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歩道橋の下より愛を込めて





















(4)
 


「おや、旦那。今日もお早いお着きで」

重蔵さんは儀式のようにお札を恭しく掲げると、マットレスの右半分を俺に譲ってくれた。
俺は席につくといつものように撮影の準備を始める。
隣ではいつものように、重蔵さんがいびきを掻き始める。

でも不思議だ。あの少女に会ってから俺の人生がゆっくりと変化し始めている。
今朝は朝早くから妻が朝食を作ってくれた。
夫婦で共にする何年かぶりの朝食。
俺はそれを口にしながら、胸の奥が焼けるような痛みを感じた。

それだけではない。
遅刻癖が治まってからの会社での評価もすこぶる良くなっている。
昨日などは、馬の合わないあの上司から直接褒め言葉まで貰うとは……

「まだかな?」

俺はこの場所に陣取りひたすら彼女だけを待ち続けた。
もう他の女など目に入らない。撮影もしない。

そして、来た! 午前7時40分。いつもの時間に少女は姿を現した。
心なしか顔を赤く染めて、心なしか目線を泳がせて……
心なしか短いスカートの裾を気にする素振りを見せて……
それでもやっぱり気のせいだろう。少女はいつものように颯爽と階段を上っていく。

「1・2・3・4……」

鉄に響く回数をカウントし、いつものようにゴーサインをかける。

よし、今だ!

指が液晶画面に浮かぶ撮影ボタンを押す。
同時に俺の目は、一瞬の少女の痴態を鑑賞しようと全神経を集中させた。

挑発的なチェック柄のスカートがふわりと拡がる。
若さ溢れる引き締まった太ももの。
そして、その付け根を……

「ば、バカなッ! そんな……ありえないッ!」

遠ざかる靴音。
それを耳にしながら、俺は自分の目を疑った。
狂ったようにスマホを操作し、撮影された写真を確認する。

「まさか……ノーパンでなんて……」

そう。彼女の短いスカートの中には、あるべきはずの下着がなかった。
代わりに穢れのない女の子の割れ目がそこには写っていた。
堅く閉じた大陰唇。産毛のような恥毛。

天使のような可憐な少女は、パンティを穿かずにこの歩道橋を颯爽と渡り登校していった。
いたずらな風が吹けば、前はおろかお尻まで晒すことになるのに。
いや、あのミニスカートでは、階段を上るだけで後ろから来た者には丸見えかもしれない。
その上、知ってか知らずか下からは俺も覗いていたのに……

「わからん……何なんだ、あの少女は……?」

俺の中で何かが音を立てて崩れていく。
何か? ではない。
本当はわかっている。

可憐な少女のパンチラ。
俺はその彼女の行為に恋をしていたのかもしれない。
意図せずに見せる少女のスカートの中を。その奥にひっそりと貼り付く薄布を……

「ふっ、なんか興ざめだな。いったい俺は何をしてるんだか……」

ふらふらと立ち上がる。
信じられないことだが、俺の頭からは少女の影は消えていた。
もやもやとした記憶の断片さえも全て削除されていた。

「旦那。今からでも遅くありませんぜ。
真面目にサラリーマンやって平凡な人生を生きなすったらどうです?」

汚い身なりをした重蔵さんの言葉がずしりと重い。
その姿は、光輝く仏様のように感じた。

「……そうだな。重蔵さん、恩に着るよ」

俺は、歩道橋下の仏様に頭を下げた。
そして、昇り始めた朝の太陽を背に受けながら駅へと向かった。
もちろん、歩道橋を利用して……



「重蔵おじさん。これで良かったのね」

男がこの場所へ立ち寄らなくなって一週間。
歩道橋下のわしのねぐらを、ひとりの少女が訪れていた。

「ああ、上出来だ。アヤちゃんに一肌脱いでもらったお陰で、あの男も最悪の道だけは踏み外さずに済んだようだ。
ありがとうな、アヤちゃん」

「いやだなぁ、重蔵おじさん。そんな言い方みずくさいよ。
同級生に苛められて、この歩道橋から飛び込もうとした私を止めてくれた重蔵おじさんの頼みなんだよ。
どんなことだってアヤは引き受けるよ」

「ふーん。それだけかい?
アヤちゃんはあの男にも借りがあったんだろう?」

「うん、まあね……
2年くらい前だったかな。私が不良たちに絡まれているのを身を張って助けてくれたの。さっきの男の人が……
ボロボロにされながら、私に逃げろって。
でもあの頃の私って、とっても地味で暗めの女の子だったから、あの人、最後まで気付かなかったみたいだね」

少女は寂しそうに溜息を吐いた。

「確かにな。だが、そんな男がお前さんを襲った不良の立場に身を落とし掛けるとは……わらんもんだよ、人生ってのは」

わしも少女に合わせるように深く溜息を吐く。
その上を、今日も複数の足音が行き交い新たな人生を紡ぎ出していく。

「でも、さすがに下着を着けないってのは恥ずかしかったろ?」

「うふふふ。それがねぇ、別にそうでもないんだ。
下からあの人に覗かれていると思うと、変な気分になっちゃって……
やだぁ、アヤって露出狂なのかな?」

ミニスカートではない、ひざ丈のスカート姿の少女は顔を赤くした。
その言葉に嘘と真実が半々なのをわしは感じた。

「さあて、そろそろ一眠りするかな。
アヤちゃんも勉強をがんばりなよ」

軽い足音が天井で踊り、消えていく。
わしはそれを聞き終えると、オーバーのポケットから分厚い封筒を取り出した。

「怖いねぇ。人間の情欲ってやつは……」

表の充書に記されているのは『孤独を孤独とせず、逞しく生きる子供たちへ』
裏面には『歩道橋の下より愛を込めて』


人生イロイロ。人の心もイロイロ。
もしかしたら、あなたの近くにある歩道橋の下にも、不思議な仏様が住んでいるかもしれませんよ。


『 歩道橋の下で  完 』


警告 盗撮は犯罪です! 絶対に行わないでください!


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少女に導かれるままに……





















(3)
 


翌日、俺は30分早めて午前7時にいつもの歩道橋に着いていた。

「これ食べてよ。朝食まだなんだろう?」

「いやぁ、すまないねぇ」

俺はいつものように千円札を3枚と、いつもとは違いコンビニで買った菓子パンを重蔵さんに手渡した。
自分もパサついたパン生地を口に頬張りながら撮影の準備を始める。

朝飯くらい食べてくれば良かったかな?
昨日は珍しく妻との会話が弾んだ。
お互い仏頂面を通している夕食時に、なんでも『俺の顔に覇気がみなぎっている』とか、『引き締まって見える』とか。
訳のわからないことを呟きはじめて、気を良くした俺もついつい昔話に花を咲かせて……

いや、いかん。いかん。
今はあの少女に。もう一度あの女の子に……

昨日会えたのは、確か午前9時半頃。
だがあの子だって学生だ。普段の登校時間はもっと早いはず。
8時から8時半の間。おそらくこのあたりだろう。
まあ、用心してこの時間から張り込んでいれば、きっと目にするはず。この歩道橋を使う限り。

そして……思った通りだ。来た!

世の中に悩み事なんて存在しない。
そんな天使のような表情で俺の方へと歩道橋に近づいてくる。

「午前7時40分……か」

思っていたより早いな。やはり早めから準備をしていた甲斐があったというもの。

「さあお嬢さん。今朝はどんなパンティーを穿いて登校しているんだい?」

鉄の階段を上る軽やかな靴音。
だが俺の心臓のステップは軽くなんてない、死の舞いを踊るように高鳴っている。

そこだッ! カシャッ!

親指がボタンを押す。
小さくなる靴音をじっと待つこと1分あまり……

「おぉっ、白か……」

濃紺のスカート生地に浮き上がる、清楚な白いパンティー。
そのくせ、少し背伸びしたような小さめの生地がお尻の下肉を半分ほど露出させている。

「ふふ、いいじゃないか」

沸き起こる達成感に俺は後片付けを始めた。
彼女のパンティーを見たあとでは、どんな美女の下半身も色褪せてしまう。

「へえ~。旦那ぁ、今日は店じまいですかい?」

重蔵さんが愉快そうに声を掛けてくる。
俺はその声に曖昧に頷くと歩道橋を後にした。



週一だった歩道橋通いが今では連日の行事になっている。
もちろんあの少女に会うのが目的だったが、不思議なもので、あの日以来遅刻はなくなった。
お目当ての少女の朝が早いこともあるが、彼女のパンティーを拝んだ後はさっさと会社へと向かう。
それが習慣になりつつあった。

それにしても、全く飽きさせない子だな。
まるで俺の趣向を知っているかのように、日替わりでパンティーの色を変えてくれる。
ストライプの縞パンに始まり、白・水色・黄色。
昨日なんかは、両サイドが蝶結びされた紐パンで登場してくれたし。
今朝はどんなパンティーを穿いて現われてくれるのか、俺のスケベ心がそんな彼女を今か今かと待ち構えるようになっている。

よし、今だ。

今朝もまた、俺は機械的な作業のように目ぼしい女性を見付けては撮影を続けていた。
だが、成熟した女の香を放つOLのパンティーも、熟し始めたばかりの女子大生のパンティーも、今の俺にとっては心を揺り動かされる存在ではなかった。

ふっ、この女。清純そうな顔をして、透け透けのTバックを穿いていやがる。
こういう女に騙される男も悲惨なもんだな。

そう毒づきながら、次のターゲットを探して視線を走らせる。
あの子が登校するのを待ちながら。

そろそろじゃないか?
腕時計に目を落とした。
午前7時40分。そろそろだ。もうすぐ顔を見せるはず……?

来た! まるでスキップするような軽い足取りで近づいてくる。
俺は左目でスマホを確認しながら、右目の端に少女の姿を捉えていた。
どんどん大きくなる彼女。
と、その時、目線がぶつかった。可憐な瞳が笑い掛けたように感じた。

ドクッドクッ! 

俺はこの少女を知っている? いや、わからない。思い出せない。

霧が立ち込める頭を振った俺は、慌てて国道側に顔を向ける。
だが彼女はそんなこと気にする素振りも見せずに、軽快に階段を上り始めている。
そして撮影ポイントに近づき液晶画面を凝視する。

暗い天井に帯のように広がる光の空間。
そこを勢いよく右足が乗り越え、無防備なスカートの中が大写しにされる。
よじれるように拡げた太ももと、付け根に貼り付くピンクのパンティー。

よし、今日もいただきだ。

俺はボタンを押した。
1秒もない一瞬の光景をスマホに焼き付けながら、永遠の残る記憶をその目に記録していく。

そう、1秒を焼き付かせたはずだった。
でも、長い? 今日の1秒はやけに長く感じた。
それまての階段を上るペースとは違う、あきらかにゆっくりとしたペースで自分のスカートの中をさらけ出していた。

いったい、どういう気なんだ。
わざと? それとも単なる偶然?

遠ざかる靴音を聞きながら、俺はスマホに写る少女の下半身を眺めていた。
まるで下から覗く俺にサービスするような大股びらき。
付け根に喰い込み、恥ずかしい縦じわを残すピンク色のパンティー。

「あっ、行かないと……俺は会社へ行く準備を始めた」

警告 盗撮は犯罪です! 絶対に行わないでください!


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『歩道橋の下で』は、最短記録達成でごいます?





















皆様、ご機嫌いかがですか? 前回に引き続き呼び出されています。
『少女涙の羞恥生活』に出演させてもらった吉竹舞衣です。同じく水上千里です。
ただいま独房で謹慎中の早野有里共々『少女涙の羞恥生活2』の撮影に励んでおります。

(舞衣)
ねえ、千里お姉さん。有里がお仕置きされたのってやっぱり、あの事のせいなの?

(千里)
そうよ、あの事。だから舞衣も勝手に「お花見だぁ~♪」とか「お団子だぁ~♪」とか言って放浪しちゃうと有里みたいに牢屋に閉じ込められちゃうのよ。
あそこは恐ろしい所よ。夜になると天井から鎖に繋がれて鞭で叩かれるんだから。
おっぱいとか、お尻とか、女の子の部分とか……きゃっ、こわ~い。

(舞衣)
ぶるぶるぶるぶる……舞衣も怖いです。震えちゃいます。
今夜差し入れに、バナナを剥き剥きして有里にあげようと思ったけど、やめます。私ひとりで食べちゃいます。
ところで千里お姉さん。現在公開中『歩道橋の下で』はCMがなっとらん! とお怒りがきているんですけど、ご存知でしたか?

(千里)
あ、あのぉ~舞衣。有里のことは……? さすがは不思議系少女。ネタのすり替えが大胆ねぇ。
それじゃ、私も。
まさかそのCMって、私たちが出演した『公開日予告 ショートすと~りぃ♪♪』のことなの? 
ということは、お怒りの方って例の……?

(舞衣)
はい、そのまさかのとっきーさっきー様でございます。
「お前たちの色気のない盆踊りのせいで、大事な紹介コーナーが削られた!!」とかなんとか。雷ピカピカ状態でございます。

(千里)
はあ~、とっきーも最近、気難しいわね。更年期障害じゃないのぉ。
この前会ったら、両手をいっぱいに伸ばして新聞を読んでいたわよ。って、舞衣、なんで固まっているのよ?

(舞衣)
はい、あの方を怒らせると怖いからであります。
実は私、日頃からとっきーと呼び捨てにしている千里お姉さんの次回作『少女涙の羞恥生活2』での、セックスデビュー体位を知っているからでございます。
ホントはオーソドックス体位にオーソドックスお肉棒で交尾だったのに……ううっ、なんとも可哀そうでございます。うるるるる……

(千里)
えっ、まだ私、そんな脚本をもらってないわよ。
それなのに、どうして舞衣だけ知っているのよ。
いやよ。そんな可哀そうな涙うるうるセックスなんて絶対にいやだからね。
私は高級ホテルで高級ディナーをお腹いっぱい食べて、高級ワインをがぶ飲みして、ふかふかのベッドで某アイドル君に抱いてもらうの。
そうだ。今の内よ! とっきーにお願いしてくるわね。
舞衣、後は頼んだわよ。

(舞衣)
あ、あのですね千里お姉さん……う~ん、行っちゃいましたねぇ。脚本はここにあるんですけど……
仕方ないので、私ひとりで『歩道橋の下で』予告コーナーに移りたいと思います。えっへん!


  第3話  4月 27日  日曜日
  第4話  4月 30日  水曜日

時刻は、それぞれ午後8時を予定しています。
出演は、因みに私たちでありませんのであしからずです。

え~、紹介文によりますと……

冷え切った夫婦仲。身勝手で無能な上司。
そんな虚しい日常を送る俺の目にとまったのは、駅にほど近い平凡な歩道橋。
だが、それを見つめる男の目付きは異様なモノへと変わった。
その歩道橋には、男のうっ憤を晴らす何かが存在したのだ。
僅か4話の短編ですが、どうか御一読いただければ幸いです。


……ということは、この作品ってもう終わりってことですよね。
み、短い! 羞恥の風最短記録ですね。
それにこのお話って……ジロジロ斜め読み。
う~ん……いつもの棒がいつもの穴に差し込まれて……プシューが定番だったのに、とっても大胆です! ある意味とっても清々しいです!
舞衣もこんな作品に出演して、あっさり、とっきーワールドをさよならしたかったです。
いいですねぇ、アヤちゃんは……おっと口を滑らせるところでした。
口チャックでございます。

(千里)
あ~ん、あ~ん。千里の大切な穴が拡がっちゃうぅぅっっ。
どうしよう、もう脚本ができてるって……いやだよぉ、○○したくないよぉ~。

(舞衣)
予想どおりのオチでございます。
千里お姉さんの涙ぽろぽろ顔でお開きとしたいと思います。

(千里)
ちょっと舞衣、勝手に仕切らないでよね。
せっかく登場したんだから、あと一言くらいしゃべらせなさいよ。ほら、舞衣も一緒に。

(舞衣)(千里)
『盗撮は犯罪です! 絶対に行わないでください!』
またまた、な~んかこのネタ、こじつけのような?

いいじゃない。気にしな~い。気にしない♪
また出演させてね~♪♪

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ときめく美少女は……縞パン?





















(2)
 


やがて、更に半月が経過し……
週一だった歩道橋通いが、今では3日に一度。この1週間は2日に一度のペースになってきている。

「……ったく、あんな男に何が分かるっていうんだ。
『このままでは君の座席はなくなるよ』だと……ふっ、面白い!
やれるもんだったら、やってみろってんだ。はっ」

面白くない昨日の出来事に俺は毒づいた。
2時間くらいの遅刻がなんだというのだ。
入社以来、馬車馬のように働いてきた俺に対する報償だと思えば、これくらいの我儘はどうってことない。
なぁ、そうだろう?

橋の下の住人に変装した俺は、臆病風を吹き飛ばそうと自分に問い掛けてみる。
その横を俺の存在など無視するかのように、乾いた靴音が通過する。

「ちっ、1時間粘ってキャバ嬢もどきの朝帰りひとりじゃな」

液晶画面に映るけばけばしいヒョウ柄のTバックパンティー。
ルックスは結構イケてたと思ったんだが……これは俺好みじゃねえよな。

基本、俺は同じ女をターゲットにすることはない。
そのつまらんポリシーのためか、自然と目ぼしい女の数は減っていくことになる。

でも、あと1時間ほど粘ってみれば……
俺は腕時計に目をやった。
午前9時。今朝も遅刻が確定する。

「旦那、もういい加減にしたらどうかね。
こう毎日の通い詰めじゃあ、お前さん。会社をクビにされちまうぜ。
そりゃあ、わしは有り難くお金を頂戴しているから構わないがね。
なにもその若さで、わしのような身分に転落することはなかろうによ」

「うるさいなぁ。重蔵さん、ほっといてくれよ」

重蔵さんはやれやれと首を横に振る。
とうとう、親身になってくれるこの人にまで毒づいてしまった。


そして、更に30分が経ち……
さすがに弱気になってきて、撤収を考えていたその時だった。

歩道橋に向かうひとりの女子学生が、俺の目にとまった。
違う、とまったというより釘付けにされていた。

可愛い! ちょっとやそっとではお目に掛れない天然物の美少女だ?!
それに……? それになんだ?!
いや、今はそれどころじゃない。

肩先に拡がる黒髪が、朝陽を浴びて反射する水面のように輝いている。
まるで日本人形のように整った目鼻立ち。
だが、冷たさは微塵も感じない。
そして、目立ち始めた胸のふくらみ。
その紺色の上着の胸ポケットには、有名私立校の校章。
今どきの女の子らしいミニスカートから伸びる、スラリとしたモデルのような素足。
それでいて、女の香りを漂わせる腰回り。

いいのか? こんな美少女がいて。
俺は向かってくる少女を目で追いながら、初恋の相手のように胸をときめかした。

絶対にミスれない! なにがなんでもこの美少女のスカートの中を見てやる!
この美少女のパンティーを覗いてやる!

耳を鉄の天井に当てるようにして、タイミングを計る。
やがて、階段を上る柔らかいクッションのような靴音が響いてきて、今までにない高鳴る鼓動を聞いた。

「1・2・3・4……」

指を震わせながらボタンを押した。
そのまま、靴音が何事もなく立ち去るのを祈るような気持で待ち続けた。

音が次第に遠のいていく。
俺は食い入るようにスマホを見つめた。
ギラついた中年の目で舐めまわしていた。

「と、撮れてる! それも……し、縞パン……?!」

ドーム状に拡がったスカートの裏地。
そこから、にょきっと伸びた健康的な太もも。
その付け根を覆うブルーとホワイトのストライプ柄の予想よりも幼げなパンティー。

おまけに恥ずかしい縦じわまで、こんなに鮮明に……
この下には、あの女の子の割れ目が、おま○こが……

思わず俺は立ち上がり、低い天井に頭をぶつけそうになった。
腹の底にあるモノをぶちまけてガッツポーズまでしようとした。
でも今はそれくらい興奮している。
誰にも教えたくない秘密の宝物を隠し持っている。そんな子供じみた不思議な感覚だった。

「旦那ぁ、傑作写真でも撮れやしたかい? そんなに嬉しそうな旦那の顔、初めて拝みましたぜ」

「あ、ああ……そうかい。はははっ、それじゃ、出社するよ」

「行ってらっしゃいましぃ……」

重蔵さんに見送られながら歩道橋を後にする。
この後待ち受ける、気に入らない上司の叱責も全然気にならない。
『基本、俺は同じ女をターゲットにすることはない』
そんなつまらないポリシーもクソクラエだ。
今はそういう気分だった。

警告 盗撮は犯罪です! 絶対に行わないでください!


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恍惚の薔薇 第5話


  
  
                                        

第5話



        理恵は、准一と共に事務所に戻ると、手短に書類を整理して准一よりも
        一足先に事務所を出た。
        公園に着いた理恵は、バッグの中のボイスレコーダーのスイッチを入れ
        た。

        10分程待つと、准一が到着した。

        「すぐそこにホテルがあるわ。ラブホテルなんて久々でしょ?」
        「あ、あぁ、独身以来初めてだよ」

        バッグに忍ばせているボイスレコーダーは、既に作動している。
        理恵は、准一になるべく数多く問いかけた。

        二人はホテルの部屋に入ると、交互にシャワーを済ませ、ソファーに座
        った。

        「何か飲む?」
        「じゃあ、シャンパン……」

        理恵は、テーブルにグラスを2つ置いて、シャンパンを注いだ。

        「乾杯しましょ?」
        「えっ?」
        「二人の再会に乾杯よ、ふふふ……」

        二人は、グラスを掲げ乾杯した。

        「理恵、本当に綺麗になったね」
        「そんな事ないよ~」
        「とても魅力的だ!」
        「え~、加奈だって美人じゃん!」
        「今日は、加奈の話はやめよう……」

        時折准一の視線は、理恵の胸元に向いていた。 



        30分程会話を交わした後、理恵はソファーを離れベッドに横たわった。

        「准一、こっちに来て」

        准一はゆっくり立ち上がり、理恵に寄り添った。

        二人は熱いキスを交わし、理恵は自らガウンを脱ぎ捨てた。

        「今でも私、准一を愛してるわ!」
        「僕もだ!」

        准一は、理恵の豊満な乳房に顔を埋め、貪る様に愛撫をした。

        「あぁぁ……」

        准一は、片手では収まり切れない理恵の乳房を鷲づかみにして、乳首の
        先端にキスをした。

        「あぁ……、、准一、、」

        准一は、理恵の表情を確かめながら愛撫を続けた。

        「あぁ、、も、もっと、もっと愛して、あぁぁぁ~~、」
        「理恵~、、理恵~、、」

        准一の愛撫は、徐々に理恵の下半身に向かった。

        「准、准一~、は、恥ずかしい~、、」

        既に理恵の愛液は、子宮では収まり切れず、陰唇から滲み出ていた。
        そして准一の愛撫は、密林を掻き分け、理恵の陰核を捉えた。

        「あっ、あ~、そ、そこは………」

        准一は、理恵の陰核を弄ぶ様に舌で愛撫した。
        そして、愛液が溢れそうになっている左右の陰唇を指で押し広げた。

        「ぃ、いや……、だ、だめ……、」

        開口された陰部は、防波堤を撤去されたため一気に愛液が溢れ出た。

        「理、理恵~~、す、すご~い!、理恵~~」

        准一は、ボイスレコーダーの存在など知らず、溢れ出た理恵の愛液を音
        をたてながら舐め続けた。




※ この作品は、ましゅまろくらぶ 真理子様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、ましゅまろくらぶ 真理子様に属しております。
  無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。



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見上げればパンティー





















(1)
 


「おはようございます、重蔵さん。今日もよろしく」

「ん? ああ、おはよう。それにしても、今朝はやけに早いじゃねえか」

「ええ、まあ……」

薄汚れた男の問いに曖昧に頷くと、俺は財布の中から千円札を3枚取り出した。

「少ないですが何かの足しにでもしてください」

「いやぁ、いつもすまないねぇ。ありがたい、ありがたい」

男は指を滑らせ素早く枚数を数えると、それを頭の上に掲げて恭しく礼を述べる。
その横を足早な靴音が何組も通り過ぎていく。

ここは国道に掛る歩道橋の下。
目と鼻の先には山手線の主要駅があり、一流企業の本社ビル・国立大学・有名私立高校等々、時間帯によってはサラリーマンから学生まで途切れることのない人の波を拝めるポイントである。

俺は腕時計に目をやった。
時刻は午前7時30分。まだ、本格的な通勤ラッシュには間がある。
だが、ターゲットに相応しい獲物は続々と通過している。

「それじゃあ、すまないねぇ。重蔵さん」

そう言いながら俺は、中身がこぼれかかったマットレスに座った。
もちろん隣には、梅雨入り間近だというのに、色落ちしたジャンパーを羽織った男が一緒だ。

ぷーんとすえた匂いが鼻をつく。
だがそんな匂い、鈍感な鼻はすぐに忘れてくれる。
だいいち、俺も人のことは言えない。
この場所へ来る以上、それなりのファッションというものがあるのだから。


「おっ、ターゲット発見!」

俺は歩道橋に近づくひとりの女性に目をつけた。
急いで準備に取り掛かる。

デジカメを仕込ませた古新聞の束。
片手でひろげた1か月遅れの雑誌の内側には、電源の入ったスマートフォン。
それをつなぐ赤外線方式のリモコンシステム。

「がんばりな、兄さん。ただし、慎重にな」

重蔵さんは俺の方を向いてニヤリと笑うと、いつものようにほころびた毛布に包まった。
その瞬間からいびきを掻いている。

一見、ただの歩道橋。
そんな所へ通い始めて、もう3か月になる。
始めは半月に一回のペース。それが今では週一で通い詰めるようになっていた。

無能な上司。頭打ちの出世。子供のいない冷え切った夫婦仲。
そんなやるせない日常を忘れさせてくれる空間がここには広がっている。

「よし。準備OKだ」

俺は機材の最終チェックを済ませると、暗い鉄の天井に覗く細長い光の帯を見上げた。
そう。ここの階段は、設計上の不手際でもあったのか、一か所だけ下から十分覗けるほど隙間がひらいている所がある。
たまたま得意先回りをしている時に、それに気が付き閃いたってわけだ。

抑え込んでいた性的欲求が満たされるかもしれないと……
爆発しそうなストレスを発散できそうだと……

それにしても……うーん、朝一にしてはいい獲物だ。
黒髪を後ろで束ねて水色の制服に身を包んだ、どこかのOLだろう。
年齢は20代後半。ちょっと澄ました顔をしているがかなりの美人だ。
直線を辿るようにやや内側に踏み出すハイヒールに、ひざ丈のスカートがよじれている。
その下から覗く素足は、乳臭いガキの大根足とは違う。成熟した艶めかしさに包まれていた。
やがて、カツカツと階段を上るハイヒールの音が、鉄骨造りの屋根から降り注いでくる。

「1・2・3・4……」

獲物が12段目を上り切り、踊り場から次の段へと足を掛けたその時!

今だ!!

俺は心の中で叫んでいた。
指が液晶に浮かぶボタンを押した。

レンズが光る。連射する無音のシャッター音。
そして、獲物は何事もなかったように遠ざかっていく。
俺は、答え合わせをするようにスマートフォンを覗き込んだ。

ふふっ、サテン地の黒か。それも結構ケツの方まで喰い込んでいやがる。
仕事をするだけにしては、随分と色気ムンムンのセクシーパンティーじゃねえか。
ふふふっお嬢さん、今夜は彼氏に抱かれるつもりかぁ? 

「おっ、またまたターゲット発見!」

俺は撮影した画像をまぶた保存すると、すぐに消去した。
そして階段に響く足音を待ち構えた。

若いのに柔らかそうな腰つき、それでいて責任感の強そうなキリッとした眼差し。
今度の獲物の職業はたぶんナースだろう。
俺の勘はこれでも鋭いんだぜ。

「1・2・3・4……」

今だ!! ボタンを押す。
コンマ何秒の世界。それを新聞から顔を覗かせたレンズが確実に仕留めていく。

かわいそうに……なにも気付かずに遠ざかっていく獲物。

どれどれ……
やっぱり、清純そうなナースには白が似合っているね。
太ももに貼り付いた肌色のストッキングに浮き上がる白いパンティー。
ちょっと野暮ったいが、お尻にピッタリとフィットしているのにそそられるねえ。

そして滞在すること1時間。
これまでに10人ほど物色して俺は撤収を決めた。

「重蔵さん、邪魔したね」

「おうよ、ありがとうよ。ですが旦那……」

男がしゃべろうとする続きの言葉を俺は手で制した。
そのまま、近くの公衆トイレに向かう。

スーツに着替えて出社するためだ。
今の時間なら、軽い遅刻で上司のお小言も大したことはないだろう。

『旦那、悪い遊びは程々になさってはどうですかい?
ここ最近、ポリの目も厳しくなっているようですし、こんなことで堅気の身分を失っちゃあ人生大ナシですぜ』

分かってるって重蔵さん。あんたの言いたいことは……

警告 盗撮は犯罪です! 絶対に行わないでください!


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盆踊りはお盆踊り??





















皆様、ご機嫌いかがですか? というよりもご無沙汰しております。
『少女涙の羞恥生活』に出演させてもらった吉竹舞衣です。
同じく水上千里です。ただいま本日は欠席している早野有里共々『少女涙の羞恥生活2』の撮影に励んでおります。

(舞衣)
ねえ、千里お姉さん。私たちどうしてここに呼ばれたのかな?
舞衣、久々すぎて緊張して……もう帰らせてもらってかまいませんか?

(千里)
ちょっと、舞衣。いくらなんでも、それは早すぎるでしょ。
過去の舞衣の最短記録、423文字で挨拶終了ってのがあるけど、最近はこの紹介コーナーも大型化しているらしいわよ。
因みに前回の『シャッター・チャンス』で、1901文字。長文になったわねぇ。

(舞衣)
え~っと、なになに? あっ、千里お姉さん、これ?! どうして、関係ないのに有里が登場しているのよ!
そういえば……あの子ったら、撮影中だったのに『ちょっとおトイレ~』とか言って結局半日も行方をくらませておいて、『お花見だぁ~』とかなんとか……?!
いいなぁ~、舞衣もお盆を持って踊りたかったですぅ。
ところでもうひとり、関係ないのに、典子って人誰です?

(千里)
ちょっと舞衣。あなたドサクサに紛れて、お盆で踊りって何するのよ?
唯一許されるのは、盆踊りだけよ。お盆にみんなで輪になってする。
間違っても、アレはだめだからね。女の子だと上と下と2か所隠さないといけないでしょ。高度すぎるわよ。
って、何言わせるのよ。話がそれているじゃない。
それで……ああ、岡本典子のことよね。
この人なら私も知っているわよ。
なんでも羞恥の風一番の高齢アイドルで『見果てぬ夢』とかに出演してたとか。
それにしてもみんな、ちゃっかり顔を売っているわね。
私たちもアピールしておかないと忘れられるわよ。

(舞衣)
う~ん、お盆は丸いのと四角いのと、どっちがいいのかな? 迷っちゃいます。

(千里)
あ~ん。舞衣の不思議ちゃんが始まっちゃったぁ。
仕方ないわね。今回の予告コーナーは、千里が仕切らせていただきます。
え~っと、題名は『歩道橋の下で』です。


  第1話  4月 20日  日曜日
  第2話  4月 24日  木曜日

時刻は、それぞれ午後8時を予定しています。
出演は、因みに私たちでありませんのであしからず。

『歩道橋の下で』登場人物紹介によると、なんと! 羞恥の風初、「俺」となっています。
苗字が「お」で名前が「れ」でしょうか?
あ、面白くもなんともない。はあ、すいません。

え~っ、では、紹介文によると……

冷え切った夫婦仲。身勝手で無能な上司。
そんな虚しい日常を送る俺の目にとまったのは、駅にほど近い平凡な歩道橋。
だが、それを見つめる男の目付きは異様なモノへと変わった。
その歩道橋には、男のうっ憤を晴らす何かが存在したのだ。
僅か4話の短編ですが、どうか御一読いただければ幸いです。

とのことです。お愉しみに♪♪


(舞衣)
あ~ん。両手だけだと隠したままです。
あと2本、誰か腕を貸してくださ~い。

(千里)
げっ! あの子ったら、本当に脱いじゃってる。ちょっと舞衣、いくらなんでも公共の場でこれはマズイよ。
仕方ない、追加のお盆は私がやってあげる。
はい、リズムにのって、はい・はい・はい♪♪

(舞衣)
いや~ぁ、恥ずかしい~ぃ。見ないでぇ、私を見ないでぇ~♪

(千里)
だったらしなければいいのに。でもなんだか愉しそうね。私も参加しようかな?
では、リズムにのって、はい・はい・はい♪♪

(舞衣)
はあ~、いい汗かいちゃった。あれぇ、千里お姉さん何やっているの?
お盆2枚じゃ足りないでしょ。あっ! 恥ずかしい処、丸見えになってるじゃない。
もう、公共の場なのにいけないよ。

(舞衣)(千里)
ということで、皆様も公共のルールは絶対に守りましょうね。

因みに『盗撮は犯罪です! 絶対に行わないでください!』

はあ~、な~んか今日のネタ、こじつけのような?
いいじゃない。気にしな~い。気にしない♪

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世の中には、不思議が満ち溢れてる??





















(13)

 

律子さんの撮影が終了して、あたしはひとつの決意を固めた。
本当は、決意なんていう大げさなものではないかもしれない。
けれど、やっぱり女の子にとっては重大な決断なの。

そう、あたしも律子さんみたいにヌードを撮ってもらうことにした。
今までのように、大切な処を水着や絆創膏なんかで隠したりしない。
大きく足をひらいて、恥ずかしいスリットもその中の真っ赤なお肉も、ぜーんぶ全国に潜んでいる隠れ雪音ファンに見せてあげる。

その代り、いただくものはちゃんといただくわよ。
なんといっても正真正銘のバージンガールのオールヌードなんだから。
そうよ、無修正の裏モノなんだからね。
うふふふ……

あとは……お父さんをどうやって説得させるかよね。
いざとなったら、男のくせに踏ん切りがつかないのよね。
それと、ティッシュもたくさん用意しておかないと……
愛娘のあそこを見た途端、鼻血ブチュウ! じゃ、お仕事にならないでしょ。



「ふむふむ、また記録更新かな?
このペースだと今夜は200人……はあ~、羨ましい~」

あたしは、向かいの『そば屋 並木』から伸びる長い行列に大きく溜息を吐いた。

「それに比べて、うちは……はあ~」

まったく人の気配のない店内に、がっくりと肩を落とした。
『北原写真館』のお客様は、今日もひと桁。
だから、やりたくないのに学校の宿題がどんどんはかどっちゃう。

あたしだって、一度くらい大混雑のお店の中を駆けずりまわってみたいなぁ。
そうしたら、ちょっとくらいミニスカート履いてサービスしちゃうのに。

「ねえ、お父さん。面白いアイデアがあるんだけど、聞いてくれる?
明日からあたし……体操服でも着て店番しようかなぁって……?
半袖と短パン姿で……なんなら昔懐かしいブルマでも。
ふふふ……男の人って、案外そういうのに弱いでしょう? ……?! ねえ、聞いてるのっ!」

「…… ……きた!」

「きた? 聞いた? はいぃ?」

お父さんは店の奥でパソコンと睨めっこしていた。
う~ん、あの目では……無駄だったかも……?

「雪音、メールだ!」

「ふ~ん。誰から?」

「誰からって? そんなの久藤さんからに決まっているじゃないか!」

「それで……ああ、律子さんね。……でなんて書いてあるの?」

あたしはそば屋の行列から目を離すと、お父さんの元へと移動した。
一緒になってパソコンを覗き込んでみる。

「え~、なになに? 
『ピンクの傀儡子様、並びに優秀なカメラアシスタント雪音様へ。
このたびは2度にわたる私のわがままを訊いていただき大変ありがとうございました。
お陰さまで、今度こそ主人の心を取り戻すことに成功いたしました。
あの日から毎晩、夫婦らしい夜を迎えさせてもらっております。
お恥ずかしい話、ベッドの中であの写真を見ては……』
うーん、なんだな、おほん」

「もぉーっ! お父さんったらいいところなのに……咳ばらいなんかしてごまかさないでよね。
まったく、初心なんだから」

「初心! ってお前?! 年頃の娘が……」

「いいから、いいから。うふ♪ でもあたしのこと、優秀なカメラアシスタントだって……それで、その後はなんて?」

「ああ、えーっと……ちょっと飛ばして……
『……おふたりには、感謝をしてもしきれません。
つきましては、お写真を撮っていただいた代金とは別に、私たち夫婦のこころざしも合わせて振り込ませていただきました。
ささやかな金額ですが、遠慮なさらずにお受け取りくださいませ』だって」

「夫婦のこころざし? ささやかな金額?」

あたしとお父さんは、顔を見合わせた。

律子さんに請求した金額だって、あたしの独断と偏見で普段の撮影より『0』がひとつ多かったのに……?
おかげでお父さん、気を失いかけたのに……?

「お父さん! いくら振り込まれているの?!」

お父さんがネットバンクの口座をひらいた。

「えーっと、1、10、100、1000……ひ、ひぃ、ひゃくっ、ひゃくぅっ!
雪音ぇっ、撮影料と合わせて百十万!! 
う~、おやすみなさい……お父さん寝るね……」

「ち、ちょっとぉっ! お父さん、こんなところで気を失わないでよ。
あら? 追伸が……え~っと……
『こんな素晴らしい腕をお持ちのおふた方に、私の友人を紹介したいと思います。
彼女もまた私たち夫婦と同じ悩みを抱えていて名前は……』
……これって、新しいお仕事だよね?!
ふふふっ……ということは、帯封がもうひとつ……かも♪♪」

あたしは、机の上で気持ち良さそうに眠るお父さんを見つめた。
そして、自分自身を見つめた。

こんな人生って最低だと思っていたけど……
こんな生き方をしてたら神様に怒られるって、それは今でも思っているけど……

でも?……それでも?

今は、これでいいかも。
誰かを幸せにして、それにそれにお金もた~くさんもらえるんだから。
ふふふっ、雪音はお金が大好きなんだから。
お金をいっぱい貯めて、あたしの家族も幸せにするんだから。

それにしても……
あたしは、途切れることのないそば屋の行列を見ながらつぶやいた。

「世の中には、不思議が満ち溢れてる」って……


おしまい♪♪



※ 長らくのご愛読、誠にありがとうございました。
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レンズの先にあるもの























(12)
 


「それじゃあ、律子さん。最後の締めのポーズも、ささっと片付けちゃいましょうか?」

「はい、お願いしますわ。アシスタントさん」

あたしはお父さんに任せて♪ って感じでうなづいて、律子さんにも同じ顔でうなづいた。

「では、視線をカメラに向けたまましゃがんで、お尻を床にひっつけちゃってください。
そのまま、だらしなく両足をひらいて……そう、そのままですよ」

カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……!!

律子さんの身体すべてが惜しげもなく晒されている。
左右均等じゃない開き方をした股の付け根で、黒々と繁っているのに整えられた陰毛も……
30代後半には絶対に見えない、きれいで清楚な感じさえする縦長の恥肉の丘も……
中心のスジからひらいて顔を覗かせたサーモンピンクの小陰唇の扉も……
その上で、ちょっぴり頭を突き出している感じるお豆も……

愛する旦那様のため……
すべては大切な家族のキズナを守りきるため……

「律子さん、ものすごくいやらしいですよ。
女のあたしが見てても、卑猥でエッチでゾクゾクしちゃいます♪」

「そ、そう。ありがとう。ちょっと自信を持ってもいいのかしら?」

彼女と会って初めて目にする、小悪魔のような笑顔。
それなのに、カメラを見つめる瞳はしっとり濡れているようで艶めかしい。

これなら絶対に大丈夫。

あたしは軽く深呼吸すると、くちびるをひらいた。

「ええ、もちろん。ですから、トドメの悩殺ポーズもいっちゃいましょうか?
……ちょっと恥ずかしいですけど、両手の指であそこを中までひらいちゃってください♪」

指示を出し終えて、あたしは無意識に腰をくねらせた。
我慢できずに両足をひらいていた。

だって、見ているだけであそこが疼いて切ないの。
太ももをモジモジってよじり合わせたいの。
今すぐにでもベッドの上で激しくオナニーをしたいの。

だから、熱く火照った股間を冷ましたくて……ごまかしたくて……

ピンクのステージ上では、律子さんのしなやかな指によって小陰唇の扉がひらかれていく。
恥ずかしいお肉が、ヒダヒダの奥まで丸見えにされていく。

「ああ、あぁぁ……私……とうとう、こんなことまで……」

律子さんは何も見てはいない。
黒いレンズを見てはいるけど……
その背後にいるお父さんにもあたしにも顔は向けているけど……向いているだけ。

その先にあるのは……そう。律子さんの大切な人。
その人のためなら……
その人と幸せを築くためなら……
女は、信じられないくらいに強く強くなれるの!

腰をブルブルさせながら、あたしは思った。自然に感じた。

カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……!!

カメラなんて壊れたって構わない。
そんな勢いでお父さんはシャッターを押し続けている。

「ああ、あなたぁ、見てぇ……律子のはしたないおま○こを見てぇ」

熱に浮かされたようにとろりとした瞳で、律子さんが口走ったのは言ってはならない単語。
でも、そんなことどうだっていいじゃない。

律子さん、気持ちいいんでしょう?
カメラの前で感じているんでしょう?

小陰唇のヒダヒダを三角形になるくらい引っ張って、恥ずかしいお肉から透明なお汁が溢れてきて……
愛されているように太ももの筋肉をピクピクさせて、床の上で腰を揺らせてクネクネさせて……

「あ、ううぅん……律子さん。すごくエッチ……だよ。んんくぅっ」

あたしだってそうだよ。
内腿をつつーって、エッチなお汁が垂れてきてるもの。
きっと雪音のあそこ、びちょびちょだもん。
うん、気持ちいいよ。とってもエッチな気分。
あたし、こんなに感じちゃったの初めて! 
それも指を使わないで、ただ見てるだけでなんて……

「はい! OK!」

そんな淫靡な世界を断ち切るように、お父さんの声が響いた。
同時に、律子さんの身体から魂が抜け出したように上体が崩れ落ちる。

「だ、大丈夫ですか?!」

慌てて駆け寄ったあたしに、律子さんは力のない声で囁いた。

「申し訳ないけれど、シャワーを借りても構わないかしら?」

「もちろん♪ ……あ、そうだ! 
ふたりで流しっこしましょうよ。女どおしで……♪」

あたしはすぐに答えていた。
ものすごく年上なのに、ものすごく親近感が湧いて……

ああ、そうだった。
ピンクの傀儡子さん。絶対に覗いちゃだめだよ。
それと、後片付けお願いね♪♪



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雪音は露出狂?!























(11)
 


両手を突いたまま、律子さんが方向転換する。
あたしの耳にもはっきりと聞こえる苦しげな息遣いを残しながら、丸くて大きなお尻がカメラのレンズに晒されている。

「律子さんのヒップ……張りがあって、とってもきれい」

「あ、あぁぁ……そんな、恥ずかしい……」

律子さんの恥じらう声につられて、お尻が左右に揺れる。
弓なりに反った背中のラインも、くねくねと揺れた。

その下の、女の部分だけはなんとしても死守しようとして、ひざから太ももの裏側をピッタリ閉じている姿が同性のあたしにも痛いくらい伝わってくる。

「お父さん、シャッターを押してッ!」

カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……!!

いつまで経っても調子の上がらないお父さんに、あたしは苛立った声をあげた。
あげながら、その苛立ちを自分にもぶつけていた。
さっきから疼いてしかたがない、雪音の下半身にも……雪音の女の子の部分にも……

「次、太ももを拡げてみましょうか?」

優しく柔らかく言ったつもりなのに、声のトーンが1オクターブ上昇した。
その声に刺激されちゃったのか?
律子さんのふたつに割れたふくらみが、ビクビクッて怯えた。

「ご、ごめんなさい。変な声出しちゃって……
あ、ゆっくりでいいですから、気持ちを落ち着けながらそぉーっと……」

「……はい……はぁーっ、はぁーっ……んんくッ」

密着していたひざが左右に引き離されて、ステージの床に突き立てられていたツマ先も離れ離れになって……
律子さんのお尻の下に逆Vの字形の空間が生まれた。

大切な人にしか見せてはならない女性の部分。
初めて見る、他の女性のデリケートなゾーン。
それも、あたしより年上のおとなの性器。

あたしは呼吸するのを忘れて見入っていた。
脳裡に浮かべた自分のあそこと見比べながら、結婚して10年も経っているのに、全然きれいでピタリと閉じた大陰唇の扉にちょっと嫉妬して……
真っ白な太ももとそこだけ区別されるように赤くなった肌の色に、雪音も一緒って、ちょっとだけ勇気をもらって……

だからあたしは、隣で連続して響くシャッターの音にも気付いていなかった。
あたしの目にもお父さんにもカメラのレンズにも、晒してそのままじっと耐えて、死ぬほど辛い律子さんの気持ちを忘れかけていた。

「すまない雪音。こういうのは、タイミングが命なんだ」

「ううん、いいの。やっぱりプロなんだね、ピンクの傀儡子さんって……」

鼻息を荒くしても、それでも自制心を失わないお父さんになんだかホットした。

「あ、あの……もう、いいでしょうか?」

連射するシャッター音が途切れるのを待っていたかのように、律子さんの泣きそうな声が聞こえた。

「はい、OKです。よくがんばりましたね」

張りを取り戻したお父さんの声が応えた。



いよいよ、ラストの勝負写真ね。

でも、その前に……

あたしは頭の中を真っ白にする。
思いっきりバカになって、喉元から飛び出しそうな心臓を押さえこんで……

パチッ……ススッ……スルスルスルー……ススーッ……

ブラジャーを外した。
両指を腰に添えると一息にパンツも下した。

かぁーって身体の芯が熱くなって、目の前がクラクラして……
人前で生まれたままの姿になるのが、こんなに辛いんだって初めて自覚して……

それでもこんなのカメラアシスタントなら当たり前でしょって顔をして……
こっそり脇にひっつけた両腕が胸と下腹部に向かうのを阻止して……

あたしは写真集の女の子たちを意識した。

お父さんの視線が全裸の娘を秒速で視姦する。
そのままパンツが破れそうなくらいあそこを膨らませながらカメラを覗いた。

「雪音さん、あなたまでそんな……?!」

「いえ、気にしないでください。
実はあたし……露出狂なんです。
こうして裸になると、なんだか心まで解放されたみたいで……あ~ぁ」

あたしは、伸びをしながらアクビした。
ツマ先から指の先までピンと伸ばしたまま真っ赤な顔をリラックスさせて、露出狂なのになぜだか太もものをキュッて閉じちゃって……

そうしたら、あたしを見ていた律子さんが顔をほころばせた。
私も! って、あたしをマネするように全裸のまま伸びをしてアクビをした。

そして、お互い真っ赤な顔を見つめ合いながら笑った。
しばらくの間、笑い続けた。



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えっ! 終わっちゃうの? シャッター・チャンス


  


はぁ~い。みんなぁ元気? 『シャッター・チャンス』の雪音で~す。
あったかくなってきたけど、桜が散っちゃったよぉ~ あたしも悲しいよぉ~

(典子)
あらぁ雪音ちゃん。お目目を腫らしちゃってどうしたのかなぁ? 
彼氏にでも振られたのぉ? それとも期末テストで赤点を取っちゃった?
それともそれとも、うふふ、雪音ちゃんのお家『北原写真館』が倒産しちゃったとか?
ナマンダーブ♪ ナマンダーブ♪ どうか『見果てぬ夢』の続編ができますように♪♪

(有里)
おっほん! え~っ、ここは突撃リポーター『少女涙の羞恥生活』ヒロイン有里がお伝えします。
実は、ナントナントナント……うぐぐぐぐぅぅぅっ……苦し~い。死ぬぅぅぅっ!

(雪音)
もぉ、有里ったら大げさねぇ。ちょっとロープで輪っかを作って枝からぶら下げただけじゃない。
大丈夫♪ まだ1分間は生きられるよ♪
ってことで、とってもとっても悔しいから、あたしの方から重大発表しちゃいま~す。
な、ナント! 『シャッター・チャンス』は惜しまれつつも、第13話をもって終了しちゃいま~す。
とってもとっても哀しいけど、雪音はパワフルつよぉーい女の子だから平気でぇ~す。

(典子)
あ~ぁ、自分から公表しちゃった。もう少しオチョクリたかったのに残念ねぇ。
ところで雪音ちゃん。そろそろ1分経っちゃうけどどうする?
ナマンダーブ♪ ナマンダーブ♪ どうか『少女涙の羞恥生活 2』よ安らかに。続編公開は出演者抹殺で中止ということに……

(有里)
ちょっとぉっ、有里を勝手に消さないでよね。わたしの生命力はゴキブリ並みなの。えっへん♪

(雪音)
それって自慢するところではないような……??

(典子)
ま、まあ、とぉーっても残念だけど、雪音ちゃん。
何か『シャッター・チャンス』の撮影秘話とかないわけ?
ほら最近バラエティーなんかで、ひな壇の芸人さんが時間つぶしみたいにしゃべっているじゃない。
所々で、ピー音を出しながら。
なんなら私だって、おまピーこでしょ。おちピーピーんでしょ。それからそれから……むぐぐぐぅぅぅぅっっっ……死ぬぅぅぅっっ!!

(雪音)
いひひひひっ。さあ、何分持つかしら?
あ、そうだ『聖なる日の贈り物』のヒロイン佐緒梨ちゃんにでも砂時計を借りれば良かったかな。ルンルン♪♪

(有里)
う~ん。とっきーさっきーが作る女の子って、みんな悪魔君を同居させているんじゃ……
あっ、わたしの記録更新! 典子お姉さんやるわねぇ。うふふふ♪♪

(雪音)
それでは静かになったところで、『シャッター・チャンス』最後の公開予定日コーナーを始めますね。


 第11話  4月 11日  金曜日
 第12話  4月 14日  月曜日
 第13話  4月 17日  木曜日

時刻は、それぞれ午後8時を予定しています。
出演は、もちろんヒロインであるあたし、北原雪音が務めさせていただきます。

夫の心を取り戻そうと、自分の身体をすべてさらけ出す律子さん。
その淫らなポーズを要求し撮影するあたしとお父さんもまた、説明できない心の疼きを感じ始めていた。
そして、いよいよ……

涙涙の最終ストーリーをどうぞ皆様、ご期待くださいませ。


(典子)
う~ぅ……ううううぅぅ……三途の川が見えたぁ~ ナマンダーブ♪ ナマンダーブ♪

(有里)
さすがは、おばさんパワー。あっさりと蘇生したわね。
ところで雪音ちゃん。本当に撮影秘話とかないわけ?
ちょっと後半のネタ埋めに何か教えてよ。

(雪音)
う~ん、仕方ないわねぇ。
それじゃあ、ひとつだけ。実はこのお話って涙涙の悲~いストーリーを予定していたんだって。
とっきーさっきーが言うには。
それが完成してみると、ナントナント、コメディーエロエロストリーに変身しちゃったんだてぇ。
その証拠にほら。あたしの名字が北原でしょ。名前が雪音。
最初、名付けたときは、冷たい北国の寂しそうな雪のシーンを想像していたんだってぇ。笑えるよねぇ。

(有里)
絶対に想像できないけど……あのとっきーさっきーなら……

(典子)
うんうん、あり得るかも。結構いい加減だからあの人。

(雪音)
ま、まあ、あたしは悲劇のヒロインより喜劇のヒロインの方が気に入っているんだけどね。
それともうひとつ追加。あたしこっそりと覗いちゃったのよね。とっきーさっきーのパソコン。
そうしたらナント! 『シャッター・チャンス』の続編があ~るじゃないですか。それも10話くらい。
ということは……うふふふふ♪♪

(典子)(有里)
えっ、いいなぁ~。私たちのは?

(雪音)
さ、さあ~?? 雪音忘れちゃったぁ。うふ♪♪

(雪音)(典子)(有里)
皆様、永らくの『シャッター・チャンス』のご愛読、本当にありがとうございました。
またいつかお会いできる日がくることを作者さんにお祈りして。

さようなら~ ばいば~い♪♪


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恍惚の薔薇 第4話


  
    
                                  

第4話



        二人は安西建設の経理担当者から書類を受け取ると、すぐに車に戻った。
        理恵は、担当者に准一を紹介する事すら忘れていた。

        (加奈、このままあなただけを幸せにさせない……)

        理恵は、冷静さを取り戻していたが、准一を奪った加奈への憎しみは消
        えなかった。
        そして理恵は、近くの公園に車を止めた。

        「准一、さっきはごめん」
        「ううん、気にしてないよ」

        准一は首を横に振りながら答えた。

        「でも、一つだけ教えて。8年前、准一と加奈に何があったの?」
        「……」
        「お願い、教えて!」

        理恵の口調がやや強くなった。

        「8年前のある日、突然加奈から電話があったんだ。ちょっと相談した
        い事があるって……」

        准一は、俯いたまま語り始めた。

        「そして、スナックで待ち合わせをして、加奈の失恋話を聞かされた
        んだ」
        「それで?」
        「加奈は、だいぶ酔っている様子だったけど、僕にどんどん酒を勧めて
        きた……」
        「飲まされたの?」
        「うん」
        「そして?」
        「気が付いてみたら、加奈のマンションのベッドで寝てたんだ」
        「……」
        「それだけで加奈を愛してしまったの?」
        「違う!」
        「じゃあ、どうして?」
        「妊娠した」
        「えっ?」
        「その夜の加奈との……」
        「もう言わないで、わかったわ……」

        加奈は、その夜の准一との行為で妊娠し、准一は責任を感じて加奈と結
        婚したのだ。

        「子供は何人いるの?」

        理恵は、妙に冷静だった。

        「一人だけ」
        「加奈と結婚して、今は親子三人で幸せに暮らしてるのね」
        「……」

        理恵は、准一を奪い去り自分だけ幸せに暮らしている加奈が許せなかっ
        た。

        (加奈に復讐してやる……)

        「准一……」
        「何?」
        「もう、私の事は嫌い?」
        「……」
        「今日一日だけ、8年前に戻ってみない?」
        「どういう意味?」

        理恵は、准一のズボンのファスナーに右手を置いた。

        「私を抱いてみる?」

        理恵は、准一の右手を取り、自分の内腿に導いた。

        「仕事が終わったら、この公園で待ってるわ」

        理恵の准一への思いは、憎しみに変わりつつあった。




※ この作品は、ましゅまろくらぶ 真理子様から投稿していただきました。
  尚、著作権は、ましゅまろくらぶ 真理子様に属しております。
  無断で、この作品の転載・引用は一切お断りいたします。



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目次へ  第5話へ

スタッフだって脱ぎます!!























(10)
 


全裸になった律子さんは、大きめのバスタオルを肩に掛けた姿で休憩している。
あたしは、逸る気持ちを抑えながら彼女に話しかけていた。

「律子さん、あの……大丈夫ですか?」

「え、ええ……」

「もし、辛くなったらいつでも声を掛けてくださいね」

「ありがとう、雪音さん」

律子さんが力のない笑顔を作った。
同時に「準備できたよ~」って、お父さんも力のない声をあげる。

「それじゃあ、始めましょうか?」

あたしの言葉に小さく頷くと、律子さんはバスタオルを外した。
中からは、同性でもうっとりさせられちゃう、スタイル抜群のボディーが姿を現している。

雪音。あなたはいつから、そんなイヤな女の子になっちゃったの?
いつから、そんな心にもないことを話せるようになったの?
そんなにエッチな撮影が楽しいの?
誰かが話しかけてきた。

「雪音、どうした?」

「ううん、なんでもない。
では律子さん、まずは正面を向いて気を付けの姿勢で……♪」

あたしは、強張った表情の律子さんに笑い掛けるとポーズを促した。

カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……

そうよ、ここからが勝負写真よっ!



「背中を向けたまま、お尻の肉をキュッと持ち上げるような感覚で、そのままこっちを振り返って……」

カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……

あたしは、次々と律子さんに指示を出していった。
その隣では、完全にロボットになっちゃったお父さんが、ひたすらシャッターを押し続けている。

「いいですよ。律子さん、とってもきれい♪
それじゃあ、次は四つん這いになってください」

「よ、四つん這い?」

解れかかった律子さんの顔に困惑の色が浮かぶ。
それと同時に、羞恥心が蘇ったのか? ピンクに染めた頬を誰が見ても分かるくらいに真っ赤に染め直している。

う~ん。一気にハードルを上げすぎたかしら?
でも律子さんにはもっと淫らなポーズをしてもらわないと、あの子たちに勝てるわけなんなかない。
絶対に……!

「お父さん、お願いがあるの」

「なんだい、雪音?」

「あたしたちも脱ぎましょ。そうよ、服を脱いで裸になるのよ!」

「うぅ~うそだろ?! 雪音。いくらなんでも、そんなことまでしなくたって……」

「ダメ! そこまでしないといけないのよ。
あたしたちも恥ずかしい思いをしないと、律子さんだって前に進めないのよ。
さあ、早く……!」

あたしはそう言うと、無地のTシャツを頭から抜き取った。
続けてジーンズのホックを緩めると、お風呂に入るみたいに何も考えずに脱いだ。

隣ではお父さんが……ピンク色のスタジオで律子さんが……
それぞれ、唖然とした顔であたしを見つめている。

「なにしているのよ! お父さん。さっさと脱ぎなさいよ。
それとも、娘のあたしにだけ恥をかかせる気?」

「ああ……いや……その……」

お父さんは、ブラとパンツだけになったあたしに短く視線を送ると、「はぁ~」って呻きながら頭をうなだれた。
そのまま着ている物を脱いでいく。

「律子さん、ちょっと待っててくださいね。
このスタジオ、地下にあるから蒸し暑くって……
空調の調子でも悪いのかな……あっ! お父さん。その……パンツは脱がなくていいから……」

あたしは、男性になっちゃったお父さんをチラリと見てから目を逸らした。
そして3分後、下着姿の親子に見守られながら撮影が再開された。

「次は正面を向いてください。
そう、そのままで顔をレンズに向けて……モノ欲しそうな目をして……はい」

カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……

四つん這いになった律子さんが、潤んだ瞳であたしたちを見上げた。
まるで愛嬌を振りまく子犬のように両手両足を床にひっつけたまま、あたしがOKを出すまで人間じゃないポーズを続けている。

でもそれがどんなに辛いことかって、同性のあたしにもわかっているつもり。

ほっそりとした肩を支える両腕が、痙攣するように震えているのを目にすれば……
両腕の間で、垂れ下がる真っ白な乳房まで哀しそうに震えているのを目にすれば……
生身ではない女の子たちから夫を取り戻すため、恥ずかしい試練に耐える律子さんの震える心を目にすれば……

あたしは……雪音は……

「OKです。それでは、今度はヒップをこちらに……律子さん、がんばって♪♪」

喉の底から可愛い声を絞り出していた。
心を鬼に変えながら、天使の声で励ました。

でもなにか違う。なんだろう?
この部屋が蒸し暑いなんてデタラメだったのに、身体中が火照っている。
ブラとパンツだけなのに、それでも暑いの。切ないの。

たまにやって来るムラムラとした気分。
ひとりベッドの中で、いけないのに自分を慰めちゃう、そんな気分。

「雪音、顔が真っ赤だけど、大丈夫?」

カメラを覗きながら、お父さんの片眼があたしを見ている。
あたしはなにかを吹っ切りたくて首を大袈裟に振った。

そして「大丈夫よ」って……
その後、胸の中でこっそりつぶやいていた。

『あたしがピンクの傀儡子を名乗ろうか?』って……



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雪音に流れる血























(9)
 


「律子さん、ちょっとご提案が……」

あたしは渋るお父さんを引き連れてテーブルに着くと、覚悟を決めて自分のプランを説明した。

「どうでしょう? これならあの子たちに勝てると思うのですが……」

あたしは、テーブルの上に並ぶ卑猥な女の子たちを指差した。
そして、たたみ掛けるように言った。

「ご安心ください。律子さんの撮影データは前回同様、全てあなた様にお渡し致します。
撮影はもちろん、プロの中のプロカメラマンである、こちらピンクの傀儡子が。
撮影アシスタントは、若くてピチピチそれなのに経験も豊富。北原雪音、あたし……じゃなかった私が行います。
ということで、律子さん。今から勝負写真! の撮影といきませんか?♪」

あたしのハチャメチャな説得に律子さんが顔をあげた。
まぶたが決壊しそうなくらい涙を溜めたまま、コクリとうなづいてくれた。

「え、ええ……お嬢さんにお任せするわ。
これで、あの子たちから主人を取り返せるなら、私はどんな恥ずかしいことだってするつもり。
だから雪音さん。ピンクの傀儡子様。私の方からお願いします。
どうか律子の身体を全て撮ってください。性器もなにもかも、私のすべてを……」

「任せといてください!
さぁお父さん、撮影の準備をして! 超特急でね♪」

あたしとお父さんは、大急ぎで撮影機材の準備を進めた。
いつもなら10分以上かかるところを、カップめんと一緒、たった3分で片付けた。
だって、せっかく決意を固めてくれた律子さんが心変わりしちゃったらどうしようもないもの。

最後に、お父さんの指示に従って照明を調節する。
前回のオレンジ色から、今度はう~んとエッチな雰囲気になるようにピンク色に切り替えた。

「律子さん、準備が整いましたぁ~。
それではカメラの前に立ってください」

ピンク一色の可愛らしくてちょっといやらしい世界に浮き上がる、美しい女性の立ち姿。
その世界観に威圧されたのか? 
お父さんが、あたしの脇を突いた。

「雪音、どうしよう? やっぱり僕には無理だよ。
ううぅっ、お腹が……?! ちょっとトイレに……」

「逃げちゃダメよっ、お父さん。
ほら、被写体があんなに悲愴な決断をしてくれたんだから、下痢ドメでも飲んで我慢しなさい。
なんなら、オムツでも穿かせてあげようか? 娘のあたしが……ふふふふっ」

お父さんが真顔でカメラを覗いた。
でも指示は出してくれない。
というより、おでこに脂汗を浮かべたままカチカチに固まっている。

仕方ないわね。だったらあたしが律子さんポーズをつけてあげる。

「では律子さん。恥ずかしいでしょうけど頑張りましょうね♪
それじゃあ、そのままでスカートを持ち上げてください。
その……ショーツが覗けるくらいに……」

「は、はい……」

あたしの指示に従って、律子さんがスカートを捲りあげていく。
この前より丈がちょっと短くて、ひざ小僧が見えちゃってる水色のスカート。
それを指先で摘むようにして、ウエスト付近まで持ち上げた。

「律子さん、OKです。少しの間、そのままで……」

カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……

ピンクの照明に浮き上がる、豪華なレースがあしらわれた純白のショーツ。
もしかしたら律子さん。
ここへ来る前から、自分がこうなることを覚悟していたんじゃ……?

「次はブラウスを脱いで……そのぉ……ショーツも脱いじゃってください」

あたしが差し出した脱衣かごに、折りたたまれたブラウスが入れられた。
律子さんの豊かな胸を覆う上下お揃いの純白のブラジャーと周囲に漂う微かな香水の匂いに、あたしの勘は確信へと変わった。

これだったら少々大胆に攻めても大丈夫かも?

「あの……下も……ですよね?」

律子さんの問い掛けに、あたしは大きくうなづいてみせた。
そして、真横から視線を逸らさずに彼女を見続けた。

スルスル……ススゥーッ……

同性の目に晒されながら、律子さんはスカートの中に指を入れると真っ白なショーツを下した。
下すと、この前と同じ動作でブラウスの下に隠した。

「では律子さん。そのままスカートを持ち上げてください。
大切な処がよく見えるように……」

「……ぅぅっ……はい」

あたしは、当り前のように指示を出していた。
この前なんか、ボー然としてお人形みたいになっちゃってお父さんに笑われて……
それなのに、今は全然平気?
それどころか、胸が高鳴っちゃって普段の雪音じゃないみたい。

「……ああぁ、は、恥ずかしい」

律子さんが真っ赤な顔をカメラから背けた。
でも、あたしの言い付けどおりにスカートを限界まで持ち上げている。

身体の芯がグラグラ揺れて、裾をギュッと掴んだ指がブルブルしている。
ボリュームのある太ももが隙間のないくらい閉じ合わされて、それから取り残されたように黒々とした陰毛が大きな逆三角形を描いている。

「お父さん! 早く撮ってっ!」

「ああ、はい」

カシャッ、カシャ、カシャ、カシャッ……

「次は律子さん、レンズに向かって笑顔でお願いしま~す♪」

乾いた、それでいてハイな声がコンクリートの空間に吸い込まれていく。
あたしは自分自身に話しかけていた。

雪音の中に流れる血って……なに?!
ううん、雪音って……なんなの?!



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帰ってきた律子さん























(8)
 


「雪音ぇッ! 大変だぁッ! どうしよう……?!」

「どうしたのよ? そんな声を出されたら営業妨害でしょ!」

まるで断末魔のような悲鳴をあげながら、お父さんが飛び込んできた。
ここは『北原写真館 撮影スタジオ兼、自称 北原雪音・宿題丸写しの部屋』
今日もあたしは、スタジオの端にある事務机で店番をしながら学校の宿題に精を出していた?

「はあ、はぁ、はあぁ。今、久藤さんからメールが届いて……」

「わかったから。それよりも脇に抱えているノートパソコンを降ろしたら?」

「あ、ああ」

持久走でもしてきたように息を乱したお父さんが、あたしのノートの上にパソコンを置いた。

「取り敢えず、これを見てくれないか?」

「え~っと、なになに……?
『ピンクの傀儡子さまへ。先日は、私の身勝手な要望にもかからわず、素晴らしい撮影をしてくださり感謝しております。
……ですが、大変申し訳ないのですが、いささか困った問題が起きまして、改めて貴方様のお力を拝借できないかと考えております。つきましては、今夕にでも……』」

「雪音、どう思う?」

「う~ん。微妙なところね。
ただ、少なくても、前の撮影でハッピーエンドってことはなさそうだし……
もしかしたら律子さんの写真が逆効果で、それを目にした旦那様が激怒しちゃったのかな?
お父さんったら調子にのって、初心者さんにけっこうきわどいポーズまで要求しちゃったから」

「……だとしたら?」

あごの先端から冷や汗を垂らせながら、お父さんがつぶやいた。

「その旦那様が怖ぁーい人たちにお金を渡して、お父さん、ボコボコにされちゃうかも?
ううん、もしかしたら殺されちゃうかもね。うふふっ」

「ひぃぃぃぃッッッ!! イヤだ! まだ死にたくない!」

冗談のつもりだったのに、お父さんが金切り声をあげた。
そして、追い打ちをかけるように律子さんのか細い声が聞こえた。

「ひぃぃぃぃッッッ!! うっぅぅっ……僕……お先に逝きます……」



あたしとお父さん。それに律子さんは、この前みたいに地下スタジオに入ると、またまたこの前と同じように円形テーブルを囲むように座った。

「ごめんなさい。変なメールを送って戸惑わせてしまって……」

「いえ、こんなことは慣れっこですから。
それよりも、父……じゃなかった。
『ピンクの傀儡子に、お力を拝借』とありましたが、どういった内容でしょう?」

律子さんは、青白い顔のままスマホをいじるお父さんにチラリと視線を送った。

「ちょっと失礼。トイレに……」

お父さんは律子さんに視線を合わせることなく立ち上がると、1階へと続く階段へと向かった。

「あの、もしかして傀儡子様、お身体の調子が優れないのでは……?」

「ま、まあ……でも気にしなくても大丈夫ですよ。
ちょっと昨日のカレーがあたっただけですから。食当たりですよ……おほほほほほ……
おほんっ! ということで、お話は助手である北原雪音が承ります。
なんなりと、お申し付けください」

あたしは、クッションの効いていない胸をドンと叩いた。

「え、ええ……実は、あの日の夜。
思い切って私は、傀儡子様に撮っていただいた写真を主人に見せたんです。
そうしたら、思った以上にあの人は興味を持ったみたいで……あ、あの……ベッドで久しぶりに……その……」

律子さんは、女○高生を前にして顔を真っ赤にしたままうつむいてしまった。
あたしは、ごくんと溜まった唾を飲み込むと、乾いたくちびるをペロリと舐めた。

「旦那様と愛し合えた?」

うつむいたままの律子さんが、小さく頷いて小さな声で言葉を続けた。

「ですが……その日、1回だけだったんです。翌日にはもう……」

「パソコンを相手にしていたと……?」

律子さんは、肯定するように低く嗚咽を漏らすと、封筒から数枚の写真を取り出しテーブルの上に並べた。

「あ、あの……若いお嬢さんにこんなモノを見せるのはどうかと思いますが、新たに主人のパソコンに入っていたデータをプリントしてきました」

「え~っと、ちょっと拝見……って?! け、結構……か、過激なんですね?」

あたしくらい。ううん、もっと年下の女の子が、お尻を床にひっつけたまま両足を拡げている。
柔軟体操? ……違う違う!
水着も下着も身に着けずに……まあ、大切な処だけはモザイク処理されているけど……

これって、あれでしょ?
18歳未満禁止っていう大人の人限定の写真集で……ってことは、あたしも見てはダメなのかな?

でもでも、大胆!
この子なんか、大股びらきしたうえに、おっぱいまで揉んでるし……
あっ! この子なんか両手で大切な処をひらいちゃってる! もちろんモザイク掛っているけど……

う~ん。なかなかやるわね。

「あ、あの……久藤様……それで……失礼しました。そ、そ、その問題とは……?」

その時、ほんの少しだけ顔色を取り戻したお父さんが帰ってきた。
相変わらず、気が動転しているのか? 日本語はメチャクチャだけどね。

「ちょっと、こっちこっち!」

そんなお父さんを、あたしは部屋の端へを引っ張った。

「お父さんって、血圧低めだったよね♪♪」



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お花見しましょ?!


  


はぁ~い。みんなぁ元気? 『シャッター・チャンス』の雪音で~す。
お花見では桜よりお弁当派でぇ~す。誰か雪音の分まで作ってぇ~♪♪

(有里)
あなたって、ホント厚かましいわね。
それに何がお花見よっ! 
わたしなんか『少女涙の羞恥生活2』の撮影が忙しくてお休みは爆睡モードなの。
桜の木の下で、卵焼きあ~ん、なんて出来ないんだから。
くぅぅぅッッ、考えたら想像したら、有里だってあ~んしたいよぉ。

(雪音)
あのぉ~有里さん。今回はあなた様を召喚していないのですけど。
どうしてこちらに? あっ、マイクも準備しておりませんです。はい。

(有里)
あらぁ、羞恥の風きっての大女優が訪問してあげたのに段取り悪いわねぇ。
まあ、『シャッター・チャンス』はまだまだ新参者だから許してあげる。
それよりも、今日は典子お姉さんの代わりに来てあげたのよ。
あの人、お花見は何かと忙しいらしいわよ。うふふふふっ。

(雪音)
う~ん。意味深というよりいやらしいんですけど、有里さんの笑い方。
それよりも『見果てぬ夢』に出演していた典子お姉さんとお花見の関係とは一体?

(有里)
うふふふっ知りたい? でもぉ、その前に有里ぃお腹空いちゃったなぁ~♪
せっかくのお花見日和なんだし、そうねぇ5○1の豚まんとか食べたいなぁ~♪
あとは食後のデザートに姫路名物の御○候とか……うふ、お願い雪音ちゃん♪♪

(雪音)
あ、あのぉ~有里さん。なんだか思いっきりローカル色が出てるんですけど……
これって一応、全国放送なので……

(有里)
あらぁ、そうなのぉ? でもね、これからはローカルの時代よぉ。地方バンザイなのよぉ。
そんなことより、早く買ってきてぇ~。でないと、典子お姉さんとお花見の関係は教えてあげない。

(雪音)
う~そうでした。でもなんか違うような? 
あたしって、なんか大切な事を忘れているような……ま、いいか。

(有里)
あらぁ、まさかまさかだけど行っちゃった。
雪音ちゃんって、ホントおバカさんねぇ。大事な台本まで置き忘れちゃってる。
え~、なになに……うふふふっ、仕方ないわねぇ、代わりにわたしがこのコーナーを片付けてあげる。

ということで、ここからは『シャッター・チャンス』公開日予告コーナーにいくわよぉ。

 第 8話  4月 2日  水曜日
 第 9話  4月 5日  土曜日
 第10話  4月 8日  火曜日

時刻は、それぞれ午後8時を予定しています。だってぇ。
出演は、エロエロ現役ジュニアモデル。ただし三流女優の北原雪音が務めさせていただきます。だってぇ。

つぶれそうでゴキブリ並みにしぶとい北原写真館に舞い込んだバカバカしい依頼。
はたしてエロ水着タレント雪音と、チョーダメダメお父様武雄は、この不幸をドブに捨てることができるのか?!
とっきーさっきー提供。ドタバタ三流コメディーを、どうぞお見逃しくださいませ。チャンチャン♪

(雪音)
有里さ~ん。はあはあ、お望みの品を買ってきましたよぉ~。
だからだからぁ、典子お姉さんとお花見の関係を教えてくださ~い。

(有里)
あらぁ、意外と早かったわねぇ。新快速にでも乗ってきたのかしら?
だったら姫路名物駅そばも注文すれば良かったかな。

(雪音)
ですからぁ、ローカルネタは禁止ですって言ってるじゃないですか。
それよりも早く早くぅっ。

(有里)
はい、こちら。
博幸とのお花見 その1   博幸とのお花見 その2   博幸とのお花見 その3
どぉ、雪音ちゃん。なかなかでしょ?

(雪音)
はいぃ。なかなかなかですぅ。過激げきげきですぅ。
こんな、うっふん♪♪なお花見があったなんて、人生まだまだ勉強ですぅ。

(有里)
でしょう。ということで、お腹もふくれたしそろそろサラバじゃ~

(雪音)
ばいば~い、有里さん。またね~
それじゃあ、あたしもこのへんで……って、あれぇ??
あたしって何か大切なことを忘れているような……??
まっ、いいか。
……桜も満開だねぇ♪♪


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