんなさい、お父さん。
        こんな、はしたなくてワガママで毒舌な娘を許してね。

        あたしは腰に左手を添えると、右足を半歩前に踏み出し、身体を半身に
        する。

        カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……

        全裸のあたしを捉える初めてのシャッターの音。
        その音に導かれるように、あたしは次々とポーズを決めていく。

        「そこで振り向いて……そう。今度はひざを開いて、顔は横向きで……
        OK。こっちを向いて、挑発的な笑顔で……! そう、いいぞ! そう、
        そのまま!」

        撮影が進むにつれて、お父さんの声に勢いが増していく。
        次第に要求するポーズが卑猥なモノへと変化していく。

        お父さんのアソコ、パンパンに膨らんでるよ!? 興奮しているのか
        な?
        あたしは、猫のように四つん這いになりながら、黒眼を走らせた。

        でも、それって仕方ないよね。
        こんな可愛い女の子が、オールヌードでモデルしているんだもん。
        それにあたしだって……

        「雪音、お尻をこっちに向けて」

        「……うん」

        あたしは這い這いしながら言われたとおりに、お尻をレンズに向けた。

        「あ、あぁぁ……」

        頭のスクリーンに、この前撮影した律子さんの裸体が映し出されてる。
        ボリュームのある真っ白なお尻のお肉が、頭の中でズームアップされる。

        雪音も、一緒のポーズをしている。
        まだまだボリュームなんか足りないけど、お尻の割れ目を……ううん、
        もしかしたら大切な処まで……!

        そう思うと、『恥ずかしい』って声が飛び出し掛けて、慌てて口をつぐん
        だ。
        お父さんの隣で腕組みしながら雪音を見つめる、あの時のあたしに負け
        たくなくて、言われてもいないのにお尻をグッと突き出した。

        カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……

        カメラが鳴いた。
        あたしは、息を止めてそれが終わるのを待ち続ける。
        そしてお父さんから新しい指示が飛んだ。
        「足をひらけ」って……







ありさ 割れしのぶ  第八章



  
                                          


【第八章】


        
        6月下旬、いよいよ夏到来を思わせる暑い夜、ありさは男衆をひとり伴
        ってお茶屋に向った。
        俊介の屋形訪問の一件以降、女将は警戒を深め、ありさの行く先々に常
        に男衆をそばに付けることにしていた。
        万が一、またまた沮喪があれば、上得意の丸岩に申し訳が立たないと思
        ったのだ。

        しかし幸いなことに、同伴の男衆はありさが最も好感を持っている北山
        春彦と言う30代半ばぐらいの男であった。
        ありさは北山に気軽に話し掛けた。

        「暑なりましたなぁ~」
        「ほんまどすなぁ、そうゆ~たら、ぼちぼち祇園さんどすなぁ~」
        「ほやね~、また忙しなりますなぁ~」
        「ありさはん・・・」
        「はぁ、何どす?」
        「あんまり思い詰めんようにせなあきまへんで。身体に毒おすえ」
        「あ、北山はん、おおきに~、うちのことそないに気にしてくれはっ
        て・・・」
        「ありさはん、近頃、ちょっと痩せはったみたいやし・・・」
        「うん、そやねぇ、ちょっと痩せたかもしれへんなぁ」
        「もし、わてにできることあったら何でもゆ~てや。微力やけど力にな
        れるかも知れへんし」
        「おおきに~、そないにゆ~てくれはるだけでも元気が出て来るわ。嬉
        しおすぅ~」

        ありさの口元から久しぶりに白い歯がこぼれた。

        ◇

        それから3日後、“織田錦”の廊下で、ありさは北山を呼び止めた。

        「北山はん、ちょっとちょっと・・・」
        「はあ、なんどすか?」

        ありさは真剣な眼差しで一通の封書を北山に差し出した。

        「北山はん、あんさんを見込んで頼みがあるんどす。この手紙を例の本
        村はんに届けて欲しいんどす。本村はんは堀川通り蛸薬師に住んだはり
        ます」
        「えっ!ありさはん、もしかして・・・あんさん・・・」
        「しっ・・・大きな声出したらあきまへん。お願いできますやろか」

        北山はありさの本村への想いが並々ならぬものと知っていた。
        そして今、ありさが重大な決意をしたことも直感的に感じ取ったのであ
        った。

        「はぁ、よろしおます。本村はんのとこまで必ず届けて参じます」
        「ほな、頼みますわな・・・」
        「はぁ、ほんならすぐに」

        北山は織田錦を出て、早速駆けて行った。

        ◇

        『俊介はんへ
        ご無沙汰しています。この前のお怪我は大丈夫どすか。
        うちは相変わらずの毎日を過ごしております。
        俊介はんとお会いしたいけど、ずっと見張りをされてて、
        身動きが取れん状態なんどす。
        せやけど、どうしても俊介はんにお会いしたいんどす。
        もう一度だけお目にかかって、ほんで俊介はんのこと、
        諦めよう・・・と思とります。
        今夜はお店もおへん。夜の十時に平安神宮の鳥居のとこに
        来てくれはりまへんか。
        これがうちの最後のお願いどす。
        せやけど、もしも俊介はんが来てくれはれへんかっても、
        決して恨んだりはしまへんよってに。
        うちは俊介はんを生涯お慕い申上げております。 ありさ』

        俊介は北山が去った後、直ぐに手紙を開いた。
        真っ白な便箋にかぼそい文字がしたためられている。
        一箇所だけ文字が滲んでいるのは、おそらくありさが流した涙のせいだ
        ろう。
        ついにありさは俊介との決別を覚悟したようだ。
        俊介は手紙を何度も読み返しているうちに、ありさの純粋で一途な想い
        に心打たれた。
        俊介はついに落涙してしまった。

        (ありさ・・・君に会いに行くよ・・・。ありさ、君を失いたくない・・・
        絶対に・・・)

        ◇

        ありさは玄関先に人気がないことを確かめて、着の身着のままの姿で織
        田錦を出て行った。
        急ぎ足で木屋町から三条を通り平安神宮へと向った。

        (お母はん、堪忍どすぇ・・・、うち、もしかしたもう帰ってけえへん
        かも知れへん。あんだけお世話になっておきながら、お返しのひとつも
        せんと屋形を勝手に飛び出したうちを堪忍しておくれやす・・・。うち
        は俊介はんの元へ参じますぅ・・・)

        ありさの頬には幾筋もの涙が伝っていた。

        まもなく息を切らしたありさが平安神宮に到着した時、既にそこには俊
        介の姿があった。

        「俊介はん!」
        「ありさ!」

        駆け寄るありさ、受け止める俊介・・・ふたりは人目をはばかることな
        く硬く抱合った。

        「ありさ、会いたかった・・・」
        「俊介はん、うちも会いとうて、会いとうてしょうがなかったわ・・・」
        「ありさ、もう君を放さないよ」
        「おおきにぃ、すごう嬉しい・・・。そやけどそれは無理なことやおへ
        んか?」
        「無理なんかじゃない。僕はどんなことがあっても君を放さないよ。で
        もこのままだと、彼らは必ず君を連れ戻しに来るもの。捕まると君がど
        んな目に遭うやら・・・。だから決めたんだ。君を連れてこの京都から
        出て行こうと」
        「えっ!なんどすってぇ!?そんなことしたら、俊介はん、大学に行か
        れしまへんがな!」
        「それは解ってる。解った上で言っているんだ。勉強なら別にK大へ行
        かなくてもできるし・・・。僕は君を選んだ。僕は君なしでは生きて行
        けないことに気がついたんだ」

        俊介の言葉を聞き、ありさは嬉しさに胸の震えが治まらず、袂(たもと)
        で目頭を押さえて泣きじゃくった。

        「俊介はん、嬉しおすぅ~、うち、俊介はんとやったら、どこへでもお
        供しますぇ~」
        「ありがとう、ありさ。でもこの先、決して安楽なものじゃないかも知
        れないけどいいんだね?」
        「そんなん、かまへん。うち、俊介はんとやったら地獄の底でも、どこ
        でも付いて行くぇ・・・」
        「そうまで言ってくれるんだね。嬉しいよ」

        俊介は優しく微笑んでありさの頬に唇を寄せた。

        「ありさ、それじゃ今からすぐに夜汽車に乗って遠くへ行こう」
        「え~っ!ほんまどすか~?」
        「うん、本当なら君も僕も一旦戻って荷物をまとめたいところだろうけ
        ど、そんなことをしていたらきっと捕まってしまうと思うんだ。ある程
        度のお金も用意したから当分はしのげると思うし。さあ、今から京都駅
        に向かおう。最終の汽車にまだ間に合うはずだから」

        ふたりは急ぎ足で、一路、京都駅に向かった。

        京都駅に着いた時には23時20分を少し廻っていた。

        「ありさ、だいじょうぶかい?」

        俊介は汗の滲んだありさの額を手拭いを出して拭ってやった。
        時刻表を見た。
        富山行きの汽車に乗って途中の福井で降りるつもりだ。
        発車は23時30分。俊介は急いで切符を求め改札をくぐった。

        『富山行きの汽車はまもなく発車します~。お乗りの方はお急ぎくださ
        ~い~』

        ありさ達が汽車のデッキに脚を掛けようとした時、遠くからふたりを呼
        び止める声がした。






野々宮ありさ
 





この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


ラヴラヴから凌辱ものまで多ジャンル官能小説取り揃え。
体験談、投稿体験談、夜学問、官能詩、エロエッセイ、その他カテゴリー多数。




目次へ    第9話へ

闘いの幕開け






















【最終話】


        
        じゅにゅ、じゅにゅ、じゅにゅ……ぬちゃ、ぬちゅうぅぅっっ!

        「んはぁっ、はぁっ! 遥香様ぁ、弥生のオチ○チン……気持ちいいで
        すか? もっと、ふぅっ……もっと揺らせますから」

        「ふあぁぁ、ああぁぁ……弥生さん、気持ちいい……オマ○コが揺すら
        れてぇ……遥香ぁ、感じちゃうぅぅっっ!」

        お尻が浮いた。頬杖を突いたおじさん達を見下ろして。
        お尻が沈んだ。頭を仰け反らせながら目線だけは上向きにして。

        セックスは共同作業なの。
        弥生さんのオチ○チンにだけ頑張らせてはいけないの。

        わたしは熱く火照った膣肉に力を込めた。
        遥香の粘膜を刺激してくれるディルドにエッチなヒダを絡めて、抱き締
        めるようにキュッとする。
        幸せな快感を頭の芯にまで送り込んでいく。

        「はぁっ、だめぇ……感じすぎちゃうぅっ……遥香ぁ、オマ○コ気持ち
        良すぎてぇ……変になっちゃうぅっ!」

        見渡す限りのおじさんが、無言のままズボンを下ろしている。
        下着だって引きずり下ろして、硬くなった肉の棒をシコシコさせている。
        黒ずんだ大人のオチ○チンを、「はぁはぁ」言いながら擦り上げている。

        弥生さん、皐月さん。それに孝ちゃん。みんなサンキューね。
        こんな悪魔達にたった一人で立ち向かおうとした遥香を許してね。
 
        セックスはパートナーがいないと成立しないから。
        二人の想いが重なって初めて、気持ちいい達成感を迎えられるから。

        わたしは貫いてもらいながら、身体を前倒しにする。
        両手を弥生さんのおっぱいに乗せると、柔らかいお肉に指を沈めた。
        とっても切なくて、懐かしい記憶が蘇ってくる。

        「あぁぁぁ……出る! 出すよっ、皐月さん……」

        「あんっ、はぁっ……いいよぉ、なかにお願い……皐月のオマ○コに、
        孝太様の……精子ちょうだいぃっ!」

        どぴゅ、どぴゅ……どぴゅぅぅっっ……ドク、ドク、ドク……

        「あっ! あぁっ! うぅっ!」

        「ひゃぁっ! あつい……孝太様のぉ精液がぁ、なかでぇ……皐月も、
        イキます……はあぁぁぁっっ、イッちゃうぅぅっっ!!」

        孝太が射精した。
        皐月さんが全て受け入れてくれて、絶頂してくれた。
        そしてわたしも……遥香も……弥生さんも一緒に……

        じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ……ずにゅ、ずにゅ……ずちゅうぅぅっっ!

        「ひあぁぁっ! みてぇ、見てるゥッ! 遥香ぁイッちゃうぅっ……イ
        ク、イク、オマ○コぉ、イクぅぅぅっっっ!!」

        「はあぁぁっ、私もぉ……弥生もぉ……オチ○チン生やしたままぁ、イ
        キますぅっ……あふぅぅっっっ!!」

        遥香も堂々と絶頂しちゃった。
        寄り添うように弥生さんも、大人っぽい鼻声で絶頂してくれた。

        だだっ広い畳み付きの大広間なのに、漂っているのはエッチな匂いだけ。
        女の人のも男の人のも、女の子のも男の子のも。
        みんな茫然とした顔をして、マラソンしたように大きく息を吐いて。

        「ふんっ! 面白くないことをしてくれるじゃないか」

        そんな中で、鼻を鳴らしたお義母さんが、言葉通りに両手を斜め下で拡
        げてみせる。
        今川は何が可笑しいのかニヤ付いた顔のまま、遥香達4人の顔を順繰り
        に見回している。

        だけど終わった。
        取りあえず、今夜のショータイムは終了したのよね。これで……

        わたしは気だるい身体を引き起こすと、ゆっくりとディルドを引き抜い
        ていった。
        デリケートな膣ヒダが名残惜しそうに絡み付くのを、メッてしあげなが
        ら、ふらつく足のままに立ち上がっていた。
        その後に続くように孝太がわたしの横に並んで。
        その隣に弥生さんと皐月さんが整列して。

        みんな裸のままで。全身の肌を油でも塗ったように汗で光らせて。
        恥ずかしい処だけ、別のお汁で濡らして。

        「皆様、本日は市川家主催、夜の宴にお越しいただきありがとうござい
        ます。私共の未熟な性技をご覧いただき感謝いたします。これからも一
        層、オマ○コとオチ○チンを鍛えて皆様を満足させますので、どうか宜
        お願い致します」

        わたしは一列に並んだ3人の顔を見つめた。
        せえのって、合図のつもりで頷いてみせる。
        そして、両足を左右に拡げた。
        腰を落としてヒザを曲げてガニ股にして。

        わたしと弥生さんと皐月さんは、濡れ濡れの割れ目を。
        孝太だけは、萎んで幼さを取り戻した肉の棒を。
        それぞれいっぱいに開いて、堅く握り締めて。
        オシッコでも飛ばすように腰を突き出して、お客様に向けて営業スマイ
        ルを送って。

        パチ、パチ、パチ、パチ……

        「いいぞぉっ! 遥香! 孝太! 弥生! 皐月! このぉ、スキモノ
        ッ! 変態ッ! 淫乱ッ!」
        「次来るまでに、オマ○コとチ○ポを磨いておけよぉっ!」
        「ははははっ……ふふふふっ……」

        拍手の音が部屋中に響いた。
        胸の中心を刺々しいエールに抉り取られて、ついでに思いっきり笑われ
        た。

        これが性処理接待担当の役目だから。
        先輩の弥生さんと皐月さんを見習って、遥香と孝太も今夜デビューした
        から。

        やがて一人減り二人減り、連れ立って晴れ晴れとした顔で50人の男達
        が広間から去っていって。
        わたしは感じていた。
        太股の内側をヌルッとした液体が垂れ落ちるのを。
        遥香は知っていた。
        その液体の色が、赤でもない。透明でもない。
        これからのわたしの運命を暗示した中途半端な色だってことを。

        エンドレスな……だけど、いつかきっとラストを探さないといけない闘
        いが、たった今始まったことも……


        【悪魔の集う家 完】



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女子○生ひとみのアブナイ体験と、ちょっと過激なSM官能小説








放課後の憂鬱   第8章 無邪気な悪魔・後篇(1)


  
                                          


【第8章 (1)】



        
        岸田と吉田は途端に真剣な表情に変わった。

        藍はそれを見て、
        (あ、これが「プロ」なのかな? あたしも・・がんばらなくちゃ!)
        と思い、少し身を乗り出した。

        岸田が藍に質問した。

        「藍、藍は今まで清純路線で来たよな。それについてはどう思う?」
        藍は突然の質問に、戸惑って曖昧な返事をした。

        「えっ? あ、あの・・どう思うって・・」
        岸田はそんな態度に、すぐに返した。

        「このままで、この世界で生きていけると思うか? それを聞いてるん
        だ。」

        藍は岸田のストレートな質問に、返事に困ってしまった。

        「・・・・・・」

        藍が黙っていると岸田が追い討ちをかけた。

        「さっき由香の話、したよな? あっちは真剣だぞ! ここで生き残る
        ために賭けに出るつもりだ。おまえにもそのくらいの覚悟はあるのかど
        うか、だ。」

        藍はさっき岸田に「プロじゃない」と言われたことがとても悔しかった。
        その悔しさが手伝ってか、藍はきっぱりと返事をしていた。

        「覚悟なら、あります! 私・・・負けないように頑張ってみます」

        岸田はそんな藍の言葉を聞いて、一際大きな声で言った。

        「おお! 藍、その言葉を待ってたんだ! よしっ、やっぱり俺が見込
        んだだけのことはある。それだけの覚悟があるのなら、俺もやりがいが
        ある。日本一の女優、いや、世界の藍にしてやるからな!」
        「そうだね。藍ちゃんならやれるよ!」

        藍は二人の盛り上がりに巻き込まれたように、気分が高揚していった。
        そして思わず
        「私、今までと違う自分を見つけてみます!」
        と言ってしまった。

        岸田が続けた。
        「よぉし、それなら今度の写真集は新しい藍の第一歩にしたい。いまま
        でにない藍を見せるんだ。そこで・・」

        藍は岸田の言葉を割って入った。
        「水着・・ですか。」

        岸田は呆れ顔で答えた。その声に、はっきりと失望の色が滲んでいた。

        「おいおい、藍の覚悟はそんなものか?」
        「ち、違うんですか?」

        藍は困惑した顔で答えた。すぐに岸田が言った。

        「まだわかってないようだな。藍の、大人の女の部分を、だな・・・」

        すると吉田が岸田に言った。

        「岸田さん、そりゃまだムリじゃないんですか? 藍ちゃんの・・何と
        いうか、今の愛らしさも捨てがたいですよ。」
        「でもなぁ、話題性や今までのイメージ考えたら、今が一番・・」

        「岸田さん、藍ちゃんの気持ちも、少しは聞かなきゃ。我々が脱ぐんじ
        ゃないんだし。ねぇ、藍ちゃん。」
        吉田が藍の方を向くとそう尋ねた。

        藍は驚いて、
        「ぬ、脱ぐ? 脱ぐんですか? もしかして・・・ヌード・・」
        「そう。岸田さんはそう言ってるんだよ。それはムリだよなぁ?」
        藍は言葉を詰まらせ、言った。

        「そんな、それは・・ダ、ダメ・・です。脱ぐなんて・・・」




※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。
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同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみの
アブナイ体験とSMチックな官能小説




目次へ    第8章(2)へ

独りよがりのセックス






















【第21話】


        
        「はぐぅっ! うぐ、うぅっ……お、オチ○チンが擦れれてぇ……あぅ
        っ……」

        わたしは弥生さんの上でピストンを始めた。
        足の裏を全部床にひっ付けて、弥生さんのお腹に両手を突かせてもらっ
        て腰を上げ下げしている。

        これって騎乗位セックスって言うんでしょ?
        5分前までバージンだった遥香でも、夜の営みの知識だけは豊富なんだ
        から。
        正常位でしょ。後背位でしょ。座位でしょ。駅弁なんて名前のもあった
        ような、なかったような……

        激痛以外の単語が見付からない。
        でも、これだとお尻が持ち上がらないし、顔が歪みそうになって淫乱な
        遥香をアピール出来なくなるし。
        だからわたしは、ズキンッ!ズキンッ!って、頭の芯を貫く電流を、お
        ませな知識で中和させる。
        それでも足りない部分は、嬉し涙に見せ掛けてごまかしていく。

        「み、見えるかな? あぐぅ、はぐっ……はぁ、遥香のオマ○コ……赤
        くなってるのぉ、みえてるぅ……」

        「うん、ちゃーんと見えてるぜ」
        「ああ、遥香ちゃんの割れ目から、赤いお汁がピュッピュッて飛沫みた
        いに飛んでるのがな」

        遥香がディルドを引き抜くたびに、男達の身体が前のめりになる。
        遥香がディルドを挿入させるたびに、顔を突き出したまま鼻の下を伸ば
        している。

        ズニュ、ズニュ、ズズッ……ズリュ、ズリュ、ズリュ……

        10回……20回……30回……
        それでも何度も腰を抜き差しする間に、粘膜の滑りがよくなってくる。
        これもエッチなマンガで読んだことがある。
        女の子って、レイプされても感じるんだって。
        オチ○チンで何度も擦られていると、初体験でも恥ずかしいお汁が溢れ
        てくるって。

        だったらもう少しだね。
        太股の筋肉がダルオモだけど、遥香はもっと腰を振って騎乗位セックス
        しないといけないね。

        「あひっ……はうっ、オチ○チンがぁ、奥に当たってるのぉ……遥香の
        子宮を突くのぉっ!」

        わたしは声帯を震わせて、大げさに絶叫した。
        肩をブルブルと震わせて、発達途上なおっぱいもプルンプルンと揺らせ
        てみせる。

        ホントにディルドの先端が触れたかなんて遥香にはわかんない。
        赤ちゃんホテルの子宮を意識しようとしたって、そんなの無理だもん。

        だけど和式トイレスタイルのピストンが限界に近付いているの。
        遥香って気合だけで根性がないから、太股の筋肉の悲鳴に同情しちゃう
        の。

        「遥香、そんなへっぴり腰じゃ、お客様が居眠りしちまうよ。しゃきっ
        としな!」

        バシィィッッ! ビシィィッッ!

        「い、痛いッ! いぃ、いえ……んはぁ、がんばって……オマ○コ! し
        ます」

        手のひらをいっぱいに拡げたお義母さんに、お尻をひっぱ叩かれた。
        鈍くなってきた腰運動に気付いたんだ。
        遥香は競走馬じゃないのに、騎手になりきったお義母さんが何度も腕を
        振り下ろしていく。

        「へへへっ、遥香ちゃんファイトぉ!」
        「3コーナー回りました。ほらぁ、お義母さんの手鞭に合わせてまくる
        んだよ」
        「早くしないと、4コーナー通過して直線に向いちゃうよ。そうしたら
        本物の鞭打ちだね。くくくっ」

        バシィィッッ! ビシィィッッ!

        「あぐっ、ああぁぁ……いやぁ、それだけは許してぇ……オマ○コぉっ! 
        オチ○チン抜き差しして……オマ○コしますからぁ」

        お尻の肌が真っ赤な手形に染められる。
        それを覗いて男達の一部がはしゃいで、わたしはバカの一つ覚えみたい
        に禁句の単語だけ連発させる。

        遥香は入れ込んで引っ掛かり癖のある、淫らなメス馬なの。
        直線を向いてお義母さんに鞭で叩かれたって、もう脚が残ってないの。

        せっかく膣の中がエッチなお汁で溢れてきたのに。
        割れ目のお肉まで、ジンジンと疼いてきたのに。
        こんな幼稚なセックスだと、お義母さんの言葉通りに……
        ごめんなさい。弥生さん、皐月さん……

        「はあぁ、んはぁ……孝太様のオチ○チン……逞しくて、気持ちいい……
        はふぅっ」

        「んくぅ……は、はぁ……僕もぉ、きもちいい……もっともっと皐月さ
        んのオマ○コ、突き上げてあげるね」

        その時だった。
        隣のカップルから息の合った甘い声が届いた。
        皐月さんが感じる声をあげてくれて、男に成り立ての孝太が声を裏返し
        ながらアピールしてくれている。

        「おっ、このガキ。いっちょ前に腰を持ち上げているぜ」
        「女みたいな身体で皐月ちゃんを持ち上げるとは、やるじゃねえか」
        「見ろよ、皐月ちゃんのアヘ顔。涎まで垂らして……よっぽど感じてる
        んだな」

        「さあ遥香様。私達もオマ○コ、愉しみましょ」

        「はぁ、はい……弥生さん……遥香を可愛がって……ください……」

        皐月さんと孝太の濃厚なセックスに、男達の目の輝きが増した。
        それを見計らったように、弥生さんが妖艶な笑みを浮かべて語り掛けて
        きた。
        ひたすら腰を浮かせている孝太に対抗するように、弥生さんも腰を持ち
        上げた。
        膣の中に遥香の腕ほどディルドが埋まっているのに、遥香の身体を何度
        もバウンドさせてくれる。
        潤みきって痛みの消えた膣壁を抉るように快感を植え付けて。







ありさ 割れしのぶ  第七章



  
                                          


【第七章】


        
        それから二日後の夜、ありさは傷心も癒えないままお座敷にあがった。
        相手はもちろん丸岩である。
        ありさと俊介の一件を女将はひたすら隠していたのだが、いつのまにか
        露呈してしまった。
        織田錦の男衆のひとりに松吉という如才がない男がいた。
        丸岩は従来から疑り深い性格であったため、公私共に、常に情報網を張
        り巡らせていた。
        織田錦においては、この松吉という男が丸岩の“連絡係”の役目を担っ
        ていた。

        丸岩は自分の目の届かないところでの、ありさの行動の一部始終を連絡
        するよう、松吉に指示をしていた。
        そんなこともあって、ありさの俊介に関する一件はすでに丸岩の耳に達
        していたのであった。

        ◇

        宴もそこそこに切り上げた丸岩は、その夜もありさを褥に誘った。
        丸岩は寝床の中でありさの身体に触れながらつぶやいた。

        「ふっふっふ・・・、ありさ、今晩はお前にたっぷりとお仕置きしたるさ
        かいな。覚悟しときや」
        「え?なんでどすか?」
        「呆けたらあかんで。お前が学生と付合うてることぐらい、とっくに知
        っとるんやで。わしを騙しくさって、この女狐が!」
        「そんなこといったい誰から・・・」
        「誰からでもええがな。その学生にここをいじられたんか?ひっひっひ、
        こういう風にな~」

        丸岩はありさの襦袢の裾から手を入れ、早くもまだ濡れてもいない割れ
        目を嬲り始めた。

        「そんなぁ・・・そんなことしてまへん・・・」
        「ひっひっひ、嘘ゆ~たらあかんで。何でも学生の下宿に入り浸りやっ
        たそうやな~?それやったら、ここをこないに触られたくらいやない
        な?もっとええことしたんやろ?」
        「してしまへん・・・」
        「嘘ゆ~たらあかん。ここに大きいもんを入れられたんやろ?ちゃうん
        か?どや?わしのとどっちが大きかった?」
        「そんなん知りまへん・・・」
        「どうしても知らんゆ~んやな?正直に白状したら堪忍したろて思てた
        けど、嘘つくんやったら、やっぱりお仕置きをせんとあかんわ」

        丸岩はそう言いながら、布団からありさを引きずり出して、ズルズルと
        床の間まで連れていった。

        「いや~!何しはるんどすか!?堪忍しておくれやす~!」
        「何をて、決まってるやないか?お仕置きや、お仕置き」

        丸岩は嫌がるありさを予め用意していた麻縄で、床の間の柱に立位のま
        ま縛り付けてしまった。
        さらに日本手拭いで猿ぐつわまで噛ませて口を封じてしまった。

        「ううっ!ううう!」

        「あんまり大声出されて、女中がびっくりして飛んで来ても困るさかい
        な~。ひっひっひ・・・」

        柱に後手縛りでしかも猿ぐつわと、戒めを施されてしまったありさが自
        由にできるのは、むっちりとした2本の足だけであった。
        丸岩はありさを縛ったままにしておいて、押し入れから奇妙な道具を持
        ち出して来た。
        どうも、台所で使う『すり鉢』と『すりこぎ』のようだ。
        そして包装紙から、こげ茶色の『芋』らしきものを取り出して来た。
        声の出せないありさは、目を丸くしてその得体の知れないものを見つめ
        た。

        (あれは芋みたいやけど、一体どうするつもりやろか・・・)

        丸岩はこの後、驚いたことに、すり鉢に芋らしきものを入れて、すりこ
        ぎで潰し始めたのだ。
        ある程度潰れると、今度はグルグルと掻き混ぜた。
        まさかこんな座敷で料理を作るわけもなかろうに、丸岩は一体何をしよ
        うと言うのだろうか。
        充分にとろみが出るまで混ざった頃、丸岩はニタリと嫌らしい笑みを浮
        かべた。

        「ふっふっふ・・・、ありさ、これ何か解かるか?これは山芋や。食べ
        たことあるやろ?山芋はな、滋養強壮の食べもんとして昔から有名やけ
        ど、他にも女の淫薬としても有名なんやで。知らんかったやろ?今から
        たんと食べさせたるさかい、楽しみにしときや、ひっひっひ~。ああ、
        もちろん、下の方のお口に食べさせたるさかいな。ぐっふっふっふ・・・」

        丸岩はそういいながら、すり鉢を持って、ありさのそばににじり寄った。

        (うぐうぐうぐっ!)

        顔を横に振り拒絶の態度を示すありさではあったが、身体を拘束されて
        しまった今逃れる術はなかった。
        丸岩はすり鉢から山芋を指でひとすくいし、ありさの顔に近づけた。

        「ひっひっひ、ありさ、お前のアソコにこれをたっぷりと塗ったるさか
        いな。どうなるか楽しみにしときや。あ、そやそや、その腰巻きちょっ
        とじゃまやさかい、取ってしもたるわ。ぐっふっふ・・・」

        ありさの腰を包む布地はパラリと床に落ちて、着衣は肌襦袢だけとなっ
        てしまった。
        しかし下半身を覆うものはすでに何もなく、無防備な状態で丸岩の異常
        な欲望の前に晒されてしまった。
        必死に膝を閉じ合せ、抵抗を試みるありさであったが、男の力には抗う
        べくもなく、その侵入を許すことになってしまった。
        丸岩の指はありさの真直ぐに伸びた一本道のような亀裂に触れた。

        「ぐふふふ・・・」
        「ううっ!」

        丸岩はニヤニヤと卑猥な笑みを浮かべながら、丁寧に陰唇部分へ塗り始
        めた。
        続いて、実の包皮を開いて剥き出しにし、実に擦りつけるように塗り込
        めた。

        「さてさて、ほんなら、次はこのかいらしい穴の中も、たっぷりと塗っ
        たるさかいな。ぐひひひ・・・」

        山芋が滴る指は、ついに裂け目の奥深くにも侵入を開始した。
        内部の襞のある部分はその感触を楽しむかのよう似、特に念入りに摩擦
        を加えたのだった。

        「ううっ、ううっ・・・ううっ・・・」

        秘所が焼けるようにカーッっと熱くなって来た・・・
        そして次第に激しい痒みがありさを襲い始めていた。
        額からは大量の唐辛子でも食べたかのように、大粒の汗が吹き出してい
        た。

        「ぐっふっふ・・・どうや?痒いんちゃうんか?」

        ありさは苦悶に歪んだ顔を縦に振った。

        「せやけど、しばらくはそのまま我慢してもらおか。よその男を咥え込
        んだ罰(ばち)やさかい、それぐらいは辛抱してもらわんとあかんわな
        ぁ」
        「ぐっ・・・ううう・・・」

        丸岩は底意地の悪さを露骨にありさにぶつけたのだった。

        とにかく痒くて堪らない・・・そして熱い・・・

        (ああ、辛い・・・)

        ありさは身を捩じらせて、ムズ痒さと懸命に戦ったのだった。

        しかし時間が経つに連れ、我慢も限界に近づいていた。
        狂いそうなほど痒い。

        「うぐうぐうぐ~っ!」

        ありさは猿轡を噛まされて叫べない苦しさを、態度で現すしかなかった。
        身体からは大量の脂汗を流し、腰を精一杯に捩り出した。
        ありさの股間からは、おびただしい愛液が山芋と交じり合って太股がボ
        トボトになるほど流れ出していた。

        「どや?ぼちぼち掻いて欲しいんとちゃうんか?」

        最初その言葉にも顔を背けて無視をしていたありさであったが、ついに
        耐えかねて屈服の態度を表わしたのだった。

        「ふふふ、首を縦に振ったな?ふっふっふっ、そうかそうか。そんなに
        痒いんか?よっしゃ、ほな、ぼちぼちええもん咥えさせたるわ。ぐっひ
        っひ・・・」

        丸岩は横に置いていた木箱から、奇妙な形の道具を取出した。
        ありさはそれを見た瞬間、顔が青ざめてしまった。
        それもそのはず、丸岩の取出した道具というのは、江戸時代から伝わる
        木製の「張形」で、周囲が異常に太く、一般男子のそれよりもふた周り
        ぐらいは大きい代物であった。

        「ありさ、ほんとやったら、わしのもん咥えさせたるとこなんやけどな、
        わしまでかいなるのんかなわんさかいに、代わりにこの太いもんでしっ
        かり擦ったるわ。気持ちええで・・・ぐひひひ・・・」

        本来のありさならば、そのおぞましい形状の異物を脚で蹴ってでも拒絶
        していたところであろうが、今はそんなことができる状態ではない。
        何でもいい、とにかく身体の痒みを鎮めるものが欲しい。
        そんな思いから、ありさは屈辱に身を焦がしながら、丸岩の差し出す淫
        猥な異物を受け入れたのであった。

        「うう、うぐぐ・・・うううっ!」

        激しい身体の火照りと痒みのせいで、愛液と山芋の混じり合ったものは
        おびただしく溢れ太股まで伝っている。
        丸岩は舐めるような目つきでありさの苦悶の表情を楽しみながら、太い
        張形をゆっくりと沈めて行った。

        (ズニュ・・・ズズズ・・・)

        「ううっ~~~!」

        丸岩は張形を深く押込みはしたあと、手を休めてしまった。
        痒みを止めるためには、不本意ながら丸岩の手を借りなければならない
        というのに。
        丸岩は不敵に笑った。

        「ふっふっふ、わしの役目はここまでや。痒みを止めたかったら、自分
        で腰をくねらしてごりごりと擦りつけることやな。ふあっはっはっは
        ~!」

        何という底意地の悪い仕打ちであろうか。
        空腹の者にご馳走をちらつかせておいて、『お預け』と言っているような
        ものだ。

        「くうっ・・・うっ・・・ううう・・・」
        「痒いか?ふふふ・・・、はよ、腰を動かさな狂うてしまうんちゃうか?
        はっはっは~!」

        ありさは脂汗を流しながら必死に耐えてはいたものの、肉体的にすでに
        限界に達していた。
        挿し込まれた張形に自ら腰を振りながら貪るように食らいついたのだっ
        た。

        「う~っ、う~っ、ううう~っ!」
        「はっはっは~!とうとう腰を振り出したか。よっしゃよっしゃ、それ
        でええのや。もう二度と浮気なんかしたらあかんのやで?ええなぁ」

        丸岩は凄みながら、ありさの顎を指で摘むように持ち上げた。
        そして止まっていた張形の反復運動を再開させた。
        ありさは身体を弓なりに反らせ、いつしか快楽の園をさまよい始めてい
        た。

        「がっはっは~、なんぼ拒んでも、女の性ちゅうもんは哀しいもんやな
        あ~。わっはっはっは~」
        「うぐ・・・ううう・・・ううっ!」
        「ありさ、お前はわしのもんや。他の男には指一本触れさせへん。これ
        でよう解ったなぁ?ふっふっふ・・・」

        人前では滅多に涙を見せないありさではあったが、ひとり床に就くとい
        つも泣いていた。

        「俊介はん、会いとおすぅ・・・、あんさんに会いとおすぅ・・・」

        いくらさだめとは言っても、好きな男と引き離されて、嫌いな男に添わ
        ねばならないことがとても悲しかった。
        自分にさだめられた籠の鳥のような身の上を呪わしくさえ思った。






野々宮ありさ
 





この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
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ラヴラヴから凌辱ものまで多ジャンル官能小説取り揃え。
体験談、投稿体験談、夜学問、官能詩、エロエッセイ、その他カテゴリー多数。




目次へ    第八章へ

処女肉を儀式に捧げて






















【第20話】


        
        「み、見えますか? 遥香の……オマ○コ。ほらぁ、なかのお肉までピ
        ンク色をして……もっと遠慮しないで見てくださいね」

        両手を股の付け根へ運ぶと、割れ目のお肉に指を掛けた。
        湿り気を帯びている肉の狭間に指先を突っ込んで、遥香の女の子をすべ
        て曝け出してみせる。

        隣では気を付けの姿で床に寝そべった孝太を、皐月さんがわたしをマネ
        して跨いでいる。
        ううん、違う。マネをしているのは、遥香の方。

        顔を真っ赤に染めた皐月さんが手足を動かすたびに、わたしも身体を動
        かしてみせて。
        皐月さんが甘くてエッチに語り出すのを鼓膜で聞き取って、わたしも唇
        を動かしてみせて。

        「さすが、処女のオマ○コは違うねぇ」
        「ああ。生娘のマン肉ってのは、肉ヒダの壁まで瑞々しいじゃねえか」
        「いや、皐月ちゃんのオマ○コだって、まだまだ初々しいもんだぜ」
        「それによぉ、今さっきまで弥生ちゃんのチ○ポに犯されてたんだ。肉
        の潤いなら、こっちの方が断然上だな」

        皐月さんとわたしは比較されていた。
        10本の指で裂けるほど引っ張った恥ずかしいお肉を、興味本位だけの
        視線に覗かれていた。

        「孝太様の筆おろし、皐月のオマンコがお相手します」

        「遥香様の水揚げ、弥生のオチ○チンがお相手します」

        「こ、孝太のオチ○チンを男にしてください。お願いします」

        「は、遥香のオマ○コも、女にしてください。お願いします」

        皐月さんと弥生さんが先導して挨拶して、孝太とわたしがちょっぴり怯
        える声で挨拶を交わした。
        そして、皐月さんの腰がゆっくりと下降する。
        わたしも遅れないように腰を落としていく。

        和式トイレスタイルの皐月さんが、割れ目に孝太のオチ○チンをひっつ
        けて、前後に揺すった。
        わたしもヒザを折り曲げてしゃがむと、割れ目のお肉に硬いオチ○チン
        を感じさせた。
        結合部を覗き上げるおじさん達を意識しながら、お尻を振った。

        「ふぅん……孝太様のオチ○チン、先っぽまで硬くなってる」

        「あ、はあぁぁ……遥香様に揺らされて、んふぅ……弥生のオチ○チン、
        きもちいいです」

        皐月さんが鼻から声を漏らして、弥生さんが腰を固定したまま首を反ら
        せた。
        二人して甘い声を大げさに口にして、わたしと孝太の緊張を解きほぐそ
        うする。

        ちゅく、ちゅぶ……ずにゅ……ずりゅ……ズズズッ!

        「んぐぅっ……ひぐうぅっっ! おぉ、オチ○チンがぁ……なかに入っ
        て……」

        「ふぁ、あはぁぁ……皐月のオマ○コにぃ……孝太様の熱いのがぁ……
        んはぁぁっっ!」

        皐月さんとわたし。どっちが先に挿入させたかなんて、どうでも良かっ
        た。
        ものすごく自然な感じで太股の力が抜けて、膣口付近に待機したオチ○
        チンが勝手に侵入する。
        弥生さんと皐月さんのレズセックスに感じていた膣壁が、硬質な模造オ
        チ○チンを本物と勘違いして受け入れていく。

        その途端、痛みと後悔が手を組んで遥香の決意を蝕もうとした。
        だからわたしは、泣きべそを掻いたまま弥生さんと目を合わせて。
        悶えるフリをしながら、目尻にシワを寄せて初体験している孝太を見つ
        めて。
        ゆっくり優しく腰を落としてくれている皐月さんにも目をやって。

        最後に泣きべそに笑顔をプラスして、お客さんを見まわした。
        バージンなのにエッチな遥香を証明しようと、2度と取り返せない女の
        子の思い出を自分から破壊した。

        ズニュ、ズニュ、ズズ……ズズズ……プチ、プチ、プチ……

        「ンアァァッッ! むぐぅっ、あぁ、はあぁぁッッ!」

        落ちて来たわたしのお尻を、弥生さんのあったかい下腹部が受け止めて
        くれた。
        信じられないけど、信じたくないけど。
        薄い粘膜を剥がされる痛みと、頭の中心にまで届いたバージンの悲鳴。
        それをまとめて全部、弥生さんのすべすべの肌が抱きとめてくれた。

        「んあっ……ぼ、僕……は、はぁ」

        「ふ、ううぅん……孝太様のがぁ、オマ○コの奥まで……はぁぁ、届い
        てぇ……」

        隣から男になった孝太の息遣いが聞こえた。
        それを手助けしてくれた皐月さんの甘い声も聞こえた。

        ありがとう、皐月さん。孝太を優しく導いてくれて。
        ありがとう、弥生さん。遥香のバージンをもらってくれて。
        ごめんね、孝太。あなたを巻き込ませてしまって。

        わたしは、涙を滲ませた弥生さんと目を合わせた。
        口を固く結んで首を小さく左右に振って、最後にコクンと頷いてみせる。
        そして唇を開きかけた弥生さんに、もう一度首を振って応える。

        そうよ。ここからのステージは、市川遥香の独占ショータイムなの。
        わたしの下で寝そべっている弥生さんも、隣でセックスしている二人連れ
        もウォールフラワーみたいなモノ。
        お客さんの視線は全部。このわたしが頂くの。
        遥香の未熟だけどピチピチの性技でみんなのハートを射止めるの。

        『いよいよだね、遥香、孝太。お前達の頑張り次第で後のイベントが変
        化するからね』

        お義母さんの一言を、もう一度噛み締める。
        耳の鼓膜に反響させる。

        「んぐ、は、はあぁぁ……みぃ、見てぇッ……遥香ぁ、処女とバイバイ
        ……しちゃったぁ」

        わたしは弥生さんと繋がったまま、指を結合部に差し込んでみせる。
        割り裂かれたお肉から滴る液体で指先を濡らすと、顔の前で掲げた。
        白い指を真っ赤に染めて、涙目なのに白い歯を見せて、おバカ女丸出し
        で自慢そうに振ってみせる。

        「すげえな、この子」
        「ああ、バージンを失ってもあっけらかんとしていやがる」
        「可愛い顔をして、遥香ちゃんは相当なスキモノだな。ははははっ……」

        囲まれたお客さんの間から、下卑た笑いが巻き起こる。
        それはあっという間に伝染して、大広間に集まったみんなにわたしは笑
        われた。

        そうよ、遥香はスキモノでエッチな女の子なの!
        弥生さんや皐月さんみたいに、脅迫されてお色気を振り撒いている清純
        な女の子とは違うの!
        男の人を悦ばせる性技は身に着けていないけど、心だけなら正真正銘の
        変態なの!







放課後の憂鬱   第7章 無邪気な悪魔・前編(5)


  
                                          


【第7章 (5)】



        
        「・・はい。私のわがままでした。すみません。」
        藍は泣きそうな顔で謝ると、岸田が軽く藍の頭を叩いた。

        吉田がコーヒーを持って戻ってきた。吉田は藍のしょげた様子をみる
        とすかさず言った。

        「お、どうしたの、藍ちゃん? 岸田さんに怒られたかな?」
        「・・・あ、なんでもありません。だいじょうぶです。」

        藍はムリに笑顔を作って答えた。が、藍の笑顔はすこし歪んでいた。

        「岸田さん、女の子苛めるのは良くないなぁ。まぁそんな怖い顔じゃ、
        なに言っても怒ってるように見えますけどね。」

        吉田は場を和ませようとしたのか、冗談を言うと、
        「なに言ってんだ。あんたのせいなんだぞ!」
        と岸田が吉田に言った。

        「えっ? 俺のせい? 俺、藍ちゃんになにかしたかな?」
        「まったくよぉ、この前のラフ写真、あんたどうしたよ?」

        岸田はすごんだ声で吉田に問い詰めると、
        「え、ラフ写真?・・ああ、ありゃ処分したけど、なにか?」
        「あんた、あれ息子に見せなかったか?」
        「ああ、あん時は藍ちゃんの写真撮ったって言ったら、うちのが藍ちゃ
        んのファンだっていうから少し見せたけど、まずかったかな?」

        「バカやろぉっ!! あんたのそういうところが、軽率だって言うんだ
        よ! あんたの息子、藍と同級生なんだよ。」
        「え、そうなの?」

        「まったくよぉ。あの写真、まずいの写ってなかったか? そんなの同
        級生に見られてみろ、藍、学校行けなくなんだろ!?」
        「ああ、そういやちょっとセクシーだったかな・・ぜんぜん気にしてな
        かったよ。あちゃー、まずかったな、そりゃ。」

        藍はそんなやり取りの間、ずっとうつむいていた。そんな藍に吉田が
        謝った。

        「藍ちゃん、ぜんぜん知らなかったよ、ごめんね。うちのバカにからか
        われたんだろ? まずかったなぁ。なんて謝ったらいいか・・」

        藍はまだ納得したわけではなかったが
        「・・もう、いいです。気にしてませんから。ただ・・」
        「ただ?」
        「吉田君、ちょっと恥ずかしいこと・・・言うものですから、少し落ち
        込んでしまって・・」

        藍は「恥ずかしいことをされた」とは言えず、言葉を濁してしまった。
        しかしすぐに吉田が言った。

        「そうかぁ、あのバカ、困ったやつだな・・よく言っておくからさ。機
        嫌直してくれよ。ね、藍ちゃん!」
        「・・はい。あたしの方こそ、子供でした。ごめんなさい。」
        と藍も謝った。

        吉田は藍の顔に少し笑顔が戻ったのを見て、
        「そうそう、藍ちゃんは笑った顔がいいね。かわいいぞ! こりゃこっ
        ちもいい写真、撮らないとな!」
        と藍を持ち上げた。

        岸田がそんなやり取りを終わらせるかのように、
        「よし、じゃあ早速仕事の話と行くか!」
        と言うと、吉田が答えた。

        「そうですね。さっさと片付けてしまいますか。」

        藍の新しい「写真集」の打ち合わせが始まった。





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同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみの
アブナイ体験とSMチックな官能小説




目次へ    第8章(1)へ

曝け出される柔肌






















【第19話】


        
        「おい、見たか? こんな可愛い子を、あの鬼夫婦はどこからかっさら
        って来たんだ?」
        「なんでも養子にとったと聞いているが、これほどの美少女とはな」
        「弥生ちゃんや皐月ちゃんでも相当なレベルだが、遥香ちゃんて言うの
        か。この子を並べると霞んで見えるぜ」
        「それにしてもよぉ、弟の方は目でも見えねえのか。まぁ、これからの
        ことを考えると見えねぇ方が、幸せかもな。ははははっ……」

        お客さん達のざわめきを、ステージに上がって肌で感じた。
        性的な欲求にまみれた視線が、こんなに刺々しいなんて。

        わたしはステージの真ん中で、孝太と並んで立たされていた。
        そのわたしの隣には弥生さんが。孝太の隣には皐月さんが。
        まだ肩を上下させて大粒の汗を滲ませたまま、メインディッシュにされ
        る遥香達のパートナーとして寄り添ってくれている。

        「さあ、お前達。初体験の晴れ舞台だ。お客様に向かって挨拶をしてみ
        せな」

        タキシードの今川から司会の座を奪い取ったお義母さんが、マイクを通
        して指示を与える。
        ステージ横で言い含められた言葉を無理やり思い出させたわたしは、孝
        太の脇腹を突いて知らせると、お姉ちゃんなんだから先に口を開いてい
        た。
        お客さん達を悦ばせるセリフを、金切り声で喚いていた。

        「え~っと……み、皆さぁ~ん、初めまして。市川遥香でぇ~す。17
        才、女子高生していましたぁ。だから今夜は、セーラー服で登場でぇ~
        す。今から、お、オマ○コ貫通の儀式をするけどぉ、わたし、寂しがり
        屋だからぁ、目の前で覗いて欲しいのぉ。バージン失くすところ。うふ
        ふ♪」

        「あ、あぁ……え~っと、ぼ、僕は……」

        わたしがおバカな女の子になり切ると、孝太もおバカな男の子になりき
        っていた。
        お互いに喉を嗄らして、唇の端の口角だけ気持ち悪いくらいに持ち上げ
        て。

        そうしたら、こんなわたし達でも需要はあるの?
        高級スーツを着込んだダンディーおじさんが、何人も手を上げてステー
        ジに駆け上がってくる。
        息を切らせながら車座に囲むと、頬杖突いて覗き上げてきた。

        「それでは残りの皆様は、ステージの前までお越しください」

        今川に誘導されて、出遅れたお客さん達も集まって来る。
        すしずめのステージ下の隙間を縫うように身体を滑り込ませて、床の上
        にアゴを乗せた。
        目線を全てわたしと孝太に集中させている。

        「失礼します」

        お客さん達の移動が終了し、弥生さんと皐月さんがわたしと孝太の前に
        進み出てきた。
        素裸のまま腰を落とすと、居並ぶ視線を引き付けるようにお尻を突き出
        していた。
        楕円形に発達したヒップをグラインドさせる。
        50人近い人達の目線を再び虜にしてみせながら、両腕を伸ばしてくる。

        わたしが履いていた紺色の襞スカートを弥生さんが……
        孝太の学生ズボンを皐月さんが……
        それぞれしなやかな指捌きで取り去られていた。

        だけど二人とも、足元から引き抜いてもしばらく離れようとはしない。
        まるでガードしてくれるようにお尻を揺らせたまま、わたしと孝太を見
        上げてくれている。

        「弥生、皐月。何をしてるんだい。さっさと離れるんだよ」

        そのガードを、苛立ち混じりのお義母さんの一言が打ち破る。
        潤んだ瞳でわたしと孝太に無言のエールを送って、弥生さんと皐月さん
        が脇に控えた。

        「……くぅっ!」

        「……あ、ぁぁ、お姉ちゃん」

        「おぉぅっ! パンティーを穿いてないぞ」
        「くくくっ、まさかノーパンだったとはねぇ。沙希ちゃん、あんよを閉
        じたって割れ目が覗いてるよ」
        「おい、誰かガキのチンチンにも一言コメントを頼むぜ。ははははっ」

        わたしが短く喉を鳴らして、孝太が悲鳴交じりにわたしを呼んだ。
        でもそんな細い声なんて、見境なく飛び交うダミ声に一瞬で掻き消され
        ていた。

        わたしは上半身だけ懐かしい衣装に包まれたまま、弥生さんの姿を探っ
        た。
        遥香の初体験のパートナーが床に寝転ぶのを、霞みそうな瞳で追った。
        そして、皐月さんのアソコを気持ち良くした黒光りするオチ○チンが、
        真っ直ぐに天井を向くのを目撃して下腹部に緊張を走らせる。
        痛いほど注がれる視線なんて全然感じないほど、アソコのお肉に神経を
        集中させる。
        わたしに無断で、遥香の女の子が。

        「弥生の腰を跨ぐんだよ。孝太はさっさと寝転びな」

        しゃがみ込んだお客さんに愛想笑いをしながら、お義母さんが冷たい声
        で命じた。
        その声を聞いた途端、お客さん達が一斉に瞬きを繰り返して、わたしと
        孝太のその後の行為に目を凝らしている。

        「遥香お嬢様、こちらへ」

        冷たい床の上で、仰向けになった弥生さんがわたしを呼んだ。
        身体を伸ばしたって型崩れしない乳房を平然と見せつけたまま、両手で
        組んだ枕に頭を乗せている。

        わたしはふらふらと、陶磁器のように白い身体に近寄っていく。
        お姉さんのように優しい笑みをこぼした弥生さんを見つめて、下半身に
        生えている噛みつかれそうなオチ○チンにも目をやって。

        「はあぁ……んくぅっ……!」

        唇を閉じたまま喉を鳴らした。
        今の想いを短い吐息に混ぜて、下半身に力を込めた。
        ヒザを軽く曲げてツマ先を持ち上げた。太股を大きく開いた。
        弥生さんと目と目を合わせて、恥ずかしい処に冷たい風を感じて、突き
        刺さる視線も意識して、わたしは……遥香は……







ありさ 割れしのぶ  第六章



  
                                          


【第六章】


        
        それから2日後、その日は風もなくとても蒸し暑い日だった。
        ありさは三味線の稽古を済ませ、手ぬぐいで額の汗を押さえながら、屋
        形“織田錦”に戻って来た。

        「ただいまどすぅ~」

        いつもならば、女将か他の者から「お帰り~」の言葉が飛んでくるのに、
        今日に限ってやけに静かだ。
        ありさは訝しく思いながら下駄を脱ごうとすると、暖簾を潜って女将が
        現れた。
        どうも様子が変だ。
        女将が目を吊り上げてありさを睨んでいるではないか。

        「ありさはん!早よあがってそこにお掛けやすな!」
        「はぁ・・・」

        ありさは脱いだ下駄を並べ終えると、玄関を上がって板の間に正座した。

        「ありさはん、あんさん、あたしを舐めてるんちゃいますんか!?」
        「ええ!?そんなことおへん!お母はんを舐めてるやなんて、そんなこ
        と絶対あらしまへん!」
        「ほな、聞きますけどなぁ、あんさんの旦那はんてどなたどす?」
        「はぁ、あのぅ・・・丸岩の会長はんどす・・・」
        「そうどすな?丸岩の会長はんどすわな?ほなら、もひとつ聞くけど、
        あんさん、学生はんと付合うてるんちゃいますんか?」

        ありさは女将から学生と言う言葉を聞いた瞬間、身体中から血が引くよ
        うな思いがした。

        「付合うてるやなんて・・・・、そんなことおへん・・・」
        「あんさん、あたしに嘘ついてどうしますのん。こないだの日曜日、男
        衆のひとりがあんさんを蛸薬師で見掛けたゆ~てはりますんやで?」
        「・・・・・」
        「なんで用事もあらへん蛸薬師におるんやろおもて、その男衆はあんさ
        んの様子をちょっとの間、伺うてたらしいどす。ほしたら何とまぁ、学
        生はんと楽しそうに語らいながら家の中へす~っと入って行ったちゅう
        話どすがな。男衆がわざわざ、そないな作り話こさえる思います?」
        「・・・・・」
        「黙ってたら解かれへんがなっ!どうなん!?」
        「はぁ・・・、それほんまどす・・・」
        「やっぱりかいな・・・、あのなぁ、あんさん、誰のお陰で毎日おまん
        ま食べて、踊りや三味線なろてるおもたはりますんや?それにあんさん
        は水揚げをされた身やおへんか?丸岩はんの顔に泥塗るようなことせん
        といてんかっ!!」
        「すみまへん・・・」

        ありさは瞼にいっぱい涙を貯めながら、女将に丁重に謝った。
        さらに女将は言った。

        「あのな、ありさはん。そらあんさんかて年頃の娘や、誰かを好きなっ
        てもしょうおへん。せやけどな、舞妓になった以上は、それは許されへ
        んことなんどすえ?恋なんか捨てなはれ。その学生はんのこと忘れなは
        れ・・・。それより、あんさんをかいがってくれはる丸岩はんにしっか
        り尽くしなはれ。それがあんさんのためや。それが、舞妓の道とゆ~も
        んや・・・」

        ありさは女将の言葉を聞き、その場に泣き崩れてしまった。

        ◇

        次の日曜日、俊介は外出もしないで日がな一日ありさが訪れるのを待っ
        たが、ありさは一向に現れなかった。

        (どうしたんだろう?もしかして急用ができたのだろうか?それとも、
        何か事故でも・・・)

        俊介は書物を開いても全く手につかず、ひたすらありさの笑顔を思い浮
        かべ物思いに耽っていた。

        やがて陽が沈んでも、やっぱりありさは来なかった。

        (会いたい・・・、ありさ、君に会いたい。たとえ一目だけでもいいか
        ら君に会いたい・・・)

        俊介は時間が経っても想いが募るばかりで、ついに会いに行こうと決心
        した。

        ランニングシャツの上に洗いざらしの白いシャツを引っ掛け下宿を後に
        した。
        暗い夜道をとぼとぼ歩き、ありさのいる木屋町へ向った。

        (確か屋形の名前は“織田錦”だったな・・・)

        木屋町界隈を探してはみたが、同じような店が多く“織田錦”が判らな
        い。
        そこへ偶然道を通り掛かった御用聞きらしき男に尋ねてみて、俊介は自
        分が間近まで来ていることに気づいた。

        「ごめんください」

        俊介は紺色の大きな暖簾をくぐり来訪を告げた。

        「おこしやす~」

        そばかすだらけのまだ年の頃なら17,18ぐらいの女中が出て来た。

        「夜分すみません。本村と申しますが、こちらにありささんはおられま
        すか?」
        「ありさはんどすか?はぁ、いてますけど、どんなご用どすか?」
        「ええ、少しだけ会わせていただきたいんですが・・・」

        (どうも客ではなさそうだし、それに見たところ学生のようだ・・・)

        と女中は些か困惑した様子であった。

        「はぁ、ほな、ちょっと待っておくれやす」

        女中は奥の方に消えて行き、しばらくして代わって貫禄のある女将らし
        き女性が現れた。

        「おこしやす。お宅はんどすか?ありさに会いたいゆ~たはるお人は」
        「はい、本村と申します。ありささんに一言だけお伝えしたいことがあ
        るので会わせていただけませんか?」
        「お宅はん、学生はんどすな?」
        「はい、そうですが・・・」
        「無理どすな」

        女将は毅然とした態度で俊介に言った。

        「え?そんな・・・。一目だけでいいんです。お願いします」
        「それは無理とゆ~もんどす。ありさは舞妓どす。舞妓ゆ~もんは、お
        客はん以外の男はんと会うことはまかりなりまへんのや。ど~しても、
        ありさに会いたい言いはるんやったら、お客はんとして来ておくれやす
        な」
        「客として・・・ですか?それで、いかほどの料金が必要なんでしょう
        か?」
        「金額やおへん。お金をなんぼぎょうさん(沢山)積んでくれはっても
        あきまへんのや。この祇園ゆ~とこは信用が第一なんどす。どこぞの有
        名なお方の紹介でもおありやすか?」
        「ええ?紹介・・・?有名な人の紹介が必要なんですか?」

        俊介は愕然とした。
        女将はさらに追い討ちを掛けるように言った。

        「誰ぞご存知どすか?」
        「いいえ・・・そんな人は知りません・・・」
        「それやったら悪いけど、帰っておくれやすな。ほんで、金輪際(こんり
        んざい)ありさには指一本触れんといておくれやす。ほな、はよ、いん
        でんか(帰ってくれるか)」
        「ちょっと待ってください!一目だけでいいんです。お願いです!一目
        だけ会わせてください!」
        「しつこいお人やなあ~。・・・。ちょっと~、誰ぞちょっと来てんかあ
        ~」

        女将が呼ぶと奥の方から中年の男と若い男がふたり出て来た。
        ここの男衆(おとこし)のようだ。

        「女将はん、どないしはりましたんや」
        「この学生はん、ありさに会わせろゆ~てきかはれしまへんのや。こん
        な玄関先におられたら商売のじゃまどす。出て行ってもろて」
        「学生はん、そうゆ~ことや。ここはあんたなんかが来るとこちゃうん
        や~。さあ、出て行ってんか~。」
        「そこをひとつ、何とか、お願いです!」
        「お宅、えろう聞き分けのおへん人やなあ~。さあ、はよ出て行ってん
        か~!」

        男衆は俊介を怒鳴りつけながら、両方から腕を掴み、店の外に引き摺っ
        て行った。
        それでも俊介が執拗に食い下がったため、男衆のひとりが俊介を胸座を
        掴んで地面に押し倒してしまった。
        その拍子に俊介は地面に頭を打ちつけたのか、額から赤い血を滲ませた。
        俊介は地面に這いつくばるようにして立ち上がり、男衆の足元にすがっ
        て哀願し続けた。
        男衆は吐き捨てるように言った。

        「学生はん。これ以上しつこうありさに付きまとったら、今度は営業妨
        害で警察に突き出すで。ええな?憶えときや」

        尋常とは思えない玄関先の様子を暖簾の陰で眺めていたありさは、必死
        に留める先輩の芸妓を振り切って、俊介の元へ駆け寄ろうとしていた。

        「あかん!行ったらあかん!ありさちゃん、ここはじっとがまんするん
        や。ええな」
        「そんなん、そんなん、あんまりひどおすぅ・・・」

        ありさは悔しさに唇を噛み締めながら、声を殺して泣き崩れてしまった。






野々宮ありさ
 





この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


ラヴラヴから凌辱ものまで多ジャンル官能小説取り揃え。
体験談、投稿体験談、夜学問、官能詩、エロエッセイ、その他カテゴリー多数。




目次へ    第七章へ

触れ合う膣肌~見も心もひとつに……






















【第18話】


        
        じゅにゅ、じゅちゃ……パンッ、パンッ、パンッ……

        「くはぁっ……お姉ちゃん、もっと……あはぁ、もっと、オマ○コ……
        突いてぇっ!」

        「皐月ぃ……んああぁぁぁっっ! オマ○コぉ、突いてあげるぅっ! 
        いいぃぃぃっっ!」

        弥生さんが腰を抜き差ししている。
        お尻の筋肉をへこませながら腰を引いて、ヌラっと光るオチ○チンを曝
        け出して、皐月さんの割れ目に向かってまた打ち込んでいる。

        肉と肉がふつかる音がステージに響いた。
        エッチなお肉が怪しい水音と共鳴して広間にまで拡散させる。

        「ちっ! なんだい、あの腰つきは。終わったら調教のし直しだね」

        隣でお義母さんが舌打ちして罵った。
        弥生さんも皐月さんも、心の中で泣きながら頑張っているのに。
        たくさんの男の人の視線を浴びながら、女の子同士でセックスさせられ
        ているのに。
        アナタは、それでも気に入らないの?
        どうしてそこまで残酷なことが言えるの?

        「あはぁっ……くっ、気持ちいいぃっ! 弥生お姉ちゃんのオチ○チン、
        感じるぅっ……」

        「私もよぉ、皐月……突くだけで、くふぅ……子宮が揺らされて……ふ
        わぁぁっっ」

        弥生さんの腰運動が次第に早くなっていく。
        腰を振るたびに豊かなオッパイも揺らせて。
        ショートカットのうなじからは大粒の汗も飛ばして。

        それに合わせて、皐月さんの腰も動いていた。
        リズムよく挿入されるオチ○チンに合わせて、突き出したお尻を押して
        引いて。
        湧き出してくるエッチなお汁を潤滑油に、割れ目のお肉を絡みつかせて。

        「お姉ちゃん、僕なんだか……」

        孝太が股間を押さえ込んでいる。
        両手で大切な処を覆ったまま、女の子から女に変わった彼女達の吐息に
        耳を傾けている。

        だけどそんな孝太を咎めたりできない。
        わたしだって、そうだから。さっきから胸の鼓動が早くなって、太股ど
        うしを何度も捩り合わせているから。

        「ああぁ、お、お姉ちゃん……皐月と一緒に……」

        「くぅ、ふわぁ……ええ、一緒よぉっ……私と皐月はいつもぉ……はあ
        ぁっ」

        喘ぐような二人の息遣いが荒く激しくなっていた。
        お腹の中に太いディルドが埋まっているのに、男の人になった弥生さん
        は、ラストスパートみたいに腰を打ちつけていた。
        その腰使いを皐月さんは受け止めて、その刺激を無駄にしないように大
        人の女に徹している。
        身体を心を、エッチ色に染め上げていく。

        じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ……ずにゅ、ずにゅ……パンッ、パンッ、パァ
        ーンッ!

        肉音と水音が、頂点を極めたように鳴り響いた。そして……

        「あふっ、はあぁ……皐月ぃ、いぃっ、イク……イキ……ます、あくぅ
        ぅぅっっっ!!」

        「わぁ、わたしもぉ……弥生もぉ、イクぅ……イキます、イッちゃうぅ
        ぅっっ……はあぁぁっっっ!!」

        まるでハーモニーを奏でるように、二人の哀しい合唱がコダマする。
        皐月さんの背中がバウンドするように跳ねて、両肩を痙攣させた弥生さ
        んがその上に圧し掛かっている。

        絶頂しちゃったんだ二人とも。
        女の子どうしでセックスさせられてイッちゃったんだ。
        悪魔たちに命じられて、目を血走らせた男達を満足させるために。



        「それではお待たせしました。今夜のメインディッシュイベントを行い
        たいと思います。新たに黒川家ご子息、ご令嬢になられましたお二人に
        よる、筆おろし、水揚げの儀式でございます。皆様、盛大な拍手でお迎
        えください」

        そして悪魔の手先の男が、わたしと孝太の出番をアナウンスした。
        皐月さんと繋がったままの弥生さんのお尻をピシャリと音を鳴らせて叩
        くと、男達のボルテージを更に引き上げていく。

        「いよいよだね、遥香、孝太。お前達の頑張り次第で後のイベントが変
        化するからね。まあせいぜい客達に媚びて、未熟な性技でも披露するん
        だよ」

        「はい! お義母さん」

        わたしは孝太と揃えて、切れのある返事をした。
        だけど、頑張れってなにを?
        イベントが変化するってどういうこと?

        本当は知っている。
        わたしも孝太も、応接室に呼び付けられた時に聞かされているから。

        もしも男達の性欲を満足させられなかったら?
        不満のブーイングで広間が埋め尽くされたりしたら?

        その時は、わたしや孝太だけじゃないの。
        弥生さんや、皐月さんにもひどいことをするって。
        女の子3人と男の子1人で、ここに集まっている50人の男達とセック
        スさせるって。
        大切な処だけではとても足りないから、お口で咥えさせられて、お尻の
        穴まで使わせるって。

        堂々と先導を切って、お義母さんがステージに上がっていった。
        SMの女王様気取りの衣装のまま、ちょっぴり白けたお客さん達に愛想
        を振り撒いている。

        わたしは、これが孝太との最後のお別れみたいに抱き締めてから、その
        後を追った。
        脂ぎった顔の脂ぎった音色の拍手に迎えられながら、女の子の証を意識
        させたまま。







放課後の憂鬱   第7章 無邪気な悪魔・前編(4)


  
                                          


【第7章 (4)】



        
        岸田はますますわからなそうに、
        「ん、よくわからんぞ。どういうことだ?」と藍に問い詰めた。

        「・・吉田さんの息子さんとわたし、同級生なんです。で、吉田さん、
        あの写真を捨てるって言ってたのに、吉田君に渡したみたいで、それで・・」

        藍は「辱しい目にあった」ことまで話しそうになったが、ハッと気付い
        て黙ってしまった。
        岸田は怪訝そうな顔で、藍に聞いた。

        「おまえの言ってることは良くわからんぞ。第一なんでそんなCMの試
        し撮りの写真を息子に渡したぐらいで、カメラマン変えにゃならんの
        だ? なんかまずい写真だったのか?」

        藍はしかたなく話した。

        「・・水着の・・写真だったんです。」

        岸田は呆れ顔で言った。

        「おまえなぁ、そりゃ友達に自分の水着姿の写真見られて、恥ずかしい
        のはわかるけどなぁ、おまえ「芸能人」なんだぞ! その辺の女子高生
        みたいに恥ずかしがってちゃ、これから仕事来ないぞ! も少し大人に
        なれよ。・・別に裸見られたわけじゃあるまいし・・」

        「でも、す・・・透けてたんです。」
        「ん、透けてた? なにが?」
        「む・・・・胸が、です!」

        藍は少し大きな声を出してしまったことが恥ずかしかった。が、そんな
        藍を見て岸田は他愛もないことのように続けた。

        「おまえなぁ、そんなこと言ってるようじゃ、まだプロじゃないぞ。そ
        んなことはこの世界じゃあたりまえなんだよ。あの篠原奇人も狩野典正
        も、そんな写真腐るほど撮ってるんだ。それが出版されないだけでな。」

        「・・・・・」

        「息子がそれを偶然見ちまっただけだろ? 親子じゃそんなこと別に不
        思議じゃないぞ! カメラマン変えりゃいいってもんでもないだろ? 
        それにな、自分の息子がおまえのファンだったりしてみろ! オヤジと
        したら自慢したいだろ? そんなもんだぞ!」

        「・・・・・」

        「こっちだって根回しとかいろいろ大変なんだから、その辺わかってく
        れよな!?」

        岸田が一気にまくしたてた。そう言われると、藍は黙ってしまった。岸
        田の言うことももっともだった。

        それに「プロじゃない」と言われたのには堪えた。確かに自分のわがま
        まと言えばそうなのかもしれない。

        「・・・・・」

        藍はしゅんとなってしまった。
        岸田もおとなしくなってしまった藍を見て、困った様子で言った。

        「・・・まぁ、おまえもこれからなんだからな。第一、だ。そんな写真、
        誰にも見てもらえなかったら逆に淋しいもんだぞ。人気があるってこと
        だ。このまま人気を維持できなきゃ、おしまいなんだから、がんばろう
        な。・・まぁ吉田には気をつけるように言っとくよ。心配すんな!」

        藍は岸田の言葉を聞き、少し微笑み、こくっと小さくうなずいた。
        自分のことを考えてくれてるんだ、そう考えたら涙が出そうになった。





※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。
  無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみの
アブナイ体験とSMチックな官能小説




目次へ    第7章(5)へ

極太ペニスバンドで繋がる姉妹愛






















【第17話】


        
        「おいおい! あんな太っといの、ホントに入るのかよ?」
        「弥生ちゃんのオマ○コ、壊れちまうぞ」

        ステージの下まで摺り寄っていたお客さんの間からも、期待半分以上の
        驚きの声が漏れる。
        そして数少ない心配症の声を打ち消すように、今川が軽快な声で説明す
        る。

        「皆様、ご心配には及びません。このディルドは直径60ミリの硬質ゴ
        ムで出来ておりますが、弥生嬢のオマ○コは何ら問題ありません。確か
        に調教を始めた頃は、極太なディルドに泣かされておりましたが、今は
        この通り気持ちいい声で鳴いております」

        「はぁ~い、心配をかけたようでごめんなさい。弥生はこのディルド君
        でないと、オマ○コが感じないんです。だって変態ですから」

        「なぁーんだ。心配して損しちゃったな」
        「ホントホント。性処理接待している娘なんだし、オマ○コなんてガバ
        ガバで当たり前だよな」
        「そうそう、自分で変態なんていうスキモノだからな。ははははっ」

        今川の説明を間に受けた顔をして、お客さんが笑った。
        弥生さんが微かに覗かせた哀しい笑顔を、みんな無視して自分達の性欲
        のために盛り上がっている。

        嘘よ! そんなの弥生さんの本心じゃないのに。
        弥生さんの内股が震えているのを見れば気付くはずなのに。

        卑怯なわたしは、声も立てずに叫んでいた。
        孝太の手を痛いほど握り締めているのに、何も出来ずに照明の当てられ
        たステージに視線を送り続けていた。

        「ほら見てごらん。弥生のオマ○コにディルドが埋まって……ふふふ」

        わたしは漂う香水の匂いも忘れていた。
        SM女王の存在を忘れていた。
        お義母さんだけじゃない。手を繋いでいるのに孝太のことも忘れかけて
        いた。

        男達に向けて、半オクターブ声音を高めた弥生さんが「ディルドを挿入
        しますね」って。
        丸い筒型を握る指と指が全然届いていないのに、それを股の間に移動さ
        せて。
        ステージの下でお客さん達が小競り合いしながら見上げているのに、ヒ
        ザをくの字に曲げてガニ股の姿勢を取って、恥ずかしい割れ目のお肉を
        全部晒して。
        両手の指で固定したお化けディルドを持ち上げていく。
        即席の笑顔を維持できなくて、天井を仰ぎ見てごまかしながら、膣の中
        へと一気に挿入させる。

        「あぁっ! はあぁぁっっ! み、見てぇっ……弥生のオマ○コにぃ、
        ディルドがぁ……はいってぇ……ふあぁぁっっ」

        もうとっくに入れ終わっているのに、弥生さんの声が鼓膜にひっついて
        離れてくれない。
        いくら赤ちゃんが産まれてくる穴だからって、勝手に拡張したらいけな
        いのに、その瞬間、お客さんの間から拍手が起こって、それもオマケみ
        たいに耳にひっついて。

        「お客様、皐月の未熟なオマ○コも見てください」

        ステージの上では弥生さんに代わって、皐月さんが腰を屈めていた。
        両手をヒザに押し当てて高々とお尻を掲げて、足の裏を滑らせる
        ようにして股を開いてみせている。
        そして薄らと傷痕の残るヒップを晒したまま、身体の向きを変える。
        右のお客さんにも左のお客さんにも、恥ずかしい処を観賞してもらえる
        ようにサービスを繰り返している。

        「皐月、もう……いいわ」

        そんな皐月さんの痴態に、弥生さんがストップをかけた。
        決してお客さんには届かない優しい声で囁くと、足を引きずるぎこちな
        い歩様のまま皐月さんに近付いていく。

        まるで男の人みたい。
        胸の膨らんだ女の人の身体なのに、弥生さんの下腹部だけは男性そのも
        のだった。
        お義母さんはあれで標準なんて笑って言ってたけど、本当にそうなの?
        初めて見た孝太のよりも遥かに大きなオチ○チンの模型が、天井を向い
        てそそり立っているから。

        「皐月……好きよ……」

        「弥生お姉ちゃん……わたしも……」

        その言葉の往復が合図だった。
        馬跳びの姿勢を保つ皐月さんの背後に、弥生さんが移動する。
        両腕を伸ばして皐月さんのウエストをガッシリと掴むと、生やしたての
        オチ○チンで彼女の割れ目を探った。

        「……んんっ、はあぁぁぁ」

        揺れるだけで身体の芯まで響くのよね。
        弥生さんがくぐもった声を吐いた。
        そのまま皮のベルトが喰い込んだお尻をぐっと前に押し出すと、今度は
        皐月さんが呻くように押し殺した声を漏らした。

        「あはぁっ……入って……くるぅ……オマ○コにぃ、お姉ちゃんのオチ
        ○チンがぁっ!」

        まるでお腹の中のモノが押し出されるように、皐月さんの背中が上向き
        に反った。
        膣の奥にまでオチ○チンが挿入されたことを示すように、腰を密着させ
        た弥生さんも上半身を仰け反らせていた。

        「んはぁっ! 皐月のオマ○コぉ、感じるぅ……私もぉ、いいぃっ!」

        弥生さんが叫んで、皐月さんも負けないくらい大きな声で叫んで。
        姉妹だからきっと仲はいいと思う。
        両手で持ちきれないほどのたっぷりとした愛情だって有ると思う。
        でも、わたしは違うと思う。
        こんな繋がり。こんなセックス。
        彼女達だって全然望んでなんかいないと思う。

        「いいぞぉっ! ほら、ピストンやれぇっ!」
        「弥生ちゃーん。オマ○コにオチ○チン挿したままだと、セックスは終
        わらないよぉっ!」
        「早く、妹の皐月ちゃんを犯してみせてよぉっ!」

        そうよ。心ない野次が、彼女達を追い詰めているんだ。
        スーツを着て立派な格好をしただけのどうしようもない人達が、こんな
        哀しいショーを誕生させてるんだ。
        隣で薄笑いを浮かべている悪魔達を利用して。







ありさ 割れしのぶ  第五章



  
                                          


【第五章】


        
        そして日曜日。ありさは浴衣姿に薄化粧と言う言わば普段着で蛸薬師へ
        向った。
        俊介に会える。好きな人に会える。ありさはそう思うだけで、胸が張り
        裂けそうなほどときめいた。
        路地を曲がると子供たちが楽しそうに石けりをしている。
        順番を待っている男の子に下宿の『百楽荘』がどこかと尋ねると、すぐ
        に指を差し教えてくれた。
        2~3軒向うにある木造二階建の建物らしい。

        「ありささ~ん、こっちだよ~!」

        待ち侘びていたのであろう。二階の窓から俊介が手招きをしていた。

        「あ、本村はん、こんにちわぁ~、お待ちどしたか?」
        「ああ、待ちくたびれたよ~」
        「まあ」
        「ちょっと待って。すぐに下に降りるから」

        まもなく、ありさの目の前に愛しい男の顔が現れた。

        「よく来てくれたね。かなり探したんじゃないですか?」
        「いいえ~、すぐに分かりましたぇ~」

        俊介に誘われて下宿に入ろうとした時、ありさは子供たちの遊ぶ姿を眺
        めながらにっこり笑って呟いた。

        「懐かしいわぁ~、うち最後にケンパやったん、いつやったやろか・・・」
        「ケンパ?」
        「あれ?本村はん、ケンパ知りまへんのんかぁ?」
        「石けりじゃないの?」
        「うちとこ(私のところ)では、ケンパゆ~んどすぇ。何でかゆ~と、
        片足でケンケンして、両足でパッとつくから『ケンパ』ゆ~んどすぅ~」
        「はっはっは~、なるほど。動作が語源になったんだね~」

        「さあ、狭いけどどうぞ。ここが僕の下宿だよ」  
        「おじゃまさんどす~、ほな、上がらせてもらいますぇ」

        俊介の部屋は6畳ほどあるのだろうが、驚くほど書物が多いため4畳半
        くらいにしか見えなかった。
        だが、ありさの訪問に気を遣って片付けたのか、整理整頓はよく行き届
        いていた。

        「お茶を入れるから座っててね」
        「やあ~、ごっつい本の数やわぁ~、本村はん、ほんまに勉強家なんや
        なぁ~」
        「そんなことないよ。それはそうとその『本村はん』て苗字で呼ぶのや
        めてくれないかな?俊介でいいよ」
        「お名前で呼んでもよろしおすんかぁ?」
        「うん、僕だってありささんって呼んでるだろう?」
        「あのぅ・・・」
        「なんだい?」
        「あのぅ、俊介はん・・・」
        「どうしたの?」
        「うちのこと、『ありさ』て呼び捨てに呼んでくれはらしまへん?」
        「うん、いいよ・・・。ありさ・・・」
        「やぁ~、嬉しおすわぁ~」

        「ありさ・・・、君のこと好きだよ・・・」
        「・・・・・」

        俊介に好きと打明けられて、ありさは胸に嬉しさが込み上げて言葉に詰
        まってしまった。

        「君が大好きだ・・・」

        俊介は同じ言葉の前に『大』の字をつけてもう一度囁いた。
        そして優しく抱き寄せた。

        「うちも・・・、うちも俊介はんが大好きおすぇ・・・」
        「ありさ・・・」

        俊介はありさを抱きしめながら唇を求めた。
        俊介の求めにありさはそっと瞳を閉じて応えた。
        ありさにとって初めて心を許した人に捧げる唇・・・それは甘く切ない
        味がした。

        「ありさ、君がいとおしい・・・」
        「あぁ・・・嬉しい・・・、うちも好きどすぇ・・・」

        唇を重ねているうちに、ありさの頬に一筋の涙が流れた。
        その涙は俊介の頬までも濡らした。

        「ん?ありさ、どうしたの?」
        「ううん・・・何でもおへん。ただ嬉しいだけどす・・・」
        「何か辛いことでもあるんじゃないの?僕に話してごらん」
        「おおきにぃ・・・うっうっ・・・うううっ・・・」

        ありさは俊介にしがみ付き号泣してしまった。
        俊介は無言で抱きしめながら、ありさの額に頬擦りをした。

        「辛いことがあるのなら僕に言ってごらん。話せば少しは楽になるかも
        知れないよ」
        「す、すまんことどすぅ・・・取り乱してしもうて・・・」
        「いいんだよ。僕にならいくら甘えたって・・・」

        ありさは涙目で俊介にそっと告げた。

        「うち・・・舞妓やめたいんどす・・・、もう毎日が辛うて・・・」
        「舞妓さんってほんと大変そうだね。どうしても合わないと思ったら、
        辞めてしまって別の職を探してみればどうなの?」
        「それが無理なんどす・・・」
        「どうして?これからの時代は女性も社会に進出していくことになって
        いくと思う。何も嫌な職業にしがみ付いていることはないと思うんだ」
        「ところがそうはいかへんのどす。とゆ~のも、うちが十六で舞妓にな
        ってからとゆ~もの、屋形が衣食住からお稽古代、それにお小遣いまで、
        ごっついお金をうちに出してくれたはるんどす。せやよって、屋形に恩
        返しせんとあかんのどす・・・それが祇園のしきたりなんどすぅ・・・」
        「で、稽古が厳しくて嫌なの?それともお客に酌をしたりするのが嫌な
        の?」
        「いいえ、そうやおへん。お稽古もお客はんへのお酌も別に辛ろうおへ
        ん・・・」
        「じゃあ、何が辛いの?もし良かったら言って?」
        「いいにくいけど・・・」
        「・・・」

        「俊介はんは、『水揚げ』てご存知やおへんか?」
        「言葉は聞いたことがあるけど、具体的にどんなことなのかは・・・」
        「『水揚げ』ゆ~たら、芸妓や舞妓が旦那はんをとることなんどす。もっ
        とはっきりゆ~たら、好かんお方であっても、ごっついお金を払ろてく
        れたはったら、その旦那はんと夜を共にせなあかんのどすぅ・・・」

        俊介はありさの話を聞いて愕然とした。

        「『水揚げ』ってそういうことだったんだ。で、現在、ある人に好かれて
        しまっているんだね?」
        「そうなんどす・・・、何でも会社をようけ持った会長はんらしいんや
        けど、うち、その旦那はん、嫌で嫌でしょうおへんのどす・・・、顔見
        るたびに辛ろうて、辛ろうて・・・」
        「そうだったんだ・・・」
        「あ、堪忍しておくれやすな。うち、しょうもない話してもうたわ・・・」
        「もしもね?」
        「はあ・・・?」
        「もしも、舞妓の君を身請けするんだったらどのくらいのお金がいる
        の?」
        「え?身請け!?どのくらいかは知らへんけど、おとろしい(恐ろしい)
        ほどのお金がいると思いますぅ・・・、せやけどそんなん無理や・・・、
        俊介はんのその気持ちだけで、うちほんまに嬉しおすぇ~」
        「ありさ・・・」
        「しゅ、俊介はん・・・」

        俊介はありさを抱き寄せ、そのまま畳に押し倒してしまった。
        交す熱いくちづけに、ありさは心が溶けてどこかに流れて行きそうに思
        った。
        いや、溶ければいい。
        溶けてどこかに行ってしまいたいと・・・。

        「ありさ、君を遠くに連れて行きたい・・・」
        「嬉しおすぅ~、俊介はんがそう思てくれはるだけでも嬉しおすぇ~」
        「ありさ・・・、君を愛してる・・・例えられないほどに君が好きだ・・・」
        「俊介は~ん・・・」

        俊介はありさの浴衣の紐を解くと、染みひとつない珠のような白い肌が
        現れた。
        美しいふたつの隆起・・・俊介はそっと指を滑らせた。

        「あぁ・・・俊介はん・・・」

        俊介は隆起を丘の下から上へと優しく撫で上げ、頂きにある桜色のぼん
        ぼりを指で摘まんでみた。
        ビクリと敏感に反応するありさ。
        俊介の唇は細い肩先、白いうなじ、ふくよかな乳房、そして脇腹へと這
        い回る。
        ありさの肌はほんのりと赤みが差し始めている。
        ありさは瞳を閉じて、愛される歓びをそっと噛み締めた。

        俊介は再び唇を重ねた。
        舌がつるりと滑り込みありさの舌と絡み合う。
        求め合う唇と唇、求め合う身体と身体、求め合う心と心・・・。
        俊介の指先は浴衣の裾を割って、太股を撫で上げる。

        「あぁ・・・俊介はん・・・」

        指は太股から脚の付根附近まで伸びる。

        「あああぁ・・・」

        ありさの消え入りそうな切ない声が、俊介の昂ぶりに一層拍車を掛ける。
        付根附近を撫でていた指が、一気に丘に駆け上がる。
        小高い丘には薄い目の若草が繁り、拓哉の指がゆっくりと旋回する。
        指は数度旋回して、丘の裾野へ進んで行く。

        「ああっ!」

        裾野には小川が流れ、水嵩がすでに増していた。
        (クチュ・・・)

        「あああ・・・俊介はん・・・嬉しおすぅ・・・」
        「ありさ、君が愛しい・・・」
        「ああん・・・俊介はんにそこいろてもうて嬉しおすぅ・・・」
        「ありさ・・・」

        川の土手から水流の真ん中に指は埋没してしまった。
        そして川の流れに沿って擦りあげる。

        (クニュクニュクニュ・・・)

        「あんあん~、ああん、ああっ、た、俊介はん、気持ちようおすえ~」
        「ああ、ありさ・・・、僕は、僕は君が欲しい・・・」

        俊介はそう言いながら、浴衣の裾を大きく開いて、ありさの脚を折り曲
        げた。
        そして間髪入れず一突き!

        (ズニュ~!)

        「あああっ!」

        俊介はありさの脚をしっかりと抱えあげ、海老のような格好にさせて激
        しく突き上げた。
        ありさの清流にはすでにおびただしいほどの水が満ち溢れ、俊介の怒張
        したものを容易に奥まで受入れた。

        (グッチョグッチョグッチョ・・・)

        下宿の昼下がり、子供たちもどこかに行ったようで恐ろしいほどに静ま
        り返っていた。
        そんな中で聞こえる音と言えば、ふたりの愛が重なり合う時に発する水
        音だけであった。

        「うふふ、ありさ、すごくいい音が聞こえて来るね」
        「ああん・・・そんなこと言わはったら、うち恥ずかしおすぇ・・・」
        (グッチョングッチョングッチョン・・・)

        俊介は往復運動をいったん止めて、ありさを起こした。
        ありさは俊介との結合をそのままにして、両手を引かれゆっくりと起き
        上がる。
        俊介はありさを膝の上に乗せたまま、ありさの首筋に手を廻し、そっと
        くちづけを交した。
        そして俊介の手はありさの臀部をしっかりと抱えて、腰を激しく突き上
        げた。

        「いやぁ~ん、あんあん~、俊介はんがふこう入って来はるっ~」

        この時、俊介はかなりの昂ぶりをみせていたため、天井を向いてそそり
        立つほどに硬く、そして大きく膨らんでいた。
        そんな俊介の興奮がありさにも肌を通して伝わったのだろう、ありさは
        堪らなくなって泣き叫んでいた。

        (ズッコンズッコンズッコン・・・)

        俊介の強靭な腰は疲れることを知らなかったが、かなり限界に近づいて
        いた。
        ありさも同様に絶頂が訪れようとしていた。

        水揚げ以降数度に渡る丸岩との契りでは、味わえなかった真の女の歓
        び・・・
        ありさは俊介と巡り合って、ついに知り初めたのであった。

        「あっ、あっ、あっ、俊介はん、何か変や~、何か変や~、身体が、身
        体がぁ~、あああっ!いやあ~~~!!」
        「うっ、うぐっ!うぉ~~~~~!!」

        ありさは俊介に抱かれて、初めて愛すること愛されることを知り、感激
        のあまりむせび泣き濡れた。
        ふたりはともに果てた後も離れることもなくずっと抱合っていた。

        「俊介はん、また会うてくれはるんどすかぁ・・・」
        「もちろんだよ」
        「嬉しおすぅ~、ほな次の日曜日にまた・・・」
        「うん、いいよ。次の日曜日、どこかに遊びに行こう。じゃあ、また連
        絡をするから」






野々宮ありさ
 





この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。
尚、著作権は、愛と官能の美学 Shyrock様に属しております。
無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


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パンティ涙のルーツ

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            パンティは本来は女性の下ばきを総称して、パンティ
            ーヌといっていた。
            イタリアの女性が使い始めたのが最初とされているが、
            18世紀ごろまでは踊り子や窓拭きの女性が使用して
            いたにすぎなかったようだ。

            日本女性の着用も大正末期からの洋装の流行に伴って
            一般に普及した。

            さて、パンティの前身ズロースは、英語ではドロワー
            ズまたはドローズで、ドロウというのは引っ張るの意
            味だから、まさに的を得たネーミングと言えるだだろ
            う。
            これは14世紀末にフランスの宮廷夫人が用いたのが
            始まりと言われている。
            日本人女性としては、明治4(1871)年にアメリカへ
            留学した津田梅子ほか5人の女性が着用したと言われ
            ている。
            しかし当時、日本ではまだ和服と腰巻きの時代だった。  
            大正12年に関東大震災で累々とした女性の死体の乱
            れは見るも無残だった。

            それを見て、ボーイスカウトが「女性よ、改良サルマ
            タをはきたまえ」と説いて回ったが、女性は下着を着
            けない便利さを重んじ、普及しなかったという。
            その頃、パンティの前身であるズロースと言うものは、
            あるにはあったようだが、洋服の下へ着用するもので
            あったから、ごく一部の人しか穿けなかったようであ
            る。
            と言うのも、当時の衣服は着物がふつう。
            洋服は高価なものだったことも普及しなかった要因の
            ひとつであろう。

            ところでそのズロースなるもの。
            広く普及した理由が極めて悲しい事件に起因する。
            それは昭和7年(1932年)のこと。
            当時、東京の日本橋に白木屋と言うデパートがあった。
            12月16日のこと白木屋デパートで火災が発生し、死
            者14人の他、多数の重軽傷者が出た。
            ズロースを穿いていなかった和装の女店員が、5階か
            らロープを伝わって避難する際、裾の開くのを気にし
            て片手でしかロープにつかまれず、転落死してしまっ
            たのだ。
            何とも痛ましい事件であろうか。それに当時の日本女
            性の「恥じらい」とは何とも凄まじいものであろうか。
            この火災をきっかけに、洋装やズロースが奨励され、
            一気に普及することとなったのである。


            【パンティ涙のルーツ  完】









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哀しき姉妹の饗宴






















【第16話】


        
        「むちゅっ、ちゅぷ……皐月ぃ、もっと舌を伸ばしてぇ……ちゅる、ち
        ゅる、ちゅぱっ」

        「はんむぅ、弥生お姉ちゃんの舌ぁ……ちゅば、ちゅば……おいしぃ」

        弥生さんと皐月さんが、濃厚なキスを繰り返している。
        お互いの背中を抱きしめながら、姉妹なのに愛おしそうに。
        ちょっと伏せ目がちに目線を遭遇させて、唇どうしを押し付け合ってい
        る。

        ディープキスっていうの?
        弥生さんが口を浮かせると、二人の間に透明な唾液の橋が掛かる。
        そのキラキラ橋に導かれて皐月さんが舌を差し出した。
        そして、薄くリップされた唇がその舌先を受け入れる。
        一緒になって持ち込んだ皐月さんの唾液を、弥生さんのモノとミックス
        させて喉を潤すように飲み干していく。

        「女同士のキスってのは、激しいねぇ」
        「おまけにこの二人、実の姉妹っていうじゃないか」
        「血が繋がったモノ同士の愛の口づけってか。おらぁ、キスはもういい
        から、早く乳繰り合いな」
        「はははっ、そうだ! そうだ!」

        まるで恋人どうしのような甘い時間。
        それなのに、男達の飛ばす野次がそれを早送りさせるように要求した。
        読まなくてもいい空気を読んだ今川が、顔色ひとつ変えずに彼女達に耳
        打ちする。
        もっと卑猥な次の行為へと促していく。

        弥生さん、皐月さん。がんばって!

        そのエールが何を意味するのか、遥香は知っている。
        知っていながら、それでも胸の内で声を上げていた。
        見えない目でステージに顔を向ける孝太の手をギュッと握り締めたまま。
        もう片方の手を、激しく打ち鳴らす心臓に当てて。

        パチッ……シュル、シュル、シュル……

        名残惜しそうに唇を引き離した二人は、右腕を背中に回すとブラホック
        を緩めた。
        申し合わせたみたいに白い歯を見せながら、紐ブラジャーを滑らかな指
        使いで引き抜いていく。

        スルスルスル……スススッ……シュルルル……

        続けて、紐でしかなかったショーツも下ろされていく。
        喚声が静まるなか腰に両手を添えた彼女達は、背筋を立てたままの姿勢
        で右足を持ち上げた。
        入れ替えるように左足も持ち上げる。
        ヒザを曲げ気味にツマ先をピンと伸ばして、二人同時に卑猥なショーツ
        を抜き取っていた。

        「うぉっ! 姉さんのおっぱいは、さすがでけぇな」
        「いやぁ、妹のおっぱいも、その年にしちゃぁ、まずまずじゃないの」
        「それを言えば、下の毛はどうよ?」
        「陰毛なんざ、どうでもいいさ。肝心なのはマン肉だよ。割れ目の肉も
        よぉ、年の差で発達具合に差があるんじゃねえのか?」

        男達の間から沸き起こる、超セクハラな野次。
        だけど、弥生さんも皐月さんも嫌な顔ひとつしない。
        それどころか、胸を突き出すようにして乳房を揺らせて。
        軽く曲げたヒザを押し出すようにして、女の子の部分までチラ見させて。
        男達の目を釘づけにさせている。
        獣のようにギラ付かせた視線を全身に浴びながら、オールヌードのグラ
        ビアタレントを続けている。

        「ふふっ、そろそろ頃合いだね」

        そんな彼女達をステージの端で見ていたお義母さんが、意味深に笑って
        呟いた。
        お手洗いの匂い消しみたいな香水を発散させて、今川に目で合図を送る。

        「遥香も、よぉーく見ておんだよ」

        そして今度は、わたしに向けて話しかけてきた。
        喉の奥に唾液を絡ませたような粘着質な声でそう言うと、女なのにわた
        しの背中をいやらしい手付きで撫でた。
        手の甲でスルスルさせながら、ステージで始まる変化に目を細めていた。

        「よおっ! 待ってましたっ!」

        突然、男達の間から掛け声が飛んだ。
        同時に、笑顔を振りまいていた弥生さんと皐月さんの表情が曇る。

        わたしの両目は彼女達から放れると、タキシード姿の今川に移った。
        その人が手にしているモノを見て、身体を凍りつかせていた。

        「あっ! そんな……そんなのって……?!」

        数秒してから、唇が思い出したように声を上げる。

        「あれはねぇ、ペニスバンドって言って、タチ役の女がアレを着けて相
        方の女を犯す道具だよ」

        そのわたしが漏らした驚きの声が面白いのか、お義母さんはおぞましい
        道具の説明を始めた。

        「それもよく見てみな。男のチンポをしたディルドが2本付いているの
        が分かるかい? そうさ、内側の極太なのを弥生が自分のマ○コに入れ
        て、もう一方の奴を皐月のマ○コに突っ込んで腰を使うのさ。お互いに
        感じられるようにね」

        もう聞きたくなんかないのに。
        耳を塞ぎたいのに、怖ろしい道具の怖ろしい使い方を、粘っこい声で詳
        しく説明してくる。

        そんな中、今川の手からその物体が弥生さんに引き渡されていた。
        遥香の腕くらいありそうなディルド。
        それが生えた皮製のベルトを、弥生さんはぶら下げていた。
        禍々しくてずしっとして、目を落とした彼女は、ほんの一瞬だけ眉間に
        シワを寄せて、隣で見つめる皐月さんも同じ表情をして。







放課後の憂鬱   第7章 無邪気な悪魔・前編(3)


  
                                          


【第7章 (3)】



        
        「・・・・・」

        まだ黙ったままの藍に、
        「・・まぁ、気をつけろってことだ。さぁ、そろそろ着くぞ。」
        と岸田はこの話題を打ち切るように言った。

        「ああ、ここでいい。その辺で止めてくれ。」

        岸田が運転手にそう言うと、タクシーは細い路地を入ったところで止ま
        った。
        二人はタクシーを降り、少し歩いてある灰色の小さなビルに入っていっ
        た。

        狭く薄暗い階段を上ってゆくと、「Y・PhotoSpace」と薄汚れ
        た看板の掛かっている部屋があった。
        岸田はノックもせずに無造作にドアを開け、中に入った。

        藍もその後ろについて中に入った。が、その直後、背筋を冷たいものが
        走った。
        狭い事務所に机があり、そこにはカメラマンの吉田が座っていた。

        「おう! まだ生きてるようだな?」

        岸田が無作法な挨拶を吉田にすると、「おかげさまでね。」と吉田が答え
        た。
        そしてすぐに吉田は藍に話しかけてきた。

        「藍ちゃん、この前はどうも。いや~こないだの写真、先方には結構評
        判良くってね。」
        「・・・そうですか。」

        藍は少し不機嫌な様子で返事をした。

        この前の写真・・同級生の吉田が持っていたあの写真・・
        ちゃんと処分してくれるはずだったのに・・
        あの写真のせいで、酷い目に・・・

        藍の脳裏に、吉田たちから受けたあの辱めの記憶が浮かび上がった。身
        体が震えていた。

        「さて、早速だが、今度の写真集のカメラマン、あんたに頼もうと思っ
        てね。」

        岸田は吉田にそう言うと、吉田がすぐにへつらうような感じで答えた。

        「そうこなくっちゃ! お願いしますよぉ~」

        藍はそのやり取りを聞き、ぞっとした。また吉田に写真を撮られる・・
        それが水着姿なんて・・

        「おっと、これは気がつきませんで。お茶でも入れますよ。へへへ」

        そう言うと吉田はにやにやしながら奥へ消えていった。

        「・・・岸田さん。」

        藍は吉田が部屋からいなくなったのを見計らって、岸田にこの前の写真
        の件を伝えようと思った。
        吉田ではない、別のカメラマンを頼みたかった。

        「ん? どうした?」

        岸田は藍のほうを向き、答えた。

        「・・カメラマン、吉田さんなんですか?」
        「ああ、そうだ。」
        「別の人に・・なりませんか?」
        「ん、どうして? 吉田はなかなかセンスがいい。少なくとも腕は有名
        な狩野なんかより上だぞ。なにか不満か?」

        藍は少しためらっていたが、思い切ったように話し始めた。

        「・・この前のCMの写真・・吉田さんだったじゃないですか。」
        「ああ。そうだったな。」
        「あの時の写真、誰にも見せないで処分するって言ってたのに・・」

        そこで恥ずかしさがこみ上げてきて、口篭もってしまった。岸田がきょ
        とんとして藍に聞いた。

        「言ってたのに、どうした?」

        藍はうつむきながら小声で、
        「・・同級生が・・持ってたんです。あの写真。」




※ この作品は、ひとみの内緒話管理人、イネの十四郎様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、「ひとみの内緒話」及び著者である「ジャック様」に属しております。
  無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。


同性の先輩や後輩達に苛められる女子○生ひとみの
アブナイ体験とSMチックな官能小説




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淫獄の幕開け






















【第15話】


        
        メモに記された運命の日は、それから3日経って訪れた。
        再びあの応接室に呼ばれたわたしと孝太は、お義母さんから儀式の中身
        を教えられた。

        まるでデジャビュのようにお義父さんと並んで座って、相変わらずワイ
        ングラスを片手に掲げて。
        お義母さんは、ねっとりとした口調で焦らすように話しかけてきた。
        わたし達の怯える表情を愉むために。
        哀しみに暮れる表情に
        悦を感じ取るために。
        だってこの人達は、悪魔の一員だから。

        「お前たち、分かっておいでだね。今度バカなことをしたら、鞭でなめ
        す程度じゃ済まないからね」

        「は、はい……もう逃げたりしません。お義母さんの言われた通りに……
        せ、セックスします」

        「ぼ、僕もです。お義母さん。ふ、筆おろしのこと……よろしくお願い
        します」

        顔を真っ赤にして見せて、恥じらいも浮かべて、わたしと孝太は俯き加
        減で返事をした。
        その顔と仕草にニンマリとする二人連れに、わたしは絨毯をキッと睨み
        つけて胸の中でだけ毒づいていた。

        (これで満足なんでしょ! 自分達の子供に引き取った娘と息子を辱め
        ていたぶって、それがアナタ達には快感なんでしょ!)

        言ってあげた。でも届いてなんかいない。
        だって今のわたしに出来るのはこれくらいだから。
        遥香のバージンだけじゃない。孝太の初めてまで奪おうとする悪魔達に
        は、口で言い返したって無駄だって負け惜しみを込めて思うから。



        容赦なく時計の針は回転して、辺りは暗闇に包まれる。
        きっと忘れられない運命の時間が迫っていた。

        いったい、何人くらい集まっているんだろう?
        わたしはステージの袖から顔を覗かせて、ざわついている大広間を探っ
        た。
        そして、見なければ良かったって後悔した。

        この屋敷に、料亭のような大広間まであるのも驚き。
        だけど、ざっと見まわしただけでも50人はいる男の人の集団にはもっ
        と驚かされていた。
        平凡なサラリーマン風の中年男性から、ぱりっとスーツを着込んだ白髪
        混じりのダンディーなおじさんまで。

        お義母さんの話によると、お医者様にお役所の偉い人。選挙で選ばれた
        人に、ふざけないでよ! 学校の校長先生まで。
        みんな、市川家のビジネスに協力してもらうために招待しているって。

        そんな責任のある肩書を持った人達なのに、みんな揃って座布団の上で
        胡坐座りして。
        1段高いステージでまもなく始まるショーに、期待する視線を集中させ
        て。

        「孝ちゃん、お尻はまだ痛むの?」

        「うん……ちょっとね。だいぶ、マシになったけど……」

        うんざりして顔を引っ込めたわたしは、さり気なく聞いたつもりだった。
        でも頭の中は、これからのことでパンクしそうなくらい張り詰めている。
        たぶんそれは、孝太も同じだと思う。

        まさか遥香の初エッチが、男の人と二人っきりの個室から見せモノみた
        いなショータイムに変身するなんて。
        それも、わたしが意気地なしだったために、孝太まで巻き込んで一緒に
        セックスショーをさせられるなんて。

        『ごめんね』の単語は封印したつもり。
        でもね、頭の中では連呼し続けているの。
        孝太のお相手をしてくれる皐月さんにも『ごめんね、孝太を頼みます』
        って、お詫びとお願いを続けているの。
        今だってずっと……



        「え~っ、皆様、大変長らくお待たせしました。ただいまより市川家主
        催、夜の宴を開催いたします」

        わたしと孝太を掴まえた今川っていう男の人が、ステージの上で挨拶を
        始めた。
        まるでマジシャンのような白いタキシードに身を包んで、右手をステー
        ジの脇に向ける。

        「ほら、弥生、皐月出番よ。少しでもミスしたらお仕置きが待っている
        からね!」

        SMの女王様のように、ボンデージ衣装を身に着けたお義母さんが、弥
        生さんと皐月さんを軽く睨んで薄く笑った。
        わたしと孝太に恥ずかしい綱引きをさせた同じ表情で。
        露出気味な衣装から鼻に突く香水臭を漂わせて。
        白い肌を晒した彼女達をステージの中央へと追い立てていく。

        その途端、「おぉぅーっ!」って喚声が湧き上がった。
        孝太がそのどよめきに顔を向けようとして、わたしが手を引いて牽制す
        る。

        「まず登場いただいたのは、市川家メイドでありながら、性処理接待も
        受け持つ美しき姉妹。弥生嬢と皐月嬢にございます。
        え~っ、本日ご参加された殿方の何人かは、既に夜の性奉仕などでお見
        知りおきかと存じますが」

        今川の媚びた物言いの説明に、ほくそ笑む男達。
        でも、並んで立たされている弥生さんと皐月さんは、身動きひとつさえ
        許されていない。
        ビキニと呼んでいいのか分からない卑猥な水着姿のまま、両手を頭の後
        ろで組んで惨めなポーズを取らされている。

        弥生さんはピンク色。
        皐月さんは水色。
        彼女達が身に着けているのは、乳首だけを辛うじて隠している紐のよう
        なブラジャー。
        それに大切な割れ目にもお尻の割れ目にも深くきつく喰い込んだ、やっ
        ぱり紐にしか見えない恥ずかしすぎるショーツ。

        きっと海辺で男を漁っているエッチなお姉さんでも、こんな格好を見た
        ら赤面すると思う。
        でも弥生さんも皐月さんも、好き好んでこんな姿を晒しているわけじゃ
        ない。
        たぶんわたし達と一緒。理不尽な脅迫を受けて参加させられているんだ。
        こんな淫らなショータイムに。

        「それでは今夜のメインディッシュの前に前菜と致しまして、息の合っ
        た姉妹によるレズ&セックスショーをお見せ致します。弥生、皐月、お
        客様にご挨拶を」

        今川の紹介に、弥生さんと皐月さんが目と目を合わせた。
        捕虜にされた兵隊さんみたいに両手は頭の後ろにひっ付けたまま、1歩
        2歩と前に進んで今川の横に並んだ。
        ほっぺたを赤く染めて両目を哀しく泳がせたまま、口の周りの表情筋だ
        け緩める。
        立っているだけでも淫らなのに、腰を左右にくねらせながら唇を開いた。

        「皆様、初めまして。市川家で性処理接待をしています弥生、20才で
        す」

        「同じく性処理接待をしている皐月、17才です」

        「今から私達が愛し合っているところをお見せしますので、皆様もどう
        かオチ○チンを扱きながら観賞してくださいね」

        「皐月も弥生お姉ちゃんも、オマ○コをいっぱい濡らしてエッチします
        から期待してくださいね」

        弥生さんのしっとりした口調が途切れると、バトンタッチするように愛
        くるしい皐月さんの声が続いた。
        女の子が口にしてはいけない単語も、戸惑いなんか見せたりしない。
        弥生さんも皐月さんも、ちょっぴり艶めかしい表情まで作ってサービス
        している。

        だからって彼女達が淫乱なわけない。
        だって遥香は知っているもの。
        わたしの隣でSMの女王様気取りのお義母さんが、腕組みして監視して
        いるから。







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